カテゴリー「ミステリー」の記事

2016年3月 3日 (木)

ドイツ語多読本: Tom Hillenbrand: Drohnenland

2015年のLaßwitz賞ドイツ語長編部門の受賞作。
http://www.kurd-lasswitz-preis.de/2015/KLP_2015_Bester_Roman_Laudatio.htm

読もう読もうと思っていたら、いつのまにか翻訳が出ていて、ちょっと驚いた。が、グラウザー賞受賞作とあって、なるほどミステリだからか・・・と思い直す。ドイツのSFの賞なんか取ったって、日本語に訳されるとは思えないから。

というわけで、近未来を舞台にしたSFミステリ。読んだ感じだとミステリ要素のほうが強いかな。もともとミステリの作家のようだし。

残念ながら、日本から電子書籍版は買えないので、紙の本。
Tom Hillenbrand: Drohnenland

94000語

エンターテイメントなので、文章は平易で読みやすい。
主人公視点の一人称小説。主人公はなにやらハンフリー・ボガード好きらしい。ハードボイルド小説というのは一人称でないと格好がつかないらしいのだが、それを意識しての一人称? あと、文章がすべて現在形なのもそれと関係ある?

でも、映画が3Dどころか360度パノラマになっている近未来、ボギーのポスターを自分のオフィスに貼っているのはどういうつもりなんだろう、主人公40代後半、刑事(男)? ただのレトロな趣味ならいいが、たまに「ボギーがこっちを見てやがる」的なことを思ったりするのは、ちょっと恥ずかしい気がしないでもない。でも、相手がEU議会の大物だろうが大企業のトップだろうが、堂々とわたり合って捜査を進めていく姿はハードボイドなのかもしれない。たまに皮肉なセリフを漏らしたりもする。データを一週間もこねくり回してようやく被害者の性別がわかるのが検死官だ、とか。

一言で近未来と言ってもわからないだろうから、少し説明。
アラブは核で汚染されているらしく、アフリカでは太陽光発電をめぐって紛争、アメリカは没落し、波力発電でポルトガルが興隆。そして、気候変動か何かでオランダや北ドイツは海に水没、主な舞台のブリュッセルはずっと雨ばかり降る・・・。

テクノロジーは進歩していて、車は自動運転、口で命令すればOK。フロントガラスはモニタに早変わりして、警察のコンピュータと通信できたり。モニタといえば、いろんなものがモニタになってネットにつながるといっていいくらい。店のテーブルもそうだし、着ている服、さらにはスプレイで壁に噴射したらモニタになる、なんてのまで。それから、メガネもネットとつながって、データを表示したり記録したり。

警察小説なので捜査テクノロジーも見所。ユーロポールの捜査コンピュータTEREISIAS(通称Terry)は「ミラースペース」なる仮想世界を作って、事件現場を視覚や聴覚だけでなく、触覚や味覚も含む全感覚で再現。刑事はそこに潜って現場をリプレイ、被害者が銃で撃たれる瞬間を、脇に立って見ていたりすることもできる。EUの諜報機関が持っているコンピュータはさらに高性能で、過去の再現ではなくリアルタイムで「ミラースペース」を作ることができる。だからたとえば、テロリストのアジトをライブで「ミラーリング」、その「ミラースペース」に捜査員を送り込み、そこから敵に姿を見られずにリアル世界の突入部隊を先導させる、なんてことも可能。その上、捜査コンピュータは過去や現在を再現するだけでなく、人の未来の行動予測までする。Aさんがいつ何々をする確率は〇〇パーセント、みたいに。

そんなことが可能なのはそれだけの膨大なデータがあるから。で、そのデータを集めているのが、一般の監視カメラは言うまでもなく、いろんなドローン。Kolibri(ハチドリ)とかMolly(分子何とかの略)とか、Mite(ダニサイズ?)なんてのもある。というわけで、タイトルは"Drohnenland"(翻訳では『ドローンランド』)か。

こんなSF的な舞台設定で、SF的ガジェットを駆使して行われる捜査やアクション・シーン自体が興味深く、スリリングな読みどころではあるが、話はミステリの枠をきっちり踏まえた感じで、ミステリ読者も安心な展開と言えそう。まあ、SF読者よりミステリ読者のほうが圧倒的に多いだろうし・・・。

殺人事件が発生、刑事が捜査に乗り出していって・・・という、いかにもミステリな発端。
イギリスのEU離脱を決めるには憲法改正が必要、というので、その投票を間近に控えた頃、EU議会の議員が射殺される。捜査にあたるのが主人公Westerhuizen、ユーロポールの主任警部。もちろん捜査にはコンピュータTerryの行動予測やミラーリングが活躍するが、そこにはコンピュータ分析官Avaの存在も不可欠(後に人間不要の自律型の次世代Terryも登場するが・・・)。主人公と若い女性分析官のコンビで事件を追うという筋立て。

