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2018年5月

2018年5月30日 (水)

Kobo: Clara HD、正式リリース

スペックや値段、発売日などすでにリークしているが、Kobo Clrara HDの発売が正式発表。

楽天のプレスリリース:
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0530_01.html

Koboのプレスリリース:
http://news.kobo.com/news-releases/rakuten-kobo-launches-kobo-clara-hd-its-newest-entry-level-feature-rich-ereader

製品ページ:
https://books.rakuten.co.jp/event/e-book/ereaders/koboclarahd/


○発売日:2018年6月6日
 予約は開始されている。

○価格: 税抜き13,800円(税込み14,904円)

○スペック
・ディスプレイ: 6 インチの Carta E Ink HD タッチスクリーン
・解像度: 1,448 × 1,072 (300ppi)
・ライト:ComfortLight PRO(フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能)
・内蔵メモリ容量: 約 8GB
・サイズ: 縦157mm × 横111mm × 厚さ8.3mm
・重さ: 約166g

*防水機能はない
*microSDカードスロットもない


◎その他、公式発表にない情報
○バッテリー容量:1500mAh
(FCCの情報による。こちらの記事参照)
gloHDなど他のモデルと同じ。aura Oneはこれより少ない。

○内部ストレージはmicroSD。換装可能。
いつも殻割りしてくれるイタリアのHDblog.itの情報による。
Recensione Kobo Clara HD: piccolo, compatto e luminoso

HDblogの画像:
Clara_innen

YouTubeの動画でも確認できる。
https://www.youtube.com/watch?v=u0NmMQ7wKm0

○プロセッサ
上の画像から判断できる人いる?
mobilereadの情報によれば、i.MX6 SLL。(たとえばここ。SLL versionとあるのはi.MX6 SLLのこと)
goodereader.comはi.MX6 SoloLiteとしているが、あそこはあまり信用できない。mobilereadの情報はkoboのベータテスターによるもの。
ともあれ、ファームウェアのアップデートがあれば、ダウンロードして確認できるはず。

○パネルのタッチ方式
上のイタリアのHDblog.itは静電容量方式としているが、どうなんだろう? 赤外線じゃないのか?
Clara HDも実店舗で販売されるようなので、実機を触ってみればわかること。


値段はドルやユーロで言うならかつてのgloHDと同価格(日本円では値上がりだが)で、ストレージが8Gに増量、ComfortLight PRO(フロントライトの色調整)の追加なので、今回はkoboも頑張った感じだ。
gloHDが健在な人にはあまり魅力はないかもしれないが、他の6チンチモデルからの買い替えなら十分にありだろう。


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2018年5月27日 (日)

Kobo: Clara HD、日本発売6月6日か

楽天の公式発表はまだ、Rakutenブックスの電子書籍リーダーの商品ページにもまだないが、楽天市場のあるストアにKobo Clara HDの商品ページが・・・。
フライイングだろうからページは削除されそうだが、掲載されている情報をピックアップ。

そのページの製品画像
Clara_front_2
Clara_back

発売日:2018年06月06日
価格:13,800円 (税込 14,904 円)

ディスプレイ:6インチ Carta E Ink HD
解像度:1448×1078(300ppi)
ライト:ComfortLight PRO搭載
「昼間太陽の下での白い昼光色から、夜ベッドの中では オレンジ系の電球光まで、内蔵センサーが一日の周りの明るさに応じて 自動でスクリーンの色調と明るさを調整します。」

サイズ(約):縦157×横111×厚さ8.3mm
重量:166g
ストレージ:8GB

あとは他のモデルと同じようなものなので省略。

昔のgloHDのリバイバルみたいなものだが、6インチモデルで300ppi復活は喜ばしい。
楽天ではaura Edition2は販売終了になっていたので、これからはClara HDがスタンダードモデル。

重さと薄さに関しては優秀。
重さ166gは、gloHDとaura Edition2(180g)や初代aura(174g)よりも軽い。同じ6インチのKindle Paperwhiteの205gには圧倒的な差をつけている。
厚さ8.3mmは、aura Oneの6.9mmには負けるが、gloHD(9.2mm)、aura Edition2(9.0mm)より薄く、初代aura(8.1mm)に迫る。H2O Edition2は8.8mm。

画像を見た感じだと、安っぽいプラスチック感が出ていそうだが、薄くして軽量化したのはいいと思う。
薄いと持ちやすいから。

touchやgloからの買い替えなら、おすすめできる。パネルがE Ink PearlからCartaになるし、解像度・ppiも上がって、表示クオリティは格段に上がるし、CPUも新しくなる。

gloHDを持っていてまだ動いているなら、買い換える必要はなさそう。フロントライトの色を変えられるようにしたいなら買ってもいいかもしれない。

個人的にはgloHDが壊れたら、その代わりに買える製品が出てきてよかったな、という程度。


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2018年5月25日 (金)

