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2019年9月 5日 (木)

Kobo: 2019年新モデル Kobo Libra H2O 日本発売

日本でも正式な発表があった。
が、日本では値段的なお得感はない。
というのは、海外では旧モデルのH2O Edition2と同価格(アメリカではさらに安い169ドル)なのに対して、日本では5000円程度の値上げだから。

○楽天のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001043.000005889.html

○楽天koboの製品ページ
https://books.rakuten.co.jp/event/e-book/ereaders/kobolibra/

スペックはkoboの製品ページや前回の記事を参照。
発売日:9/18を予定
予約はすでに開始されている。


○追加情報
https://www.kobo.com/news/rakuten-kobo-unveils-the-kobo-libra-h2o-a-lightweight-waterproof-7-ereader-with-a-fresh-modern-design
kobo(カナダ本社)のリリース記事

それによると、ソフトウェア的な改善があるようなので、メモしておく(おそらくFWのアップデートで他のモデルにも来るだろう)。
・scrubberの強化(たぶんページ下に出して、左右に指をスライドさせてページを移動させるやつ):章単位ではなく、本全体の移動に変更。さらに、元いたページに簡単に戻れるようにした。
・ページプレビュー:scrubberを使うと、移動先のページがプレビュー画面として表示される(kindleにあるやつ)。なので、探しているページが見つけやすくなる。
・ヘッダーとフッターのアップデート:章と読書進度を同時に表示するようにした。
・プログレスバー:画面下の細くて黒いプログレスバーで、本のどこにいるか一目でわかる。(ん、また余計なものをページにつける気か? 消せるならいいが)
・in-bookメニューの改善:画面を下から上にスワイプすると、in-bookメニューが出せる(「書きこみ」とか「詳細情報の表示」などのメニューを出すやつか)

書き忘れていたので、もう一点。
formaはディスプレイにE Inkのmobius(プラスチック基層で軽く、割れにくい)を使っているが、Libra H2Oに関してはそういう記述は見当たらない。mobiusではないと予想。

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で、値段の話。
海外では旧モデルと同じ価格設定で、ハードウェアはアップグレードされているのでお買い得感はあるのだが、日本では
 H2O Edition2: 19,800円
 Libra H2O: 24,624円
と、残念なことに4800円程度の値上げ。

koboの3モデルを安い順に並べると、
 ClaraHD: 14,904円
 Libra H2O: 24,624円
 forma: 34,344円
と、価格差がそれぞれ一万円程度になって、なんかバランスが取れているように思わせたいのかもしれない・・・。

ただ、日本ではformaはなぜか32Gモデルしか売っていないが、海外では8Gモデルもあって当然安い(5,000円ぐらい?)。むしろ8Gモデルがメインに売られている。海外では安いほうのformaとの価格差を見ている気がするが、日本ではformaの安い8Gモデルが売られていないので、値上げしても目立たない、と。

というわけで、海外では同じ7インチのKindle Oasisと同等の機能を持ちながら100ドルも安い、と盛り上がるかもしれないが、日本では残念ながら価格的にはアピールできない結果になったようだ。(専用端末は売れないし、儲からないし、ということだろう)


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