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2018年6月

2018年6月16日 (土)

Kobo: データベース用ランチャー更新、2018.06.09版(Clara HD対応)

行間・余白の有効化やコレクション作成などデータベース変更ランチャーのアップデート。

本家ランチャーがClara HDに対応したようなので、こちらも更新。
あわせてランチャー起動をfmonからKFMonに変更。インストール方法も変更したので注意を。

Launcher_new
ちょっと表示をちょっと変えた。


◎対応FW・モデル
FW4.7.x以降。
モデルは最新のClara HDまですべて対応しているはず。Clara HDに本家のランチャーが対応しているのなら、当然こちらも動くはず。実機がないので確認はしていない。


◎更新内容
本家KoboLauncher最新版の2018.06.09版(pbchess_2018.06.09_kobo.zip)にアップデート。
・ランチャーの起動をfmonからKFMonに変更。
KFMonのstable版が出て、koreade公式のインストール解説ページにKFMonが追加された。したがって、新しいfmonよりも利用者は多くなりそうなので、こちらにした。
・KFMon導入にあわせて、ランチャーのインストール場所を、koboのシステムフォルダ(.kobo)から.addsに変更。またメンテしやすいようにファイルの配置を変えた。
・インストール方法を変更(下記参照)。KFMonなどと同じ方式にした。
・アイコン画像を変えた。


◎インストール方法
これまでとやり方が違うので注意を。

1. 旧ランチャーを止める(その後に削除)
このページで説明したやり方で、KFMonもしくは新fmonに変更していない場合は、旧ランチャーを削除する。
1) 端末の.kobo内のon_start.shを削除した後、かならず端末を再起動。
2) これでfmonが動いていないので、ランチャーを削除してよい。
000_db_scripts.pngと.kobo内のdb_launcher、vlasovsoft、fmonの各フォルダ、koboCFW.confを削除(koboCFW.confを変更していて、ランチャー更新後も使いたい場合は取っておく)。

2. ランチャーをインストールする
1) KoboLauncher_for_db_scripts_20180609.zipを適当な場所に解凍。
2) 出てきたextract_to_kobodevice.zipをPCにつないだkobo端末に解凍する(ドライブの一番上)。
 db_launcher.png
 .adds/kfmon(フォルダ)
 .adds/db_launcher(フォルダ)
 .kobo/KoboRoot.tgz  
が端末に配置されているはず。
3) koboCWF.confの設定変更するならこの時点でやっておく。
koboCFW.confは.koboフォルダから、.adds/db_launcher/DBscripts/CFW内に移動したので注意を。
4) USB接続を解除して、ケーブルを抜くと再起動する。これでおしまい。

このページで説明したやり方で新fmonをすでに導入している場合は、わざわざKFMonに変更する必要はない。以下の手順でランチャーだけアップデートを。
1) extract_to_kobodevice.zipをPCの適当な場所に解凍。
2) 出てきた.adds/db_launcherフォルダを、端末の.addsフォルダ内にまるごとコピー。
3) 端末を再起動。
4) 000_db_scripts.pngと、.kobo内のdb_launcher、fmon、vlasovsoftフォルダ、koboCFW.confはもう使わない。削除。


◎ランチャー起動はライブラリ、ホーム画面その他に現れるアイコン画像をタップする。
Db_launcher


◎FWをアップデートすると、KFMon起動に使っているon-animator.shというファイルが上書きされてしまうので、それをインストールし直す必要がある。
extract_to_kobodevice.zipをPCの適当なところに解凍、その中の.kobo/KoboRoot.tgzを使えばいい。
extract_to_kobodevice.zipを全部インストールしてもいいが・・・。


◎アンインストール
下記zipファイル同梱のreadme_uninstall.txt参照。


◎ダウンロード
KoboLauncher_for_db_scripts_20180609.zip

-- 追記 --
WiFiまわりの不具合を修正(「データベース用ランチャー2018.06.09版の修正」参照)。
db_launcher_wifi_fix.zip
こちらもインストールを。
-- 追記おしまい --


Kindleもフォントが追加可能になった。その上、フォントの太さも変えられる。最近のkindleのフォントまわりの充実ぶりを見ていると、フォントの太さ調節なんてkoboには元からあったものなのに、楽天koboってほんとに何もしないんだな、と思わざるをえない。
本当はパッチやこんなランチャーなどなくても、行間や余白、フォントの太さを変えられるようになっていて当然だろう。洋書ではできるのに、なぜ楽天koboは和書だけそれらの調節を不可にしているのか。

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2018年6月 7日 (木)

Kindle:アップデート 5.9.6 & jailbreak関連(さらにアップデート5.9.6.1)