Kobo: FW4.8.11073アップデート

リリース後すぐに引っ込められたFW4.8.10956のバグが修正されたらしい。4.8.11073アップデート。

miniとaura Oneコミックエディション以外のモデル対象。
-- 追記 --
aura Oneコミックエディションにはアップデートが来ていた。
--- 追記おしまい --

あと、affiliate.confがrakutenbooksになっている場合(つまり日本のユーザー)は、待っていても自動アップデートはされないと思うので、連続ページめくり機能が欲しかったら、手動でアップデート。


◎ダウンロード
https://wiki.mobileread.com/wiki/Kobo_Firmware_Releases
自分のモデルがMark3、4,5,6のどれなのか確認してからダウンロードを。

確認するのも面倒な人はこちらからどうぞ。
https://geek1011.github.io/KoboStuff/kobofirmware.html

インストールはFWのzipファイルを解凍したら、その中身を全部、.koboフォルダにコピー、USB接続を解除、再起動、でおしまい。


◎更新内容
リリースノート
FW4.8.10956の時とまったく同じだが、
・画面の右下、もしくは左下を長押しすることで、連続ページめくりができる
・「設定」 > 「読書設定」 > 「ページめくり操作」で、「タップまたはスワイプ」か「スワイプのみ」のどちらかを選べる(注:これはFW4.7からある。4.8の新機能ではない)

○いつものdavidforさんのコメントによると
FW4.8.10956が引っ込められる原因になったepubのフォント変更を元に戻しただけで(デフォルトをGeorgiaに戻した)、それ以外に変更はないそうだ。

というわけで、FW4.8の詳しい変更点については、前回の記事で書いたのでそちらを参照。

前回のFW4.8.10956から、辞書やハイライトでの範囲選択はやりやすくなっている感じはある。
あとは連続ページめくりが欲しいかどうかだろう。


◎パッチ
Instructions for patching firmware 4.8.11073
いつものやつ。前回の記事など参照。

連続ページめくりをオフにするパッチ(`Disable QuickTurn`、たぶん)などが新たに追加されたようだ。


ランチャー
glo、aura、gloHDでは動作確認。ただし、新fmonとKFMonに移行している。この記事参照。移行をおすすめする。gloHDの画面回転問題も解決。
理屈では他のモデルも動くはずだが、確認は取れていない。


koreader
問題なさそう。こちらもKSMを使わないなら、新fmonかKFMonの使用(または移行)をおすすめ。同じ記事を参照。

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2018年5月14日 (月)

Kobo: Clara HD、海外では129ユーロ、6月9日発売か

イタリアのFeltrinelliというストアにKobo Clara HDの購入ページができたらしい。
Kobo Clara HD dal 5 giugno a 129€. Immagini e specifiche ufficialiの情報による。

そのうち削除されるかもしれないが、一応ストアのリンク。ここ

新しい情報としては、
値段:129ユーロ
発売日:6月9日(イタリア) それとも予約開始日?

--
値段はかつてのgloHD(2015年発売)と同じ。スペックが劣る現行6インチのaura Edition2(海外では2016年発売)は119ユーロ(アメリカでは119.99 ドル)。Kinlde Paperwhiteと同じ価格帯。

ストレージが2倍に増えて、aura Oneと同じライトの色を変える機能(Comfort light Pro)が追加されたのを考えれば、値段的には文句は言えないだろう。

正式発表はまだだが、ここまでくるとおそらく近いうちに動きがありそうな気配。

あとは日本での発売はいつになるかだが、だいたい発売はカナダが一番早くて、その後にアメリカ、ヨーロッパと続くイメージ。日本の場合は、aura Edition2のようにかなり発売が遅れたり、そもそも日本では発売されなかったモデルもあるので、どうなるかは楽天次第。
今は現行6インチのaura Edition2の40%ポイントバックをやっているみたいだから、在庫を何とか減らそうとしている?

すでにgloHDを持っているなら、microSD換装でストレージは増やせるし、Clara HDに買い換えるまでもないかな、というのが今のところの感触。とくに新しい魅力もないし、言ってしまえば、フロントライトの色温度調節を除けば、2015年のgloHDのスペックに戻っただけだから。ともあれ、6インチがaura Edition2のような低スペックモデルしかない情けない状況は脱することになりそう。

aura Oneが発売から2年になるから(コミックエディションは去年だが、アメリカ・日本限定発売の例外)、大きな変化があるとすればそっちかもしれない。

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2018年5月11日 (金)

