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2018年4月

2018年4月26日 (木)

Kobo: FW4.8.10956 アップデート

アップデート、4.8に突入。
mini以外のモデル対象。

ただし、aura Edition2とH2O Edition2の新バージョンにはアップデートは来ていないので、手動で4.8.10956にアップデートをするな、とのこと。旧バージョンのaura Edition2とH2O Edition2はもちろんアップデートしてよい。
-- 追記 --
Edition 2の新バージョンのFWもダウンロードできるようになった。アップデート可能。
-- 追記おしまい --
aura Edition2とH2O Edition2の新旧2バージョンの見分け方については下記参照(FWのバージョンで見分ける)。


◎ダウンロード
https://wiki.mobileread.com/wiki/Kobo_Firmware_Releases
自分のモデルがMark3、4,5,6のどれなのか確認してからダウンロードを。
-- 追記 --
確認するのも面倒な人はこちらからどうぞ。
https://geek1011.github.io/KoboStuff/kobofirmware.html
--追記おしまい --

インストールはFWのzipファイルを解凍したら、その中身を全部、.koboフォルダにコピー、USB接続を解除、再起動、でおしまい。

*aura Editon2とH2O Edition2には新旧2つのバージョンがあるので注意。
上のリンクのダウンロードページ、"Device Firmware"一覧表を参照。
Aura Edition 2      Mark 6
Aura Edition 2 Version 2  Mark ?
また、
Aura H2O Edition 2      Mark 6
Aura H2O Edition 2 Version 2  Mark ?
と区別してある。"Version 2"とあるのが新しいバージョン。
-- 追記 --
Version 2はのFWもダウンロードできるようになった。Mark7になっている。
-- 追記おしまい --

Version 2ではCPUが新しくなって、i.MX6SLLになっているらしい(これが話題になったmobilereadのスレッドがどこだったか、今はちょっと思い出せない)。
-- 追記 --
見つけた。KSM09のスレッドだった。#223のポストを参照。
-- 追記おしまい --

このarura/H2O Edition2の、さらにVersion 2のFWは初リリースの 4.6.10197 のままアップデートされていない。aura/H2O Edition2ユーザーは手動アップデートする前に、FWのバージョンを念のため確認すること。4.6.10197だったら新しいVersion 2なので、今のところ手動でアップデートしてはいけない。それ以外の旧バージョンはアップデートしてかまわない。
-- 追記 --
新旧の見分け方をより正確に。
端末の.koboフォルダ内のversionを見て判別。末尾の数字に注目する。
 aura Edition2 Version2 は"378"
 H2O Edition2 Version2は"379"
xxx-xxxx-(中略)-000000000378 や xxx-xxxx-(中略)-000000000379 になっている。
こうなっていたら、aura/H2O Edition2の新バージョン。Mark7のFWを使うこと。
-- 追記おしまい --

このVersion 2にアップデートが来てないのは、噂の新モデルKobo Clara HDが新CPUのi.MX6SLLを搭載するので、そのリリースを待っているからでは? というのがdavidforさんの推測(このポスト参照)。


◎更新内容
リリースノート
・画面の右下、もしくは左下を長押しすることで、連続ページめくりができる
・「設定」 > 「読書設定」 > 「ページめくり操作」で、「タップまたはスワイプ」か「スワイプのみ」のどちらかを選べる(注:これはFW4.7からある。4.8の新機能ではない)

