kobo製造のtolinoの新モデルを見てみよう
tolinoはドイツの電子書籍を扱う連合体だが、そこの電子書籍リーダーやソフトウェアの開発をしているのがkobo。ドイツで展開していた自社koboストアは撤退、その代わりにtolino入りしたのが何年か前の話。
koboが作っているので、ハードはkoboと同じものと予想できる(ソフトウェアは別物)。実際外観は、新モデルのtolino vision 6とKobo Libra 2と見た目は同じ。というわけで、tolinoからKoboのモデルを予想することも可能。
papierlos-lesen.deが前モデルとの比較画像をアップしている。つまり、新モデルで採用されたCarta1200と過去モデルのディスプレイの違いを見ることができる。
tolino vision 5が前モデルKobo Libra H2Oに相当し、tolino vision 6が新モデルのKobo Libra 2に相当。
右の新モデルVision 6(Carta1200)のほうが文字が黒く、くっきりしている。フロントライトをつけると、もう少し差がはっきりする。
ダークモードにすると、さらにわかる。
これらの比較を見るかぎりでは、Carta1200を採用した新モデルのKobo SageとKobo Libra2の表示クオリティは向上していそうな予感。
画像だけなので、レスポンス速度についてはわからない。が、劇的に速度が上がっているとは思えない。それよりも文字が見やすくなっているかどうかのほうが重要だろう。
予想は以上。
あとはtolinoとKoboのラインナップの違いなんかをだらだらと。
Koboとの大きな違いは、tolinoはスタイラスペン対応のモデルを一貫してスルーしているということ。
スタイラスペンに対応した10.3インチのKobo Elipsaにあたるモデルは発売されていないし、新しいKobo Sageにあたるモデルもアナウンスされていない。8インチは旧モデルのKobo Formaにあたるtolino epos2をそのまま販売し続けている。
それから、Bluetoothオーディオについても言及がない。
ペンやらオーディオやら多機能化は必要ない、読書に特化した端末でいいのだ、という姿勢が透けて見えるようで、清々しさすら感じる。
もう一点。
Kobo Libra 2にあたるtolino vision 6のスペックに気になる点がある。
Kobo Libra 2のプロセッサは1GHzだ、といろいろなニュース記事で言われているが、Libra 2に相当するtolino visino 6は1.8GHzのクアッドコアであると、公式サイトに書かれている。それも、AllWinner B300とチップ名まで明記して。(これでKobo Sageやelipsaも同じものを使っていることは間違いないだろう)
前モデルからのアップグレード感がないので、プロセッサの変更でアピールする必要があったのかもしれない。プロセッサの変更でこれまでで最速のモデルになったと喧伝しているし。Kobo Libra 2よりもtolino vision 6のほうがいいかも・・・。
もうすぐ発売日。本格的なレビュー記事もそれ以後に出てくるだろう。
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