Kobo: データベース用ランチャー更新、2020.03.26版(kobo Libra H2O対応)
行間・余白の有効化やコレクション作成などデータベース変更ランチャーのアップデート。
本家ランチャーが2018年11月以来の更新で、ようやくkobo Libra H2Oに対応したので。
*「フォント調節」というのはフォントの太さの調節(Aaメニューの「フォント詳細設定」)のこと。
ただし、日本語フォントの場合は別途パッチが必要(FW4.20.14622のパッチ)。この中のlibnickel.so.1.0.0.yamlに含まれる''Enable advanced settings for all fonts" をyes にしてパッチをあて、FWを更新すること。
◎利用しているもの
・pbchess(2020.03.26版、本家ランチャー)
http://pbchess.vlasovsoft.net/en/index.html
Collection of programs for Kobo, Kindle and PocketBook
・KFMon-v1.3.3(ランチャーの起動に使用)
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=274231
・FBInk-v1.22.2(データベース更新時のアニメーション表示に使用)
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=299110
・フォント IPA Pゴシック(Ver.003.03)
https://ipafont.ipa.go.jp/old/ipafont/download.html
◎対応FW・モデル
FW4.7以上。ただし、現時点での最新4.20.14622でしか動作確認していない。
モデルはLibra H2Oまで(本家ランチャーが対応したので動くはず)。
◎更新内容
・本家ランチャー、KFMon、FBInkを最新版に(上のリンク参照)。
・インストールされるファイルの配置を変更。
本家ランチャーがKFMonで起動、インストール先が.koboから.addsに変更され、インストールが簡単になった。そこで、本家ランチャーとこちらのデータベースランチャーの両方をインストールする場合を考慮(本家ランチャーと共用するファイルと、データベースランチャー固有のファイルを区別。本家ランチャーと同じファイルを二重にインストールする無駄を避けるため)。
・さらに、本家ランチャーと表示を合わせて、フォントを変更。
*本家ランチャーについては後述。
◎インストール方法
・旧バージョンを使っている場合は、削除してからインストールすることを推奨。
そのままインストールしても問題は生じないが、ファイルの配置を変更したので、使われなくなるファイルが大量に残る。
koboCFW.confやapplications.inなど自分で変更したものがある場合はバックアップを取ってから、.adds/db_launcherフォルダをまるごと削除すればよい。その後にインストール。
インストール方法は前回と同じ。
extract_to_kobodevice.zipをPCにつないだKobo端末(ドライブの一番上)に解凍。
db_launcher.png
.adds/db_launcher
.adds/vlasovsoft
.kobo/KoboRoot.tgz
がkobo端末内にできていればOK。(koboCFW.confなどバックアップしておいたものがあれば、このときに戻しておく)
あとは、USB接続解除、ケーブルを抜けば、勝手に再起動する。それでおしまい。
◎アンインストール
uninstallフォルダのreadme_uninstall.txt参照。
◎ダウンロード
KoboLauncher_for_db_scripts_20200326.zip
*本家ランチャー
本家ランチャーで使えるアプリケーションについては、"Collection of programs for Kobo, Kindle and PocketBook"参照。
Cool Readerの他、チェスなどのゲーム類、電卓、ノート、辞書、sshサーバーなどもあり、またDropboxとの同期も取れる。
ただし、上のリンクのアプリケーション一覧に *がついているものは、起動時に毎回「登録してくれ」のポップアップが出る。Dropboxは登録(ライセンス5.50ドル)しないとおそらく使えないが、他はポップアップを消せば使える。
koreaderを使っているならCool Readerはいらないだろうし、ゲーム類もパッチでkoboのおまけゲームが復活できる。また、sshやDropboxからのダウンロード程度なら、koreaderがあれば済むのではあるが・・・。いろいろ試してみたい人は使ってみるのもいいかも。
インストール方法:
データベースランチャーをインストールしていれば、すでにKFMonは導入済みなので、こちらから2020.03.26_kobo.zipをダウンロードして、PCに繋いだkobo端末に解凍するだけでよい。
本家ランチャーのみインストールする場合は、KFMonを先にインストール。具体的には本家ページのこちらを参照。
インストール後の注意点を言っておくと、
本家ランチャーは終了させると、端末を再起動(電源OFF/ON)するようになっている。
データベースランチャーは、終了後にnickelを起動する(ホーム画面に戻る)ようにしている。挙動が違うので注意。
本家ランチャーもnickel起動に変更できるが、nickel起動スクリプト(run_nickel.sh)がメンテされておらず、使えない。たぶん端末を再起動させたいのだろう。
それでもnickel起動にしたいなら、データベースランチャーのrun_nickel.shに差し替えればよい(データベースランチャーのrun_nickel.shはkoreaderのnickel起動スクリプトを流用しているだけ)。
具体的には、.adds/db_launcher/run_nickel.sh と .adds/db_launcher/nickel を .adds/vlasovsoft/にコピーする。
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