○いつものdavidforさんのメモから
・新しいクイック・ページターン。aura Oneコミックエディションにあったものだが、いくつか問題があった。そのため、他のモデルには提供されていなかったもの。kepubでしか使えない。
・トラッキング・オプション(たぶん「アプリ改善のため利用機能情報を自動送信」というやつ)が「設定」 > 「節電/プライバシー」の項目に移動した。(注:以前どこにあったのかよくわからない。また、これをオンにしておかないと、読書アクティビティが機能しないとのこと(このポストを参照))。
・ウィッシュリストを作り直し(内部的なもので、目に見える変化はない)
・epub(kepubではない)のフォント選択で「出版社のフォント」を選ぶと、これまでは"Georgia"だったが、これからは「Kobo筑紫明朝」になる。これはより多くのフォントを含んでいる(和文フォントだろう)点はいいが、イタリックやボールドがないので、不都合があるだろう。(注:epubを読む海外ユーザーには注意が必要、ということだろう)
・テキスト選択(ハイライトなど)の改善。まだ完全ではないが、以前よりスムーズ、正確になった。
・読書アクティビティ(統計的なやつ)が正常な動作に戻った。
・フッター(画面下の「○%読了」とか「読了まで○時間」など)の表示切替が長押しからタップに変更(注:連続ページめくりが画面下部の長押しになったからだろう)。
・The WiFi online test has changed to a Kobo URL rather than the URL used by Microsoft.(よくわからない。ベータ・テスター向けの話か?)
・噂になっているKobo Clara HD(?)をサポート
・ストアに変更があったが、あまり利用していないので詳細は不明。

こんな感じか。

今回の目玉である連続ページめくりについて、少し補足。
画面下のフッターの領域を長押しする。その位置によってページめくりのスピードが変わる。左右の端に近いほど速く、真ん中に近づくと遅くなり、真ん中で止まる。長押ししたまま指をスライドさせても、スピードは変わる。(このポスト参照)

触ってみた感じだど、ページめくりのスピードが変わると言っても、大した差は感じられない。というのも、Kindleのほうが連続ページめくりのスピードが圧倒的に速く、緩急の差が大きいからだ。この点ではkindleのほうが優秀。また、kindleは左右の真ん中あたりなら画面のどこを触っても、連続ページめくりに移行できるが、koboは画面下のフッターあたりの領域に限られている。このあたりもkindleのほうが便利。前に書いた記事に動画のリンクがある。(以前のaura One コミックエディションとは連続ページめくりの操作法が変わっている)

でも、Kindleはマンガでしか連続ページめくりはできない。文字の本でもできる点はkoboが上。kepub限定の機能。cbzなどでは使えないのでそのつもりで。

koboはマンガの場合、毎ページリフレッシュする仕様なので、連続ページめくりのほうが速いだろう。
だが、文字物だと、はっきり言って高速でタップしたほうがページめくりは速い。まあ、高速タップするのも面倒なので、長押しで連続ページめくりのオプションがあるのもいいだろう。

もう一つ、パッチ(下記参照)でフッター領域を小さくしている場合は注意が必要。
koboの無意味な上下余白の大きさが嫌な人もいるはずだと思うのだが、パッチでフッター領域を狭くすると、連続ページめくりの長押しの領域も狭くなるようだ。試しに下記パッチでフッターを削除してみたら(Disable reading footerをyes)、連続ページめくりはできなくなった。フッターを狭くしすぎると、とくにベゼルとディスプレイの間に段差があるモデルは長押しが認識されにくくなる。フラット画面の初代auraではフッターを狭くしても楽に操作できる。


◎パッチ
Instructions for patching firmware 4.8.10596
個人的には、
○nickel.patchの
・Custom reading footer style
 (フッターの領域、フォントサイズ変更)
・Custom Header menubar - reduce height by 50%(33%)
 (ヘッダー領域を50%もしくは33%減らす)
・Dictionary pop-up frame size increase
 (辞書ウィンドウを大きくする。ただ、これは自分でパッチを作りなおしている)
などはyesに。
○libnickel.so.1.0.0.patchの
・My 24 line spacing values
 (行間設定を24段階に増やす。ただし行間の数値も自分で変更)
・Custom left & right margins
 (左右の余白を減らす)
・Custom font sizes
 (フォントサイズのバリエーションを増やす)
・Fix three KePub fullScreenReading bugs
 (隠し機能のフルスクリーン・モード[ヘッダー・フッターを消す]のバグを修正)
・Freedom to advanced fonts control
 (フォントの詳細設定有効化[フォントの太さを変えられるようにする]。ただし和書は下記ランチャーも必要)
・Allow searches on Extra dictionaries
 (カスタム辞書の追加)
などはyesにしてパッチをあてている。
参考までに。
-- 追記 --
カスタム辞書追加(Allow searches on Extra dictionaries)は、今回のFW4.8.10956でデータベースの修正(辞書名の変更)が必要になった。ここを参照。
-- 追記おしまい --


