Kobo: FW4.22.15190 アップデート
Kobo Niaの商品ページが漏れ出たりして、そろそろ新モデルの発表もありそうな時期。それに合わせたFWのアップデートか? でも、発売後の不具合発覚ですぐにFWが更新されたりする・・・。ともあれ、FW.22.15190。
すでに楽天でも配布は開始されている。
◎FWダウンロード
いつものKobo Firmware Downloadsから。
手動アップデート方法:
・自分のモデルにあったFW(kobo-update-4.21.15015.zip)をダウンロード
・kobo-update-4.21.15015.zipをPCの適当な場所で解凍
・その中の、KoboRoot.tgz、manifest.md5sum、upgradeを、kobo端末の.koboフォルダにコピー
・USB接続解除、ケーブルを抜く
これでおしまい。
◎リリースノート
検索結果をさらに作品の言語で絞り込みできるようになりました。
検索結果画面の[絞込み]から [言語を追加 +] を選択し、追加する言語を選択したうえで、[絞込み条件に追加]ボタンをタップします。
ここで言う「検索結果」とは、ストアの検索のこと。検索結果をさらに言語で絞り込みができる、ということ。
洋書をアルファベットで検索したら、いろんな言語の本が混ざって出てくるので、本来なら言語による絞り込みは役に立つはず(海外のユーザーにとっては)。だが、楽天はkobo本家とは別ストアを立ち上げているので、端末から本を買う人もいないだろう。日本のユーザーにはあまり役には立ちそうもない。
◎いつものdavidforさんによる説明
・ストア内検索の結果を言語で絞り込み
・Busyboxが1.31.1にアップデート(補足すると、たしか最新の安定版)
・dosfstoolsをアップデート。Windowsが文句を言う頻度は減るはず。
(Shift JISな環境ではないので、ダメ文字の確認はできないが、バージョンは"fsck.fat 4.1+git (2017-01-24)"。gitで取得できる最新版だろう。koboは旧名のdosfsckを使い続けている)
・kepubのメニューバーがまちがったアイコンを出していたバグを修正(ちょっとよくわからない)
・In the store, the filter in the different featured list no longer has the misleading "Featured" entry.(わからない。ストアのことだろうからどうでもいいか)
◯パッチ
Instructions for patching firmware 4.22.15190
からどうぞ。
ホーム画面のストアやおすすめを消したり、Forma以外でも横画面を可能にしたり、左右どちらをタップしてもページがめくれるようにしたり、スリープに入る時間を調節したり・・・その他いろいろカスタマイズを可能にしてくれる便利なパッチ。
◎ランチャー
一応動作は確認した。
いずれKFMonからNickelMenuに移行するつもり。NickelMenuはconfファイルを複数持てるようなので、各ユーザーのconfファイルを上書きせずに済みそう。
◎koreader
こちらも動く。
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コメント
soranojiさま
kobo FW4.22.15190でdosfstoolsがアップデートされたとの事でkobo glo HDで確認してみました。
とりあえずダメ文字の件は大きくは変化していないようで、SFN(8.3ファイル名)にダメ文字(ソ、ポなど)があるとファイルが削除されました。
(LFNの前の方にダメ文字があった場合も同じく削除、LFNで8.3ファイル名にダメ文字が無ければ問題なし)
以前のdosfsckが使用できるか不明だったので、FW15190のdosfsckを確認したところ少しオフセットがずれていましたが、そこを修正すればダメ文字対応可能でした。
(公開されているdosfsckダメ文字対応版 0x0072fc-0x007300、FW4.22.15190 0x007064-0x007068)
あと、先頭が「.」のファイルについては、やはりライブラリに登録されてしまうようなのでKobo eReader.confのFeatureSettingsは必要でした。
投稿: たま吉 | 2020年7月18日 (土) 23時19分
そうですか、残念な結果ですね。
昔のkobo hackingスレで出ていたダメ文字の議論を自分なりに理解したところを思い出してみると、
Windowsは下位互換のために、LFNにも自動的にSFN(8.3形式)を生成してペアリングしている。dosfsckはSFNをチェックする。
Shift JISのたとえば「ソ」などは文字コードにすると、ASCIIのバックスラッシュにあたるものを含んでいる。したがってファイル名違反とされ、FSCK0000.RECのようなファイル名にリネームされる。
でもこれはSFNの話。LFNはどうなっている?
一つ前までのFWで使われていたdosfstools-3.0.6では、FSCK0000.RECにリネームされるときに、LFNとSFNのペアリングが切れてしまう。結果、SFNのFSCK0000.RECが出現する。
それよりも新しいdosfstools(3.0.10以降?)では、SFNがリネームされてもペアリングが切れないようになったので、LFNはそのまま表示される。今どきLFNを使えないシステム(Windows95より前のMS-DOSとか?)もないだろうから、SFNがリネームされても実用上問題ないだろう。
こんな感じで、ダメ文字問題が解消されていると期待したんですが、だめでしたか。もう7,8年前のhackingスレの話なので、それ以後dosfstoolsにもいろいろ変更があったでしょう。FSCK000...みたいなファイルを残さずに削除されているのだとしたら、別の問題があるのかもしれません。
修正したdosfsckはどこかにアップすれば、喜ぶ人もいるのではないでしょうか。
昔のhackingスレの情報に従ってソースを修正してコンパイルしたものはあります。いちおう動くようですが、ダメ文字が発生しない環境なので・・・。自分から実験台になってやろうなんて人もいないでしょうから、放置しています。
投稿: soranoji | 2020年7月19日 (日) 03時46分