Kobo: FW4.8.10956 アップデート
アップデート、4.8に突入。
mini以外のモデル対象。
ただし、aura Edition2とH2O Edition2の新バージョンにはアップデートは来ていないので、手動で4.8.10956にアップデートをするな、とのこと。旧バージョンのaura Edition2とH2O Edition2はもちろんアップデートしてよい。
-- 追記 --
Edition 2の新バージョンのFWもダウンロードできるようになった。アップデート可能。
-- 追記おしまい --
aura Edition2とH2O Edition2の新旧2バージョンの見分け方については下記参照(FWのバージョンで見分ける)。
◎ダウンロード
https://wiki.mobileread.com/wiki/Kobo_Firmware_Releases
自分のモデルがMark3、4,5,6のどれなのか確認してからダウンロードを。
-- 追記 --
確認するのも面倒な人はこちらからどうぞ。
https://geek1011.github.io/KoboStuff/kobofirmware.html
--追記おしまい --
インストールはFWのzipファイルを解凍したら、その中身を全部、.koboフォルダにコピー、USB接続を解除、再起動、でおしまい。
*aura Editon2とH2O Edition2には新旧2つのバージョンがあるので注意。
上のリンクのダウンロードページ、"Device Firmware"一覧表を参照。
Aura Edition 2 Mark 6
Aura Edition 2 Version 2 Mark ?
また、
Aura H2O Edition 2 Mark 6
Aura H2O Edition 2 Version 2 Mark ?
と区別してある。"Version 2"とあるのが新しいバージョン。
-- 追記 --
Version 2はのFWもダウンロードできるようになった。Mark7になっている。
-- 追記おしまい --
Version 2ではCPUが新しくなって、i.MX6SLLになっているらしい(これが話題になったmobilereadのスレッドがどこだったか、今はちょっと思い出せない)。
-- 追記 --
見つけた。KSM09のスレッドだった。#223のポストを参照。
-- 追記おしまい --
このarura/H2O Edition2の、さらにVersion 2のFWは初リリースの 4.6.10197 のままアップデートされていない。aura/H2O Edition2ユーザーは手動アップデートする前に、FWのバージョンを念のため確認すること。4.6.10197だったら新しいVersion 2なので、今のところ手動でアップデートしてはいけない。それ以外の旧バージョンはアップデートしてかまわない。
-- 追記 --
新旧の見分け方をより正確に。
端末の.koboフォルダ内のversionを見て判別。末尾の数字に注目する。
aura Edition2 Version2 は"378"
H2O Edition2 Version2は"379"
xxx-xxxx-(中略)-000000000378 や xxx-xxxx-(中略)-000000000379 になっている。
こうなっていたら、aura/H2O Edition2の新バージョン。Mark7のFWを使うこと。
-- 追記おしまい --
このVersion 2にアップデートが来てないのは、噂の新モデルKobo Clara HDが新CPUのi.MX6SLLを搭載するので、そのリリースを待っているからでは? というのがdavidforさんの推測(このポスト参照)。
◎更新内容
○リリースノート
・画面の右下、もしくは左下を長押しすることで、連続ページめくりができる
・「設定」 > 「読書設定」 > 「ページめくり操作」で、「タップまたはスワイプ」か「スワイプのみ」のどちらかを選べる(注:これはFW4.7からある。4.8の新機能ではない)
○いつものdavidforさんのメモから
・新しいクイック・ページターン。aura Oneコミックエディションにあったものだが、いくつか問題があった。そのため、他のモデルには提供されていなかったもの。kepubでしか使えない。
・トラッキング・オプション(たぶん「アプリ改善のため利用機能情報を自動送信」というやつ)が「設定」 > 「節電/プライバシー」の項目に移動した。(注:以前どこにあったのかよくわからない。また、これをオンにしておかないと、読書アクティビティが機能しないとのこと(このポストを参照))。
・ウィッシュリストを作り直し(内部的なもので、目に見える変化はない)
・epub(kepubではない)のフォント選択で「出版社のフォント」を選ぶと、これまでは"Georgia"だったが、これからは「Kobo筑紫明朝」になる。これはより多くのフォントを含んでいる(和文フォントだろう)点はいいが、イタリックやボールドがないので、不都合があるだろう。(注:epubを読む海外ユーザーには注意が必要、ということだろう)
・テキスト選択(ハイライトなど)の改善。まだ完全ではないが、以前よりスムーズ、正確になった。
・読書アクティビティ(統計的なやつ)が正常な動作に戻った。
・フッター(画面下の「○%読了」とか「読了まで○時間」など)の表示切替が長押しからタップに変更(注:連続ページめくりが画面下部の長押しになったからだろう)。
・The WiFi online test has changed to a Kobo URL rather than the URL used by Microsoft.(よくわからない。ベータ・テスター向けの話か?)