ランチャー
glo、aura、gloHDでは動作確認。ただし、新fmonとKFMonに移行している。この記事参照。移行をおすすめする。gloHDの画面回転問題も解決。
理屈では他のモデルも動くはずだが、確認は取れていない。


koreader
問題なさそう。こちらもKSMを使わないなら、新fmonかKFMonの使用(または移行)をおすすめ。同じ記事を参照。

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2018年4月21日 (土)

Kobo: (新)KSMなしでkoreaderを使う、ついでにランチャーも

KSMなしでkoreaderを起動する方法を再び。

以前の記事
で紹介したオリジナルのfmonはいろいろ面倒で、問題が起きやすいので、別ビルドの新しいfmonに変更する。また、もう一つの起動ツールであるKFMonもアップデートされた。そこで、これを機にあらためて導入方法を。fmonは設定の仕方が少し変わる。

また、ランチャーも古いオリジナルのfmonは捨てて、新しいfmonかKFMonにしたほうがよさそう。移行したらgloHDのランチャー画面の回転問題も生じないようだ。なので、ランチャーを新fmonまたはKFMonに移行する方法も説明する。

◎必要なもの
fmon-0.3.1もしくはKFMon-v0.9.6
○koreader(最新版はここ
 ただし、KFMonを使いたい場合は、今のところnightly buildsのkoreader-v2015.11-1667以降にすること。
○koboのFWは4.7以降であることが条件(KFMon、また、ランチャー利用の場合)

*KFMonはkoreader終了からnickelを起動できない問題がようやく解決された。いちいち端末を再起動しなくても、nickelのホーム画面に戻れるようになった。だが、今回のアップデートで、udevを使うのをやめて、fmonと同じように/etc/init.d/on-animator.shでkfmonを起動するように仕様が変わった。つまり、ファームフェアのアップデートのたびにon-animator.shが上書きされるので、いちいち戻してやらなければならなくなった。バグ修正の代償・・・。でもまあ、fmonと条件は同じになっただけとも言える。


◎前準備
以前の記事で紹介したオリジナルのfmonでkoreaderを起動している場合、もしくは、ランチャーを使っている場合は、まず
1) fmonを止める
 kobo端末の".kobo"フォルダ内のon_start.shをリネームするか削除。その後、端末を電源オフで再起動。さらに、
2) インストール済みのkoreaderのアイコン画像(koreader.png)を削除しておく
 koreader.pngを端末のタップ操作で削除。念のため端末を再起動。画像がなくなっているのを確認。

では、koreaderのインストール手順。
たぶん一番簡単なKFMonでkoreaderを動かす方法から。


◎KFMon編
上の前準備を済ませてから

1) KFMonインストール
KFMon-0.9.6.zipをPCにつないだkobo端末に解凍する
端末(ドライブの一番上)に
 "koreader.png"
 ".adds"フォルダとその中のファイル
さらに
 ".kobo"フォルダ内にKoboRoot.tgz
ができていることを確認。

2) koreaderインストール
ダウンロードしたkoreader-kobo-arm-kobo-linux-gnueabihf-xxxx.zip(v2015.11-1667以降をかならず使うこと)を、PCの適当な場所に解凍。
解凍して出てきたkoreaderフォルダをまるごと、kobo端末の".adds"フォルダ内にコピー。

3) USB接続を解除
すると、koreader.pngの処理(「コンテンツを処理しています・・・」の表示)の後、再起動する。

これでおしまい。むずかしいことは何もないはず。
koreaderのアイコン画像をタップすれば、koreaderが起動する。KSMより単純。

*FWをアップデートしたら、もう一度KFMon-0.9.6.zipをkobo端末(ドライブの一番上)に解凍・再起動すること。FWのアップデートでon-animator.shが上書きされてしまい、kfmonが起動しなくなるので。


◎fmon編
上の前準備を済ませてから。
すでにfmonでkoreaderを動かしている場合は、新ビルドのfmonではkoreaderのインストール場所が変わる(.koboフォルダ内ではなく、.addsフォルダになる)ので注意。新規インストールになる。

