Kobo: データベース用ランチャー更新、2018.11.30版(kobo forma対応)
行間・余白の有効化やコレクション作成などデータベース変更ランチャーのアップデート。
本家ランチャーがkobo formaに対応、ようやくこちらも更新。
◎利用しているもの
・pbchess(2018.11.30版、本家ランチャー)
http://pbchess.vlasovsoft.net/en/index.html
・KFMon-v1.2.10(ランチャーの起動に使用)
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=274231
・FBInk-v1.9.3(データベース更新時のアニメーション表示に使用)
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=299110
◎対応FW・モデル
・FW: 4.7以上。
・モデル: 本家ランチャーがformaまで対応したので、こちらでも動くはず(実機がないので「はず」)。
◎更新内容
・本家KoboLauncher最新版の2018.11.30版(pbchess_2018.11.30_kobo.zip)にアップデート。
色温度変更関連でテスト的に2018.12.04版もあがっているが、ランチャーで色温度は関係ないので、11.30版をそのまま使うことにした。
・KFMonを最新版にアップデート(forma対応)。
・行間やフォント調整、pdf/cbz/cbr/kepubのページ送り方向の変更スクリプト修正(コレクション作成スクリプトに変更はない)。
無駄な繰り返しなどのミスを訂正、処理時間を正常化した(たま吉さんの指摘参照。感謝!!)。
指摘を参考にミスを修正、さらにスクリプト内のWHEREの検索条件も変更、また、検索による本の絞り込みを先に終わらせるようにした。ある程度絞ってさらにUPDATE実行のたびに2度目の検索をするのは無駄が気がしたので。問題があったら下にコメントを。
・FBInkでデータベース変更時にアニメーションを表示できるようにした。
元はkobo付属のupdate-animator.sh(FWのアップデート時などに出るやつ)を使っていたが動かなくなったので、ずっと静止画像「この画面が消えるまで待ってください」を表示させていた。
最近、FBInkという画面にフォントを表示(画像も可)する便利なツールが登場したので、適当にスクリプトをでっち上げて、DB更新時のアニメーションを復活させた。
FBInkはすでにKFMonにも含まれているし(作者が同じなので)、スクリーンセーバーの画像表示や画面上に常に時刻を表示させておくツールなどにも使われている。
ランチャーからアニメーションのサンプルを見られるようにしておいた。これはアニメーションを表示するだけで何もしない。いらなくなったらメニューから削除を。.adds/db_launcher/applications.iniの"animation samples"の行を削除)
サンプルにも表示したが、アニメーションのパターンを変更するには、
.adds/db_launcher/animation/animation.shの最初にある
pattern=○○
invert=○○
の行の○○を変更して、電源Off/onで端末を再起動。これまでの静止画像表示もオプションとして残してはいる。
◎インストール方法
KFMonを使っていない古いバージョンのランチャーを使っているなら、それを削除してからインストール。
そうでないなら上書きインストールでよい。詳しくは前回のランチャーの記事、もしくはreadme.txt参照。
手っ取り早く言うと、extract_to_kobodevice.zipをPCにつないだkobo端末に解凍する(ドライブの一番上。解凍先を間違えないこと)。USBケーブルを抜けば再起動しておしまい。
◎アンインストール
同梱のuninstallフォルダ内のreadme_uninstall.txt参照。
◎FWをアップデートすると、KFMon起動に使っているon-animator.shというファイルが上書きされてしまうので、それをインストールし直す必要がある。
extract_to_kobodevice.zipをPCの適当なところに解凍、その中の.kobo/KoboRoot.tgzを使って端末をアップデート。
◎ダウンロード
KoboLauncher_for_db_scripts_20181130.zip
-- 追記 --
アニメーション修正 + KFMonアップデートも追加でインストール
「データベース用ランチャー2018.11.30版、アニメーション修正」参照
-- 追記おしまい --
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コメント
いつも貴重な情報をありがとうございます。
スクリーンセーバーの件ですが、私の場合はgloHDではスキャンがうまくいきましたが、gloではうまくいきませんでした。
しかし、偶然かもしれませんが、本を開いた状態で試したところスキャンができました。
また、スクリーンセーバーは以下のものを使いました。
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=255238
参考になれば幸いです。
投稿: しお | 2018年12月30日 (日) 01時25分
soranojiさま
koboデータベース用ランチャー更新ありがとうございます、kobo glo HDで便利に使用しています。
和書の行間等の調整スクリプトで、もう1点気になったので報告しておきます。
・一部スクリプト実行時、処理中画面の表示が遅い [ReplaceLanguageCode_ja_Alt.sh]
スクリプト実行した時に画面がクリアされたまま処理が実行され、最後に少しだけ処理中画面が表示されました。
処理を確認した所、43行目でDB更新中画面が表示されるようですが、実際には35行目のresultの処理(select)に
時間がかかる事が多いと考えます。(更新対象が多ければ45行目のupdateの方が処理時間が長いかもしれませんが...)