近未来のハイテク利用を除けば、きわめてオーソドックスな展開。現場検証をして、被害者の自宅を家宅捜索、被害者の関係者の証言を取り・・・と、こんな感じで手がかりを探し、推理。また、被害者がEU議会の議員だけあって、政治的なネゴシエーションがあったりもする・・・。

結局、コンピュータが割り出した容疑者が犯人だろうということになるが、逮捕時にドローンが暴走、容疑者は死亡・・・。とりあえずは一件落着したかに見えるが、もちろん本当の話はここから始まる。

主人公がライブのミラーリングを行った際、本来ありえないことだが何者かがミラースペースに侵入して、メッセージらしきものを残していた。それ自体が謎だが、そのメッセージをたどると、他にもEU議員が死亡していることがわかる。事故死とされているが、ひょっとして・・・? さらに、そこから浮かび上がる、TalConという企業の存在(上述のデータ・メガネなどを作っている企業)・・・。

さらに、殺された議員の殺人現場にもう一度行ってみると、犯人が発砲したはずの場所(ミラースペースで弾道を見て確認した)がそもそも存在しない。つまり、ミラースペース自体が改ざんされていた・・・・。

ユーロポールのデータ改ざんと、ここまでくると、ちょっとやばそうな陰謀の匂いがしてくる。実際、主人公は命を狙われ・・・・と、あとは真相があきらかになるまでのスリリングな展開が待っているのみ。

翻訳まで読んでいないが、これ。
トム・ヒレンブラント:ドローンランド


それにしても、2015年はドイツSF大賞のほうも、取ったのはSF作家じゃないみたいだし(「Markus Orths: Alpha & Omega. Apokalypse für Anfänger」)、どういうことなんだろう。
2作を較べれば、ただのSFホラ話とも取れなくもない、"Alpha & Omega"のほうが型破りなおもしろさがある。ミステリって結局、事件が起こって、それが解決されるという結末は決まっていて、その意味では先がわかりきった話だし(読んでいる間はもちろんおもしろい)。

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2015年12月 3日 (木)

ドイツ語多読本:Wulf Dorn: Die Nacht gehört den Wölfen

中高校生向けの心理サスペンス・ミステリ。文章は平易でかなり読みやすいので、そろそろ10万語程度の長編にでも挑戦したい人向き。Wulf Dornはこれで2冊目(「Wulf Dorn: Mein böses Herz」参照)。

Wulf Dorn: Die Nacht gehört den Wölfen

94000語
アマゾンのKindle版は今のところ値段がちょっと異常なので、Koboかドイツのストアからepub版を買ったほうがいい(「電子書籍のドイツ語洋書は今のところ、ドイツのストアから買ったほうが安いかも」参照)。

主人公は16歳の少年、Simon。両親と車でおばのところへ向かっている途中に自動車事故、両親は死に自分だけ生き残る。自分だけ生き残った罪悪感とともに悪夢を見るようになる。そこに現れるオオカミ、お前も死ぬべきだったのだ、という声・・・。

 クリニックを退院したSimonはおばに引き取られる。そこには大好きな兄も離れに住んでいて、ひとまずは安心。だが、転校先の学校には家から通うのではなく、寮で生活をするように言われてショックを受ける。というのも、Simonは自閉症的で環境の変化を極度に嫌うからだ。それにかつて学校でいじめを受けたこともある。

そんな新たな環境の変化に対する不満や不安、また悪夢の恐怖に苛まれるSimonの心情がストレートに描かれる一方、転校手続きで出かけていった学校で出会った少女Caroとの恋愛めいた感情も瑞々しく描かれる。お互いはぐれ者同士だということで共感し、取り壊し間近の古いホテルに二人で忍び込む・・・。

が、事件はすでに起こっていて、16歳の少女が行方不明、何らかの犯罪に巻き込まれたらしいというニュースが町を騒がせており、さらに事件はSimonの周囲にも及ぶ。兄の恋人が嵐の晩に何者かに大怪我を負わされる。そして、Simonは事件が起こった夜、その兄の恋人が何者かの車に乗り込むのを目撃していたのだった。

そして、犯人に思い当たるSimon。Caroと協力して犯人の尻尾をつかむ危険な賭けに出る・・・。

という筋なのだが、怪しげな人物がそのまま犯人になりそうな流れで、なんだか単純すぎて、つまらないストーリーになりそうだと思っていたら、最後にどんでん返し。


うーん、叙述トリックかよ、まんまとだまされてしまった、という感じ。
そして、Simonの両親が死んだ自動車事故の真相もあきらかになって、やりきれない思いばかりが残る結末。

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2014年5月 5日 (月)