1) fmonインストール
fmon-0.3.1.zipを、PCにつないだkobo端末に解凍する
端末内に(ドライブの一番上)に
 ".adds"フォルダとその中に"fmon"フォルダ
 ".kobo"フォルダにKoboRoot.tgz
ができていることを確認。
USB接続を解除してケーブルを抜くと、端末が再起動する。
(再起動しない場合は、上のフォルダ、ファイルができているか再確認を)

2) koreaderインストール
ダウンロードしたkoreader-kobo-arm-kobo-linux-gnueabihf-v2015.11-xxxx.zipをPCの適当な場所に解凍。
解凍して出てきたkoreaderフォルダをまるごと、kobo端末の".adds"フォルダ内にコピー。
旧fmonでkoreaderを使っていた人は、defaults.persistent.luaや辞書など自分で追加または変更したファイルを、新しい.adds/koreaderに移しておく。

3) fmon用にkoreaderのアイコン画像を配置する
・kobo端末にiconsという名前のフォルダを作る(ドライブの一番上)
・koreader-kobo-arm-xxxxx.zipを解凍して出てきたkoreader.pngを、そのiconsフォルダにコピー
・USBケーブルを抜くと、koreader.pngの処理が行われる(「コンテンツを処理しています・・・」の表示が出る)

4) 端末の電源オフで再起動する

これでおしまい。
オリジナルの旧fmonで動かしていたkoreader(".kobo"フォルダ内のkoreader)、".kobo"フォルダ内のfmonは削除してよい。

*FWをアップデートしたら、もう一度fmon-0.3.1.zipをkobo端末(ドライブの一番上)に解凍・再起動すること。FWのアップデートでon-animator.shが上書きされてしまい、fmonが起動しなくなるので。
また、iconsフォルダ内のアイコン画像を変更したい場合は、上書きしないこと。画像を端末のタップ操作でまず削除してから、アイコン画像を追加する。

念のため言っておくが、fmonとKFMonは共存できない。on-animator.shを触れば、なんとかなるかもしれないが、やめておいたほうがいいだろう。

以上で、koreaderについてはおしまい。


--

以下は、ランチャーをすでに使っている、あるいはkoreaderの他にランチャーもインストールしたい人向けの解説。

◎ランチャーを新ビルドのfmon、またはKFMonに移行する
新fmon、KFMonをインストールすると、ランチャーは起動しなくなる。再設定が必要になる。
少し手間だが、不安定なオリジナルのfmonは捨てて、新しいfmonかKFMonに移行したほうがいいと思う。gloHDで起きていた画面の回転問題も生じない。

元々ランチャーはfmonを使っているので、新fmonの方から。

○新fmon導入編
fmonの起動ファイルが変わり、アイコン画像の置き場所など設定方法も変わる。
上記の新fmonでkoreaderを導入済み場合は、下の 1)と 2)は済んでいる。3)から読めばよい。

1) 旧fmonを止める
 kobo端末の".kobo"フォルダ内のon_start.shをリネームするか削除。その後、端末を電源オフで再起動。

2) fmonインストール
fmon-0.3.1.zipを、PCにつないだkobo端末に解凍する
端末内に(ドライブの一番上)に
 ".adds"フォルダとその中に"fmon"フォルダ
 ".kobo"フォルダにKoboRoot.tgz
ができていることを確認。
USB接続を解除してケーブルを抜くと、端末が再起動する。
(再起動しない場合は、上のフォルダ、ファイルができているか再確認を)

3) ランチャーのアイコン画像を指定の位置に配置
・kobo端末に icons という名前のフォルダを作る(ドライブの一番上)
・インストール済みのランチャーのアイコン画像(000_db_scripts.png)を icons フォルダ内にコピーして、db_launcher.pngにファイル名を変更(かならずこのファイル名にすること)

4) ランチャーの起動スクリプトを指定の場所に配置
・端末の".adds"フォルダ内に db_launcher という名前のフォルダを作成
・端末の".kobo/db_scriptsフォルダ内にある db_launcher.sh をこの".adds/db_launcher"フォルダにコピー