Kindleアップデート、ついにフォントの追加が可能に。

◎更新内容

・お気に入りのフォントを追加: Kindleに自分が好きなフォントを追加して、本を読む時に表示設定(Aa)メニューで選択できるようになりました。詳細については、Readmeファイルをご覧ください。このファイルはKindleをパソコンに接続すると表示される「fonts」フォルダーにあります。

アップデートするとKindleにfontsという名前のフォルダができていて、その中にReadmeがある。日本語の説明もあるので、追加方法については問題はないと思う。

フォントをfontsフォルダに入れてやるだけで、Aaメニューに「カスタム:〇〇○明朝」というような表示が出る。追加したフォントも太さの変更が可能。完璧だ。
これでもうja.fontやjailbreakのFont Hackで、フォントを差し替える必要もなくなる。

-- 追記--
さらに5.9.6.1アップデート。
詳細は不明。何かバグフィックスか。
mobilereadあたりでは、amazon.comで5.9.6リリース時に公表され、その後こっそり消されていたアラビア語サポートが復活しているというような話も出ているが、よくわからない。
-- 追記おしまい --


フォントまわりがとても便利になったので、ついでにフォントサイズのカスタマイズ方法を再録。もちろんjailbreakの必要はない。

◎フォントサイズのカスタマイズ方法
ずっと昔に紹介したやり方は今でも有効。ただし、昔はフォントサイズは8段階だったが、今は14サイズに増えている。そこを変更するだけ。

注意点:mobiフォーマット(昔のkindle本の形式)とkfx(最新のkindle本の形式)では、この方法は使えない。和書はまだazw3なので使えるが、洋書は今ではkfxが普通になっている。(PC経由で端末に転送する場合はazw3がダウンロードされてくるが)

1. 設定ファイルを作成
日本語フォントの場合: CJK_FONT_RAMP
欧文フォントの場合: FONT_RAMP
という名前のファイルを作る。ファイル名はかならず大文字、拡張子はつかないようにすること。
ファイルの中身は、フォントのサイズを14個記述するだけ。たとえば、

7.80 8.40 9.00 9.60 10.20 10.80 11.40 12.00 12.60 13.20 13.80 14.60 15.20 16.00
試行錯誤しながらほどよいサイズを探すこと。いつも使っているサイズ(左から何番目?)を狙い撃ちにして、探すのもいいかもしれない。
2. CJK_FONT_RAMP/FONT_RAMP をPCにつないだKindleにコピー(ドライブの一番上)。
3. Kindle再起動(電源ボタン長押し > 「再起動」タップ。もしくはメニューから)


◎ダウンロードページ
○新Oasis(第9世代)
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202200380

◯Kindle(新無印、第8世代)
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202065490

◯Oasis(第8世代)
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202037720

○PWマンガモデル
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201756220

◯PW3(2015)
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201756220

◯Voyage
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201630670

◯無印
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201605570

◯PW2(2013)
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201307450


◎jailbreak関連
ほとんど使っていない第6世代PW(2012)で試したが、jailbreakは生き残る。もちろん、*.binはインストールし直すこと。snapshotが更新されている(2018.6.3)ので、新しい物を使った。
-- 追記 --
5.9.6.1でもjailbreakは生き残るのを確認した。
-- 追記おしまい --

場合によっては、hotfixの適用が必要かもしれない。
https://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=3562968&postcount=4から
Update_jailbreak_hotfix_1.14_nomax_install.bin をダウンロード。
PCにつないだら、ドライブの一番上にコピー、それからメニューの設定から「Kindleをアップデート」を実行。

・5.8.8以降は新規のjailbreakはできなくなっている。5.8.7.x以前の人しか新規のjailbreakはできない。
また、マンガモデルはjailbreakは依然としてjailbreak未対応。

・ただ、例外的にマンガモデルのFW5.8.9.0.1だけはjailbreakできる。このFWバージョン以外は不可。当然ダウングレードしてjailbreakするのも無理。
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=291336

5.9.2以降はKUALに注意が必要
mobilereadのスレッドを見ていると、どうやらドキュメントバージョンのKUAL(KUAL-KDK-2.0.azw2)は動かないらしい。bookletバージョン(Update_KUALBooklet_v2.7.2_install.bin)をインストールしろ、とのこと。つまり、
・KUAL-KDK-2.0.azwを削除した後、
・Update_KUALBooklet_v2.7.2_install.binを端末の"mrpackages"フォルダにコピー
・そして、検索欄に ;log mrpi と入力してEnter

-- 追記 --
KUALの注意点追加。
特定のモデルとFWのバージョンの組み合わせでは、KUALが空白になってしまうという問題があり、その対処法があるという連絡をいただいた。下のコメント欄を参照。
KUALの最新版を試してみて、問題が出るようなら対応板(KUALBooklet-coplate-3b62d83-20180601.zip)を使う。
-- 追記おしまい --

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