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2020年5月

2020年5月25日 (月)

Kobo: メニューにkoreaderやランチャーも統合できるNickelMenu

Koboのメニュー(画面左上のアイコンから、ホームとかライブラリとかコレクションとかドロップダウンで出てくるメニュー)にランチャーやらkoreaderなんかも追加できるすぐれもの。

スクリーンショットを見たほうが手っ取り早い。
Nickelmenuhome

koboストアやおすすめなどがホーム画面から消えているのはパッチのおかげ。
メニューのほうは「設定」の「アカウント」で「ストアやウェブ利用を制限」をオンにしているので、ストア関連がごっそり消えている。邪魔なものは消してすっきり。誤解がないように言っておくが、これはNickeMenuの機能ではない。 

で、本題のメニュー。
ランチャーやkoreaderがメニューに追加されているのが見えるはず。
端末自体が持っているtelnet、nickelのゲームやらブラウザやら、本のリスキャンや再起動、電源オフなども追加可能。

ランチャーやkoreaderはこれまでKFMonを使っていたが、これはライブラリに登録した画像をタップすることでアプリケーションを起動する。だから、画像をライブラリの中から探す手間がかかった(あるいは検索するとか)。

というわけで、NickelMenuはスマートに問題を解決してくれる。

◎NickelMenuはいつものmobilereadから
NickelMenu: An integrated launcher for Kobo eReaders 参照

◎インストール手順
1.ダウンロードしたKoboRoot.tgzを、PCにつないだkobo端末の.koboフォルダにコピー。USB接続を解除してケーブルを抜くと再起動する。
2.すると、「ホーム」のドロップダウンに「NickelMneu」が追加されているはず。(まだ使えない。設定ファイルが必要)
3.端末の.adds/nmフォルダに、configという名前のファイルを作って、設定を記述する。
 サンプルは.adds/nm/docというファイルに書かれている。
4.終わったら、端末を再起動。

では、3.の.adds/nm/config の書き方:
データベースランチャーとkoreaderを追加するには、

menu_item : main : DB Launcher : cmd_spawn : quiet:/mnt/onboard/.adds/db_launcher/db_launcher.sh
menu_item : main : KOReader : cmd_spawn : quiet:/mnt/onboard/.adds/koreader/koreader.sh

KFMonを使うこともできる。ただし、KFMon-1.4.0(以上)にアップデートする必要がある。

menu_item : main : DB Launcher : kfmon : db_launcher.png
menu_item : main : KOReader : kfmon : koreader.png

KFMonはFWアップデートのたびに再インストールが必要だったりするので、使い続ける理由はもうないかも。NickelMenuのほうが断然スマート。
KFMonを削除してしまいたいなら、KFMonのダウンロードページのKFMon-Uninstaller.zipを使えばよい。

ついでなので言っておくと、.adds/nm/docのサンプルを使ってtelnetを設定した場合は、ログインはrootで。パスワードはないが、ポートを1023に指定してログインする必要がある。

また、Dropboxやftp、あるいはCalibreからWiFi経由で本をダウンロードしたら、本の再スキャンが便利だろう。USBケーブルをいちいち抜き差ししなくてもダウンロードした本をライブラリに登録できる。

 

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2020年5月23日 (土)

Kobo: FW4.21.15015 アップデート

FWのアップデートがあったが、楽天は日本に配布しないかも・・・?

海外はどこもすでに配布中だが、楽天のみ旧バージョンのまま。
更新内容はOverDrive関連がメインだから、日本のユーザーには関係がない。ハイライトの操作が変わるだけ。

 

◎FWダウンロード
いつものKobo Firmware Downloadsから。

手動アップデート方法:
・自分のモデルにあったFW(kobo-update-4.21.15015.zip)をダウンロード
・kobo-update-4.21.15015.zipをPCの適当な場所で解凍
・その中の、KoboRoot.tgz、manifest.md5sum、upgradeを、kobo端末の.koboフォルダにコピー
・USB接続解除、ケーブルを抜く
これでおしまい。


◎更新内容
リリースノート

ハイライトとコメントの作成
・読書中に単語を長押ししたままドラッグすると、ハイライトを長めに引くことができます。画面から指を離すと、ハイライトは自動で保存されます。
・作成したハイライトは編集、削除、コメントの追加が可能となり、メニュー外をタップするだけで変更が保存されます。

だそうだ。
要するに、長押し・ドラックすると、すでにハイライト状態になっているということ(これまでは、ドロップダウンのリストから「ハイライト」をタップする動作がひとつ必要だった)。

日本語のリリースノートには、ハイライトの話しかないが、英語のリリースのノートにはOverdrive関連の更新内容が記されている。おそらく本来はこっちがアップデートの目玉のはず。
日本ではOverDrive(電子書籍図書館、無料貸出)の機能が提供されていないので、省かれたのだろう。
一応書いておくと、
・予約しておいた本が借りられるようになったら通知
・koboストアからOverdriveの自分の予約状況を見ることができる
・Overdriveのメール設定を変更できる
たぶんこんな感じ。


◯いつものdavidforさんによる説明
・上のリリースノートの説明(繰り返しなので省略)
・epubのWidows and Orphans(cssのプロパティみたいなやつのひとつ)の設定追加。
 これはあくまでもepubの話。kepubには関係がない。興味がある人は直接調べてください。
・Image scaling with font size とあるが、これはフォントサイズで画像のサイズを決めるということ?


◎パッチ
Instructions for patching firmware 4.21.15015
からどうぞ。
ホーム画面のストアやおすすめを消したり、Forma以外でも横画面を可能にしたり、左右どちらをタップしてもページがめくれるようにしたり、スリープに入る時間を調節したり・・・その他いろいろカスタマイズを可能にしてくれる便利なパッチ。


ランチャー
一応動作は確認した。


koreader
こちらも動く。

 

 

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