Kobo: USB接続の不具合解消 ー ダメ文字も公式に対処されるかも?
USB接続時にOSにマウントを拒否されたり、「接続できません」とか言われたりした経験はないけれども、そういう不具合があるらしい。
その対策が出た。
Workaround lingering dirty bit on Mk.7 USBMS partition
技術的なことはよくわからないが、dirty bitというのは、メモリ上で変更があって、まだそれがストレージに書き込まれていない状態を示す印のようなものらしく、それが適切に消されずに残って、不具合を起こすらしい。
どうやら諸悪の根源は、koboが使っている太古のdosfstoolsらしく、新しいバージョンのdosfstoolsにしたら不具合が消えた、とそういう話。
USB接続に問題を感じている人は、上のリンクからKoboRoot-dosfstools.zipをダウンロードして、その中のKoboRoot.tgzを使ってアップデートするとよい。
で、koboがなぜか使い続けている古いdosfstoolsだが、こいつがダメ文字の元凶でもある。
dosfstools自体はずっと前からダメ文字対策済みなので、koboがdosfstoolsをバージョンアップしていれば、ダメ文字もなくなっていたはずなのだが・・・。
(念のため言っておくと、koboの基本システムはLinuxで、dosfstoolsもLinuxで使われているユーティリティのひとつ)
古くはCFWにダメ文字対策をしたものが同梱されていたが、たしかバイナリエディタで手を加えたもので、バージョンアップしてはいないはず。つまり、USB接続の不具合が残っている可能性がある。
というわけで、上のリンクからダウンロードしてアップデートしておいたほうがよさそう。
(アップデートはしたが、ダメ文字が発生しない環境なので、確認したわけではない。確認は誰かにおまかせしたい。それとも、最近はダメ文字が話題になることもないみたいだし、ひょっとしてもう消えた問題なのか?)
そして、どうやらkoboの開発陣はdosfstoolsを公式にバージョンアップするらしい。
いつもFWの更新内容をレポートしてくれるdavidforさんが言うには、すでに開発陣に報告済みで、守秘義務があるけれども、好感触の返答を得た、とのこと。こちらのポストを参照。
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