5) ランチャーのnickel起動ファイル(run_nickel.sh)では起動しなくなる。修正して使ってもいいが、本家ランチャーの作者さんによると、もうrun_nickel.shはメンテしていないとのこと。なので、より新しいkoreaderのnickel起動ファイルに差し替えることにする。
・koreaderをインストールしている場合
端末の.adds/koreader/nickel.shを、.kobo/vlasovsoft/フォルダにコピーして、run_nickel.shにリネーム。
・koreaderをインストールしていない場合
koreader-v2015.11-1667以降をここからダウンロードして、適当な場所に解凍。
koreaderフォルダ内のnickel.shを、.kobo/vlasovsoft/フォルダにコピーして、run_nickel.shにリネーム。

6) 端末を再起動
USB接続を解除して、ケーブルを抜くと、「コンテンツを処理しています・・・」(アイコン画像の処理)画面の後、ホーム画面に戻るので、電源オフで再起動。



○KFMon導入編
上記のやり方でKFMonでkoreaderを導入済みで、さらにランチャーも使いたい場合、または、単にランチャーをfmonからKFMonに移行したい場合の設定方法。
KFMonでkoreaderをインストール済みの人は、下の 1) と 2) はすでに終わっているので、3)から読めばよい。

1) fmonを止める
 kobo端末の".kobo"フォルダ内のon_start.shをリネームするか削除。その後、端末を電源オフで再起動。

2) KFMonインストール
KFMon-0.9.6.zipをPCにつないだkobo端末に解凍する
端末(ドライブの一番上)に
 "koreader.png"
 "adds"フォルダとその中のファイル
さらに
 ".kobo"フォルダ内にKoboRoot.tgz
ができていることを確認。koreaderはインストールしないなら、"koreader.png"はこの時点で削除してよい。

3) KFMonはiniファイルで、アイコン画像や起動スクリプトを指定する。このファイルを作る必要がある。
ファイル名はdb_launcher.iniとでもして、その中身はとりあえず

[watch]
filename = /mnt/onboard/000_db_scripts.png
action = /mnt/onboard/.kobo/db_scripts/db_launcher.sh
;reboot_on_exit=false
の4行でよい。改行コードLF(Unix式)のエディタで作成すること。
そして、このdb_launcher.iniを端末の、.adds/kfmon/config/フォルダ内に配置する。

4) ランチャー本来のnickel起動ファイル(run_nickel.sh)では起動しなくなる。修正して使ってもいいが、本家ランチャーの作者さんによると、もうrun_nickel.shはメンテしていないとのこと。なので、より新しいkoreaderのnickel起動ファイルに差し替えることにする。
・koreaderをインストールしている場合
端末の.adds/koreader/nickel.shを、.kobo/vlasovsoft/フォルダにコピーして、run_nickel.shにリネーム。
・koreaderをインストールしていない場合
koreader-v2015.11-1667以降をここからダウンロードして、適当な場所に解凍。
koreaderフォルダ内のnickel.shを、.kobo/vlasovsoft/フォルダにコピーして、run_nickel.shにリネーム。

5) USB接続を解除して、端末を再起動する。


本家ランチャーが更新されたら、次のランチャーのアップデートで旧fmonから新ビルドのfmonかKFMonに移行するつもり。どっちがいいか、試して希望を言ってくる人でもいれば、参考にさせてもらうが・・・。あと、インストール場所も.koboから.adds内に移そうかと思う。なぜ.kobo内にインストールしていたかというと、本家ランチャーとの併存を考えてのことだった。だが、もうそれもいいかな。

希望があれば、次のランチャーのアップデートまでのにつなぎに、新fmonもしくはKFMonへの移行を楽にするファイルセット(db_launcher.iniやrun_nickel.shなど)をアップする。

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2018年4月13日 (金)

Kindle:アップデート 5.9.5 & jailbreak関連

Kindleアップデート、5.9.5。

◎更新内容

・「読書オプション」メニューでハイライトメニューの表示をオフにすることで、複数のハイライトの追加がより簡単になりました。

だそうだが、第6世代PWをアップデートしてみたところでは、「ハイライトメニュー」なんてものは見つからない・・・。
メニューの「設定」 > 「読書オプション」 > 「ハイライトと「この本ついて」」と進んでも、それらしいものはない。

こちらの記事(Kindle Software Update 5.9.5 Now Available)によると、「ハイライトと「この本について」」の項目下に"Highlight Menu"なるものがあるという。

またこちらのドイツ語の記事(Schneller Markieren mit Kindles Firmware 5.9.5)には画像が上がっていて、「ハイライト・メニュー」にあたる"Menü für Markierungen"が見える。

ちょっとよくわからないな、これ。
第6世代PWだけの問題なのか、ダウンロードしたファームウェアに問題があったのか、あるいはファームウェア自体に問題があるのか? 

