カテゴリー「Mediathek」の記事

2015年1月 6日 (火)

ドイツ語電子書籍を借りる(無料): onleihe 電子図書館

海外では電子書籍の貸出があって、OverDriveというのが有名? 日本にも来る、なんて記事(「電子図書館プラットフォームOverDriveが日本へ」)もあるが、どうなるんだろう。

貸出というのは、各図書館が所有する電子書籍を貸し出すもののようで、利用する図書館のIDが必要。自国以外にもIDを発行してくれる図書館もあるようだが、手続きは面倒そう。epubだけでなく、kindle本も借りられるようだが。

ドイツにはonleiheというのがあって、インターネットで図書館の電子書籍が借りられる。どうせドイツ国内でしか使えないんだろうと思って、注意をしていなかったのだが、日本でもonleiheのサービスを行なっているところがあった。

東京Goethe-Institut ドイツ文化センター
「ゲーテ・インスティトゥート東アジア・オンラインライブラリー」
http://www.goethe.de/ins/jp/ja/tok/bib/onl.html
ここから申し込みができる。

オンラインライブラリーはこっち
http://www2.onleihe.de/goethe-institut/frontend/welcome,6a61-0-0-100-0-0-1-0-0-0-0.html

電子書籍だけでなく、オーディオやビデオも貸し出されているので、多読をしている人にはかなりありがたいはず。

もちろんDRMがかかっているので、専用のアプリ・プログラムを使う必要がある。PCやタブレット、電子書籍専用端末で利用できる。ただし電子書籍はAdobe DRM付きのepubなので、Kindleでは利用できない(タブレットなら可能かもしれない)。Koboの端末はAdobe DRMをサポートしているので、もちろん利用可能。

借りられるのは10タイトルまで。
貸出期間は、本は2週間、雑誌・新聞は1日とか2時間とかに決まっている。期間を過ぎると、読めなくなる仕組み。期間が過ぎて読めなくなったら、本を削除するだけ。


本を借りてKoboで読めるところまで、手順を。

◎登録手続き
1.上の「ゲーテ・インスティトゥート東アジア・オンラインライブラリー」の「オンライン登録手続き」のリンクから申し込みをする(ドイツ語になっていたら日本の旗をクリックして日本語に)
申し込みフォーム:http://www.goethe.de/ins/jp/ja/tok/bib/onl/onf.html

2.メールで「登録コード」(9桁の数字)と、以降の手順が説明されたpdfが送られてくる
「登録コード」は、次の「mein Goethe.de/マイ・ゲーテ」の登録に必要
後は添付のpdfを見ながら作業すればいい

3.「mein Goethe.de/マイ・ゲーテ」の登録
この「マイゲーテ」のページの、右側の「登録」へ
https://login.goethe.de/cas/login?service=https%3A%2F%2Fmy.goethe.de%2Fkdf%2Fj_spring_cas_security_check&ort=tokdeJP&locale=jp
(ドイツ語になっていたら、ページ右上のドロップダウンリストから日本語に変更を)
メールアドレスやパスワード等入力

4.確認メールがくる
メールに記されたURLをクリックすると、ログイン可能になる
登録したメールアドレスとパスワードでログイン

5.ログインしたら、「マイオンラインライブラリー」をクリックして、最初のメールにあった「登録コード」(9桁の数字)を入力

これで本を借りられる状態になった。


◎借りた本をPCで読むまでの手順
解説のpdf参照:
http://cms.onleihe.de/opencms/opencms/divibib-customer/common/ja/Nutzung_eines_E-Book-Readers.pdf

1.Adobe Digital Editionsのインストール
PCではこれを使って本が読める。また、Kobo等の電子書籍端末に本を転送するときにも必要。
ダウンロード:
4.0.2: http://www.adobe.com/jp/solutions/ebook/digital-editions/download.html
3.0/2.0.1: http://www.adobe.com/support/digitaleditions/downloads.html

Adobeのページの「インストール手順」参照(古いがこっちのほうがわかりやすいかも)
http://helpx.adobe.com/jp/digital-editions/kb/8409.html