ドイツ語多読本:Kathrin Lange: 40 Stunden

オリンピック・スタジアムで法王がミサを行なう、それを目当てにした人々があふれるベルリン。そのいたるところに爆弾を仕掛けたやつが、宗教関連事件担当の刑事に脅迫のビデオを送りつけてくる。残された時間は40時間・・・。

Kathrin Lange: 40 Stunden

98000語

Faris Iskander、宗教に関わる事件を担当する特別班の刑事で、見た目もアラブ系。以前、博物館立てこもり事件で爆弾による犠牲者を出してしまったことに責任を感じている。今は停職中。

そんなFarisに脅迫のビデオが送られてくる。そこには、手足に杭を打ち込まれ、十字架に架けられた男。胸に電極がつけられ、心臓がモニターされている。心臓が止まったら、ベルリンの町で爆弾が爆発するぞ、と。ミサが行われるオリンピック・スタジアムが狙われている?

それで犯人の指示通りに地下鉄に向かうFaris。犯人は地下鉄の防犯カメラをハッキングしているらしく、Farisの行動は監視されている。そこで爆発!! 犯人の指示を受け取るためにスマートフォンを手にしていたFarisは、見た目のせいもあり、周りから爆弾のスイッチを押したのはこいつだ、と詰め寄られたり、警察内部でも、Farisの属する特別班を潰そうとしている上司によって、事件の担当から外されたり、それで犯人が怒って、Farisを担当に戻せとまた爆弾を爆発させたり・・・、と飽きさせない展開。

ビデオの十字架に架けられている男、そして、同じビデオに映っているフードの男は誰なのか、さらにはそのビデオを撮影している人間、そして、犯人の狙いは何なのか、そんな謎で読者の興味を引っ張りつつも、犯人の魔の手はFarisの友人、家族にも伸びていく・・・。

あまりむずかしいことを考えることもなく、単純にストーリーを追って楽しめるエンターテイメント。

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2014年4月17日 (木)

ドイツ語多読本:Frauke Scheunemann:Winston - Ein Kater in geheimer Mission

"Deutscher Katzen-Krimi-Preis"(2013)の受賞作。
「ネコ・ミステリー賞」なんて、ちょっと不思議な賞。ネコ・ミステリーってジャンルあるのか?
まあ、猫好きな人が多いってことなんだろう。
http://katerpaul.wordpress.com/deutscher-katzen-krimi-preis/

残念ながら日本の書店ではebook版は買えない。ebook.deなどのドイツの書店からepub版を。ドイツ・アマゾンのkindle版は日本から買えないので。

Frauke Scheunemann: Winston - Ein Kater in geheimer Mission
Winston01

48000語

紙の本はこちら(アマゾン)
Winston - Ein Kater in geheimer Mission

11歳以上対象の児童書。文章はやさしく、するする読める。とはいっても、5万語近くあるので、ちょっと本格的に長めの本に挑戦してみたい人向き。

表紙の黒猫が主人公のWinston Churchill。偉そうな名前のブリティッシュ・ショートヘアのオス猫。
物理学教授の家に住む家猫で、ほとんど外に出たことがない。ちょっと気位が高く、猫缶なんか食べない。
話は猫のWinstonの視点から語られていく。

事件の発端は、Winstonもお気に入りの家政婦さんが結婚退職、代わりにその妹のAnnaが家の世話をすることになったこと。ある日、夜も遅くにAnnaが娘のKiraを連れて教授の家にやって来る。いっしょに暮らしているボーイフレンドとゴタゴタがあって飛び出したが、行く宛もなく教授の家にやって来たとのこと。どうもそのボーイフレンドに脅されているらしいのだが、警察には連絡したくないらしい・・・。

そこに事件の匂いを嗅ぎとった娘のKiraとWinstonが調査に乗り出す、というストーリー。児童書なので、やはり子供のKiraとネコが主役になる。

で、さらにひねりが加えられているのは、落雷の衝撃で、なんとネコのWinstonと人間のKiraの体が入れ替わってしまうこと。

結果、家猫でほとんど外に出たこともないWinstonがKiraとして学校へ行くことになってしまったり・・・。

そんな、いったいどうなる??的展開とともに、児童書の定番とも言える、転校してどうやって友達を作るか、クラスのいじめっ子グループにどう対応するかなんて問題も描きつつ、ネコのWinston的には、裏庭で会った美人のメス猫とどう仲よくなるか、なんて問題も持ちがあったりという展開。

もちろん、体の入れ替わりで面倒なことも起きるが、逆に人とネコが入れ替わることで、かえってうまく事が運んだりもするわけで、そのあたりが読ませどころ。

続編も出ているので、人気作なのかもしれない。
Winston - Agent auf leisen Pfoten

(リンクはアマゾンの紙の本)

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2014年3月30日 (日)