-- 追記(問題解決) --
WiFi接続して再起動すればよい、というコメントをいただいた。
試してみたら、無事「ハイライトメニュー」が出現した。

ただ、再起動はしなくても大丈夫だった。機内モードをオフにしたら、ひさしぶりに使ったせいか、勝手に1冊本がダウンロードされて、その後はハイライトメニューが出るようになった。クラウドにアクセスするとか、本を開いた状態で「読み進めた最後のページに同期」とか、一度サーバーと通信すればいいのかもしれない。
FWを手動でダウンロード、アップデートするのではなく、自動アップデート(OTAアップデート)を待つ場合には、ハイライトメニューが出ないという問題は発生しないのだろう。

「ハイライトメニュー」をオフにすると、
範囲選択した時のコンテクストメニューというか、「取り消し|メモ|シェア|🔍|︙」のウィンドウ(?)が出なくなる。ハイライト時にそのウィンドウを消す手間が省ける、というのが今回のアップデートの中身。

-- 追記おしまい --


◎ダウンロードページ
○新Oasis(第9世代)
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202200380

◯Kindle(新無印、第8世代)
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202065490

◯Oasis(第8世代)
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=202037720

○PWマンガモデル
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201756220

◯PW3(2015)
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201756220

◯Voyage
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201630670

◯無印
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201605570

◯PW2(2013)
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201307450


◎jailbreak関連
ほとんど使っていない第6世代PW(2012)で試したが、jailbreakは生き残る。もちろん、*.binはインストールし直すこと。

場合によっては、hotfixの適用が必要かもしれない。
https://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=3562968&postcount=4から
Update_jailbreak_hotfix_1.14_nomax_install.bin をダウンロード。
PCにつないだら、ドライブの一番上にコピー、それからメニューの設定から「Kindleをアップデート」を実行。

・フォント・ハックに問題発生中?(解決済み。下の「追記(対処方法)」参照)
本を開いて、フォントメニュー(Aa)をタップすると、再起動(おそらくXの再起動)が起こってしまう。フォントが変更できない。KUALでとりあえずFont Hackをdisableに。それでデフォルトのフォントに戻せば、フォントメニューに問題は発生しない。
設定ファイルを見なおす必要があるのか、今のところ原因不明。いざとなったら、ja.fontでフォント差し替えるしかないか・・・。

-- 追記(対処方法) --
フォントキャッシュを作り直すことで問題解決した。
やり方は以下の通り。
KUAL > Fonts▽ > Fonts Hack Behavior▽ > Update fontconfig cache

これで X serverが再起動する。その後は正常にフォントメニュー(Aa)が使えるようになる。

フォントハックの問題も解決したし、voyageもアップデートしてもよさそうだ。
-- 追記おしまい --

・スクリーンセーバーは大丈夫のようだ。


・5.8.8以降は新規のjailbreakはできなくなっている。5.8.7.x以前の人しか新規のjailbreakはできない。
また、マンガモデルはjailbreakは依然としてjailbreak未対応。

・ただ、例外的にマンガモデルのFW5.8.9.0.1だけはjailbreakできる。このFWバージョン以外は不可。当然ダウングレードしてjailbreakするのも無理。
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=291336

5.9.2以降はKUALに注意が必要
mobilereadのスレッドを見ていると、どうやらドキュメントバージョンのKUAL(KUAL-KDK-2.0.azw2)は動かないらしい。bookletバージョン(Update_KUALBooklet_v2.7.2_install.bin)をインストールしろ、とのこと。つまり、
・KUAL-KDK-2.0.azwを削除した後、
・Update_KUALBooklet_v2.7.2_install.binを端末の"mrpackages"フォルダにコピー
・そして、検索欄に ;log mrpi と入力してEnter

第6世代PW(2013)では、ドキュメントバージョンのKUALがそのまま使えている。ただし、jailbreak関連のパッケージはすべて最新版snapshot(去年11月にひさしぶりに更新された)を使っている。

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2018年4月 2日 (月)

Kobo: 2018年新モデルはKobo Clara HD?