Kobo: 2018年新モデルKobo Clara HD宣伝動画、6インチモデルと判明

Koboの新モデルClara HDの宣伝動画らしい。

カナダのストア、Indigo ChaptersがYouTubeにアップしたようだ。
-- 追記 --
動画は削除された。
代わりに巨大掲示板で誰かがアップしていたスクリーンショットのリンク。
https://i.imgur.com/RVCLA3X.jpg
-- 追記おしまい --

見てわかるのは、
・ディスプレイは6インチ
 HDディスプレイと言っているので300ppiか
・Comfort light Pro(色温度の変更)
・ストレージは8G

このぐらいのもの。

予想すると、
・ディスプレイとベゼルに段差があるので、タッチ方式はいつもの赤外線式だろうか(指以外が触れてもページがめくれるのが鬱陶し、赤外線方式は段差必須で本体が厚くなるので、個人的には嫌い)。
・動画では防水と言われていないので、防水ではなさそう(防水ならかならず宣伝するはずだから)。

あと、CPUは新しいi.MX6 SLLではないかとmobilereadでは予想されている。が、この新プロセッサの性能はどうなんだろうか。従来のi.MX6 SoloLiteがなくなるので、その代わり? あるいはSoloLiteの廉価版? スペック見てもよくわからないし。
いずれにせよ、kindle Oasisで採用されているデュアルコアのi.MX7 Dualよりは性能は劣るだろう。

見た感じだと、glo HDの後継機だな。
Clara HDで300ppi復活だと思うが、他社はどこも6インチのスタンダード機で300ppiが普通なのに、6インチでは212ppiのモデルしかなかったkoboのほうが異常だったわけで、やっと他社並みに戻っただけのこと。

色温度の調節がなければ、たぶんほとんどgloHDと代わり映えしない。新機能も何もなしでは新モデルとしてはさびしいので、Comfort light Pro採用は必須だったか。


6インチだし防水でもなさそうだし、プロセッサもi.MX7 Dualではなさそうだから、高級モデルではないだろう。そこで、気になるのは値段。あまり値上げしなければいいが。

あとは、ストレージはgloHDと同じようにmicroSDかどうか。防水でもないみたいだし、aura Oneのようにフラット・ディスプレイにしているわけでもないから、換装可能な旧モデルのgloHDやaura Edition2のようにmicroSD路線を引き継いでいる可能性はありか?

個人的には防水も、色温度調節もいらないが、パネルを静電式・フラットにして、より薄くしてもらったほうがありがたかった。ストレージも8Gもあれば、換装できなくてもかまわないのだが・・・。

i.MX7 Dualになるまで待ったほうが賢明な気がするが、それは最上位機種だけかもしれない。

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2018年5月 3日 (木)

Kobo: FW4.8.10956 配布停止中、といっても和書(kepub)には関係なし

FW4.8.10956が引っ込められたようだ。といっても、ダウンロードリンクは生きているので、手動でインストールはできる。


こっちのFWダウンロード・リンク
参照。
ほとんどが 4.7.10413 に戻っているが、Touchは 4.6.9960になっているようだ。

ここはすべてのaffiliateをチェックしてリンクを作成している。つまり、端末のaffiliate.confでどこを指定しても、FW4.8.10956に自動アップデートされることはない。
だが、FW4.8.10956のリンク自体は生きているので、手動でダウンロード・インストールはできる。"Other Versions"をクリックすると、4.8.10956もある。サーバーから削除、リリース完全撤回したわけではないようだ。

なぜ引っ込められたかというと、epubに問題が発生中らしい。
問題が出るのは、Adobeのレンダリングエンジンを使った場合(拡張子が.kepub.epubではなく、.epubの本、ということ)。楽天で売っている和書はkepubなので、問題ない。

もし楽天から洋書を買っていて、Adobe DRMのほうをダウンロードして読んでいる場合は問題が出るかもしれない。

問題の説明はまたいつものdavidforさん。
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?p=3689726#post3689726参照。

何やらメモリを使い尽くしてしまうとか。とりあえずepubでは「出版社のフォント」とかデフォルトのフォントを使うな、ということらしい。

洋書の場合は、ストアでkepubの他にepubでも提供されている場合がほとんどで、epubを好む人もけっこういるようだし(kepubの上下の無意味な余白を考えればわからなくもない)、koboがAdobe DRMをサポートしている以上、今回のFW4.8.10956 は引っ込めざるをえなくなったということか。

まあ、FWのアップデートが問題を引き連れてくるのは、いつものkoboクオリティ。
ドイツ・テレコムの代わりに入ったドイツのtolinoでも、ちょっと前にファームウェアのアップデートで何かやらかしたみたいだし。

それにしても、また楽天はFWの最新版を日本のユーザーに提供するのをやめているようだ。
上のFWのダウンロードリンク・サイトを見るかぎり、他のaffiliateは 4.7.10413 なのに、rakutenbooks(これが楽天のaffiliate) は 4.7.10364 。


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