2.インストール後、手順の説明にしたがって、
・Adobe IDを取得
・「コンピュータを承認」
の二つを行なうこと

これでPCでは借りた本が読める状態になった。

◎本を借りる(これは説明しなくてもわかりそう)
・オンラインライブラリーで好きな本を探す
・「図書館貸出カゴに入れる」をクリック
・「図書館貸出カゴ」のページから、「今貸し出し」をクリック
 これでダウンロードできるようになる
・ダウンロードされるのは「URLLink.acsm」というファイルで、これをAdobe Digital Editionsに読み込ませる(関連付けされていればAdobe Digital Editionsが起動する。あるいはドラッグ・ドロップで)。それで本そのものがAdobe Digital Editions内にダウンロードされる。

PCは以上で説明終了。

◎借りた本をKobo端末で読むまでの手順
本をただKoboにコピーしても読めない。Adobe Digital Editions経由でKoboに転送すること。

1.Kobo端末にAdobe IDの権限を与える
・PCにKoboをつないで、Adobe Digital Editionsを起動する
・「デバイスを承認」するかどうか聞かれるので、承認をクリック
Adobeのサーバーにつながって、Kobo端末が承認される

2.本を端末に転送
Adobe Digital Editionsの左側に「KOBOEreader」というようなアイコンができているので、そこに借りた本をドラッグ・ドロップ。

これでKoboでも読めるようになった。
Kindleでは利用できないから、Kobo持っていてよかった。

さっと見たところ、日本では入手できない(日本のアマゾン、楽天Koboで扱っていない)出版社の本もあるので、ちょっとよさそう。買わずに済む本も増えそうだし。
オーディオ、ビデオについてはそのうち借りてみるつもり。

iOSについては、「Onleihe アプリ利用ガイド – ステップ・バイ・ステップ」というpdfの説明が用意されているので、そちらを参照。

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2014年1月29日 (水)

ドイツ語多読本:TVシリーズ Schloss Einstein の小説版

寄宿学校Schloss Einsteinを舞台にしたTVシリーズのノベライズ。

TVシリーズは1998年開始で、もうすぐ800回になるらしい。
Webでも見られるので、本でわからなかったところを動画で補う、逆に動画でわからなかったところを本で補う、というふうに利用したらいい。学園物が好きならおすすめ。

その第1巻のKindle版。

Schloss Einstein - Band 1: Die Rivalin

22000語

TVの第1話から第7話くらいまでの話。
この巻では、新しく寄宿学校Schloss Einsteinに入学するNadineと、地元の学校から転校することになったOliverがメインのようだ。
Nadineのほうは寄宿生なので、親元を離れてはじめての寮暮らしなのだが、同室で同クラスの、高慢なKatharinaの態度にカチン。それで学級委員長選挙でバトル・・・。
Oliverは地元の人間なので、転校で元の学校の友達と険悪な雰囲気になったり、そこから元の学校の友達と新しいクラスの男子たちのケンカ騒ぎになってしまったり・・・。
そんな新学期の生徒たちの生態をいきいきと描く物語。

TVを見るには、KiKa+のページとか
http://www.kikaplus.net/clients/kika/kikaplus/index.php?ag=4

あとはYouTubeで。
http://www.youtube.com/watch?v=2yUtbDsCdYA

800話近くあるので、気に入れば、たっぷり楽しめる。

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2013年4月 8日 (月)

Mediathek:ドイツ語のテレビ・ラジオのアーカイブ

ドイツのテレビ・ラジオ放送局のアーカイブ。たいていMediathekという名前がつけられている。そのリンク。
ニュースだけでなく、テレビドラマなどもある。おそらく耳の不自由な人向けなのだろう、ドイツ語字幕がついている番組もあるようだ。

http://www.ardmediathek.de/

http://www.wdr.de/mediathek

http://www.3sat.de/mediathek

http://www.br-online.de/mediathek

http://www.mdr.de/mediathek

http://www.ndr.de/mediathek

http://www.zdf.de/ZDFmediathek 字幕つき番組あり

http://www.rtl-now.de/ CMあり 有料番組もあり

http://rtl2now.rtl2.de/   CMあり 有料番組もあり

http://www.kika.de/ 児童向け 字幕つき番組あり

http://www.toggo.de/videos 児童向け

*字幕はUntertitel。「UT」と表示されたボタンがあったりする。

テレビドラマなんかのドイツ語はかなり速い。字幕があれば、ついていける感じ。
といっても、辞書を引いて訳して日本語で理解する、という読み方しかしていない人には、字幕でもスピードについていけないかも。やさしい本をたくさん読んで、日本語に訳さずそのまま理解する癖をつけないと、読むスピードは上がらない。多読必須。

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