"Kobo Clara HD"という名称のデバイスがFCC(アメリカの有線・無線の通信事業の規制監督をする機関)のテストをパス。
FCCのペーパーから新モデルの名前がわかったりするのはいつものパターン。そして、名前ぐらいしかわからないのもいつものこと。

これを見つけたのは、the-digital-reader.comか。
"Kobo Clara HD Clears the FCC"参照。

このサイトは毎年エイプリルフール記事を出すのでジョークかと思っていたら、まじめな記事だった。FCCへのリンクもおかしかったし(今は直っている)。

FCCで公開されている情報でわかるのは名前やテスト機で使われたバッテリーぐらいか。無線回りのテストだろうから。
Koboclarahd
上のFCCページの"Label & Locatin"から

Koboclarahd_report
上のFCCページの"RF Test Report"から


the-digital-reader.comは、aura One(7.8インチ)、H2O Edition2(6.8インチ)と続いたので次は6インチか?としている。

goodereader.comはkobo miniの後継ではないかと言っている。廉価版がkoboにはないし、アメリカではウォルマートで端末を発売することになったから、というのが推測の理由のようだ。(でも5インチのminiはないだろうという気はする)

-- 追記 --
goodereader.comがなぜ突然5インチのminiを持ち出してきたのか、ソースはこのイタリアのサイトか。
典拠を明かさないのがgoodereader.comのいつものやり方だから。
"Ecco Kobo Clara HD: misterioso e imminente"参照。

一番最後の段落に気になる個所。イタリア語はわからないので、goole翻訳をコピペすると、
"Kobo Clara HD will have a different screen than usual? At the last CES 2018 we saw something interesting at the E-Ink stand. Maybe it will be that famous 5-inch (Kobo Pika) that has been spoken for years? Or the "Clara" in the name will be the Spanish of our "clear"? Fortunately we should not remain in doubt for a long time."

「Clara HDは他と違うディスプレイなのか? この前のCES 2018のE Inkブースで興味深いものを見た。何年も語られてきた、かの有名な5インチ(Kobo Pika)になるのだろうか?」みたいなことが書かれている。
E Inkブースで見た「興味深いもの」が5インチのパネルを意味しているのか、あるいはまったく別種のパネルのことを言っているのか、よくわからない。ただ、Pikaというのがコードネームだとすると、それは日本未発売の6インチKobo Touch 2.0を指すものであって、5インチの端末ではない(昔の記事参照)。このイタリアの記事も何か勘違いしている可能性がありそう。
-- 追記おしまい --


発売がいつになるかは不明。FCCのページではマニュアルやら内部画像の公開は"2018-09-27"とされている。発売もその頃なのか、それよりも前に発売があるのか、そのあたりはよくわからない。

個人的には、名前に"HD"とついているので300ppiに期待。
koboで300ppiなのは最上位のaura Oneだけ。kindleやtolinoなどではスタンダードモデルでも300ppiだから、koboは見劣りしている。一昨年は7.8インチのaura One、去年は6.8インチのH2O Edition2が発売されたから、今年は6インチの番だと思いたいところ。300ppiに戻して、せめて昔のgloHDのクオリティにはして欲しい。

あとはプロセッサ。Kindle Oasis2がデュアルコアのi.MX7 dualを採用したので、koboの新モデルがどうなるかに注目だろうか。
PocketBookの新モデル(PocketBook InkPad 3)もデュアルコアとされているので(i.MX7 dualかどうかは明記されていない)、ひょっとしてkoboにも来るか? でも、来るとしても最上位機種の気もする。ともあれ、現行のi.MX6ですらkindleに数年遅れたkoboだから、どうなることやら。

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