なので次のように変更した方が良いのではないかと思います。
34行目を「$ROOT/animation/animation.sh &」に変更
39-40行目の間に「killall animation.sh」を挿入
43行目はコメント
この変更で実際に更新が無かった場合でも、一度DB更新中の画面が表示されますが特に問題は無いと思います。
あと「KoboReader.sqlite」の内容を解析したような情報はないでしょうか。
ちょっと「小説家になろう」系の物をkoboで読んでいるのですが、更新のたびに既読情報などがクリアされ、面倒なのでPC側から更新を考えています。
PupSQLiteで内容を見ているのですが、contentテーブルの___FileOffset,___FileSizeの数値の意味が分からないので何か情報があれば教えてください。
投稿: たま吉 | 2019年1月 6日 (日) 00時23分
ありがとうございます。
ただ、ご指摘の通りにanimation.shを先に動かすと、「更新の必要ありません」の画像が正しく表示されなくなります(画像が回転してしまうので)。ランチャー付属の画像表示ソフトを使うのをやめて、fbinkによるフォント表示にでも変更すれば対処できるので、そのうち修正したものをアップします。
KoboReader.sqliteの情報ですか。
http://kobodb-schema.sourceforge.net/tables/content.html
ぐらいしか見たことがありません。古いですし役に立つかどうかはわかりません。
既読情報などがクリアされるとのとですが、未読や既読などの区別は、contentテーブルのReadStatusで、0=未読、1=読書中、2=既読になっていると思います。これがランチャーによるDBの更新でクリアされるとは思えません。
書籍本体に問題がないか確認してみてはいかがでしょうか。というのも、
https://narou.nyanpass.jp/
で「KEpub形式(kobo用)」を指定して1冊作ってみましたが、正しいkepubになっていませんでした。本文にidタグがついていないため、本を閉じるとその位置が記憶されず、また開いた時に章のはじめに戻ったりします。
とりあえずkepubifyでkepub化してみたら、そういいうことはなくなりました。ただ日本語縦書を知らないであろう海外の人が作ったものなので、問題は出るかもしれません。
kepubify:
https://pgaskin.net/kepubify/
投稿: soranoji | 2019年1月 6日 (日) 20時20分
soranojiさま
説明不足ですみません、ランチャーは問題無いです。
私の使い方として定期的にnarou.rb(+AozoraEpub3)でkepubを作成(更新)してkoboにそのままコピーしていますが、同じファイル名でもファイルサイズが違うためか別物として扱われてしまい、いったん関連情報がすべて削除(ホーム画面のライブラリ冊数が徐々に減少)され、その後にインポート処理が実行されてコピーしたファイルがライブラリに追加されます。
そのため既読情報などがすべてクリアされてしまいます。
(通常出版された本で内容が大きく増えたり減ったりする事は無いので、なろうのような物は考慮していないと思います)
またKoboReader.sqlite等の情報ありがとうございます。
上記の通り、なろうの事を考えておりコピーする時にPC側でKoboReader.sqliteも更新してしまえば何とかなるのではないかと調べていました。
SonyReaderではそこまで複雑な構造をしていなかったので適当に対応できましたが、koboはepub構造情報までDBに格納しているので詳細を調べている最中です。
(何もそこまでDBに格納しなくても良いと思うのですが、そうしないとSonyReaderのように読み込み時にリフローで時間がかかるのかと思うと難しいですね。現状koboには5700冊程度格納しKoboReader.sqliteは750MB程度になっています)
教えて頂いた情報を元にさらに調査してみます。
投稿: たま吉 | 2019年1月 7日 (月) 23時47分
「更新」とは本の更新でしたか。たしかに同じ本の続きを追加していくという使い方は想定外でしょうね。
koboのデータベースは同じ1冊の本に章やその他いくつもレコードを追加しているみたいですから、複雑でわかりにくいですね。
calibreのKobo Utilities pluginに"Store/Restore current bookmark"というのがあるので、ひょっとしたら更新後の本に栞のデータを移し替えるという考え方も可能かもしれません。
投稿: soranoji | 2019年1月 9日 (水) 22時10分