ドイツ語多読本:Friedrich Ani: Die unterirdische Sonne

5人の少年少女が地下室に閉じ込められている。一人あるいは二人が上に連れていかれては、また戻ってくる。が、上での出来事は口にしてはならない。口外したら殺すと言われている。閉鎖空間に閉じ込められ、逃げることができない状況。そこに新たに少年がやってくる。彼は暴力に屈する気はない・・・。

まあ、そんな紹介文。
Friedrich Aniってミステリ作家だろうと思って、エンターテイメントを期待していたら、シリアスな話でまいった。

Die unterirdische Sonne

69000語

紹介文から判断して、どうやって少年少女たちが地下室から逃げ出すのか、それが読みどころかと思っていたが、まったくそうではない。彼らは誘拐されてきたのだが、事件を追う警察の動きや家族の様子などはいっさい語られない。閉じ込められて、上の階で暴力を受けているらしい彼らの状況が、少年少女たちのそれぞれの視点から語られていく。

したがって、ほとんど地下室の中のことしか語られないから、読者もまた彼らと同じように、外で何が起こっているのかまるでわからないまま、ずっと狭い地下室に幽閉されているようなもの。彼らの不安、恐怖、絶望、そして、気力を失い、半狂乱になりかけ、死を願い、それでも生きたいという本能は打ち消せない・・・。軽い娯楽小説のつもりでいると、読むのが辛くなってくる。そういう極限状態での心理ドラマがメインと思うべし。そういうものとわかって読むなら、読み応えのある小説。


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2014年3月 2日 (日)

ドイツ語多読本:Merle Kröger: Grenzfall

第30回 Deutscher Krimi Preis (2013) 第1位のミステリ。

Merle Kröger: Grenzfall

85000語

話は1992年と2012年の2部構成。
1992年、ポーランド国境近くの難民申請者の収容施設。ルーマニアから来たロマ(ジプシー)の家族。地元住民による施設への投石があり、そのせいで少女Adrianaの祖母が死ぬ。Adrianaの父親は遺体をルーマニアに運ぶ手続きのために一度ルーマニアに戻り、再びドイツに密入国しようとする。が、国境でイノシシと間違われて銃で撃たれて死んでしまう。もう一人犠牲者がいて、同じくルーマニアのロマの男性。

2012年の第2部では、Adrianaが20年後にドイツにやって来る。今度はAdriana自身が殺人の容疑をかけられる。父親を殺した男に復讐したのだと。ドイツで祖母をなくし、父親を殺された上に、自分まで殺人犯にさせられそうになる。

事件の解決に乗り出すことになるのは、弁護士事務所に広報担当で就職したMattieとその友人でジャーナリストのNick。そして、国境で射殺されたもう一人の男性の娘も話に絡んできて・・・。そして、明らかになる1992年と2012年の殺人事件の真相。

日付と地名をタイトルにした短い章が、登場人物の視点を変えながらいくつも積み重ねられていく。
Adrianaの視点だったり、その父親、逆にその父親を射殺してしまう男の視点になったり、Mattie、Nick、その他いろいろな登場人物の視点から、複眼的に状況が語られていく。このあたりは、ドキュメンタリー映画から派生した小説という感じがする。ただ、逆にどこに焦点を絞って読めばいいのかわかりにくいかもしれない。

Mattie、Nick周辺の人々は、この作家の別作品の登場人物でもあるらしく、知っている人にはお馴染みの人物相関図なのだろうが、はじめて読む人にとっては、「いきなり何なんだろう、この人たち」感が少しあるかもしれない。

ラジオ局のオーディオドラマがある。mp3で無料でダウンロードできる。
WDR Krimi am Samstag - 30.11.2013 Grenzfall(1)
WDR Krimi am Samstag - 07.12.2013 Grenzfall(2)
1話50分ほど。

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後書きによると、1992年にドイツで起こった事件のドキュメンタリー映画("Revision" http://revision-film.eu/)をきっかけに、書かれた小説とのこと。

その事件とは、1992年、ドイツ・ポーランド国境の近くの畑で2つの死体が発見される。それはルーマニアから来た男性二人で、猟師がイノシシと間違えて撃ってしまったのだという。裁判が始まるが、猟師は無罪、だが、被害者の家族は裁判があったことすら知らなかった・・・。

小説の方は事件を元にしているが完全なフィクション。地名も架空のものになっている。

とはいっても、背景は知っておいたほうが、話はわかりやすい。1992年といえば、ドイツの東西統一後、難民が流入、Rostockなどで難民施設に投石やら放火やら、排外的な暴動が起こった頃。

2012年、20年後のRostock回顧記事(映像)
http://www.spiegel.de/video/die-rassistischen-ausschreitungen-in-rostock-lichtenhagen-1992-video-1216462.html
少し長めの映像
http://www.spiegel.tv/filme/chronologie-rostock-lichtenhagen-1992/
映像で雰囲気だけでも。

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