・噂になっているKobo Clara HD(?)をサポート
・ストアに変更があったが、あまり利用していないので詳細は不明。
こんな感じか。
今回の目玉である連続ページめくりについて、少し補足。
画面下のフッターの領域を長押しする。その位置によってページめくりのスピードが変わる。左右の端に近いほど速く、真ん中に近づくと遅くなり、真ん中で止まる。長押ししたまま指をスライドさせても、スピードは変わる。(このポスト参照)
触ってみた感じだど、ページめくりのスピードが変わると言っても、大した差は感じられない。というのも、Kindleのほうが連続ページめくりのスピードが圧倒的に速く、緩急の差が大きいからだ。この点ではkindleのほうが優秀。また、kindleは左右の真ん中あたりなら画面のどこを触っても、連続ページめくりに移行できるが、koboは画面下のフッターあたりの領域に限られている。このあたりもkindleのほうが便利。前に書いた記事に動画のリンクがある。(以前のaura One コミックエディションとは連続ページめくりの操作法が変わっている)
でも、Kindleはマンガでしか連続ページめくりはできない。文字の本でもできる点はkoboが上。kepub限定の機能。cbzなどでは使えないのでそのつもりで。
koboはマンガの場合、毎ページリフレッシュする仕様なので、連続ページめくりのほうが速いだろう。
だが、文字物だと、はっきり言って高速でタップしたほうがページめくりは速い。まあ、高速タップするのも面倒なので、長押しで連続ページめくりのオプションがあるのもいいだろう。
もう一つ、パッチ(下記参照)でフッター領域を小さくしている場合は注意が必要。
koboの無意味な上下余白の大きさが嫌な人もいるはずだと思うのだが、パッチでフッター領域を狭くすると、連続ページめくりの長押しの領域も狭くなるようだ。試しに下記パッチでフッターを削除してみたら(Disable reading footerをyes)、連続ページめくりはできなくなった。フッターを狭くしすぎると、とくにベゼルとディスプレイの間に段差があるモデルは長押しが認識されにくくなる。フラット画面の初代auraではフッターを狭くしても楽に操作できる。
◎パッチ
Instructions for patching firmware 4.8.10596
個人的には、
○nickel.patchの
・Custom reading footer style
(フッターの領域、フォントサイズ変更)
・Custom Header menubar - reduce height by 50%(33%)
(ヘッダー領域を50%もしくは33%減らす)
・Dictionary pop-up frame size increase
(辞書ウィンドウを大きくする。ただ、これは自分でパッチを作りなおしている)
などはyesに。
○libnickel.so.1.0.0.patchの
・My 24 line spacing values
(行間設定を24段階に増やす。ただし行間の数値も自分で変更)
・Custom left & right margins
(左右の余白を減らす)
・Custom font sizes
(フォントサイズのバリエーションを増やす)
・Fix three KePub fullScreenReading bugs
(隠し機能のフルスクリーン・モード[ヘッダー・フッターを消す]のバグを修正)
・Freedom to advanced fonts control
(フォントの詳細設定有効化[フォントの太さを変えられるようにする]。ただし和書は下記ランチャーも必要)
・Allow searches on Extra dictionaries
(カスタム辞書の追加)
などはyesにしてパッチをあてている。
参考までに。
-- 追記 --
カスタム辞書追加(Allow searches on Extra dictionaries)は、今回のFW4.8.10956でデータベースの修正(辞書名の変更)が必要になった。ここを参照。
-- 追記おしまい --
◎ランチャー
glo、aura、gloHDでは動作確認。ただし、新fmonとKFMonに移行している。この記事参照。移行をおすすめする。gloHDの画面回転問題も解決。
理屈では他のモデルも動くはずだが、確認は取れていない。
◎koreader
問題なさそう。こちらもKSMを使わないなら、新fmonかKFMonの使用(または移行)をおすすめ。同じ記事を参照。
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