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2018年3月

2018年3月14日 (水)

Kobo: ランチャー用スクリプト、Pocketの行間、余白、フォント詳細設定有効化

ひさしぶりにPocketを使ってみたら、余白や行間が調整できないという・・・。
欧文の記事だったので、できるはずと思っていたのが、そうではなかった。

とりあえず、メニューの「設定」 > 「言語/辞書」で、言語設定を英語でもドイツ語でもいいが、別の言語にすると(メニューなどの表示が英語やドイツ語になる)、Pocketの記事も行間、余白、フォントの詳細設定が使用可能になる。

要するに、日本語ユーザーに狙いを絞って、余白・行間その他の調節を不可にする、いつもの楽天kobo。kindleですら日本語フォントも太さを変えられるようになったのに、koboでは日本語ユーザーだけそれができないという理不尽。

というわけで、データベースのPocketの記事の"Language"に適当な外国語を入れてやると、行間・余白、フォントの詳細設定も有効になる。ランチャー用にスクリプトを適当にでっち上げた。メニューの「設定」で言語設定をいちいち変えるのも面倒なので。

こういうことをしなくても、海外のユーザーと同じ機能を日本語ユーザーにも提供してもらいたいもの。

使う人がいるかどうかわからないが、いちおうアップしておく。
当然ランチャーが必要。「データベース用ランチャー更新、2018.01.23版(FW4.6.9995以降に対応)」参照。

◎ダウンロード
launcher_script_for_pocket.zip

◎インストール
○launcher_script_for_pocket.zipを解凍したら、KoboRoot.tgzを端末の.koboフォルダにコピー、再起動。
ランチャーを起動したら、「Pocket: 行間/余白/フォント調節有効」をタップ。

データベースでPocketの記事の"Language"は"de"(ドイツ語)になる。個人的にドイツ語を読むのでそうしただけ。日本語以外なら何でもOK。

○ドイツ語が嫌なら、KoboRoot.tgzは使わず、同梱の"pocket_add_lang.sh"をエディタで開いて、
Language = 'de' を 'en'(英語)や'fr'(フランス語)などに適宜変更。
*改行形式をLFにできるエディタを使うこと。
その後、"pocket_add_lang.shと"applications.in"を端末の.kobo/db_scriptsフォルダにコピー。端末を再起動。applications.iniもカスタマイズしているなら、あわせて変更しておくこと。

○Pocketの記事の言語情報を元に戻すスクリプト"pocket_del_lang.sh"も一応同梱。
使うなら、"pocket_del_lang.sh"を端末の.kobo/db_scriptsフォルダにコピー、さらに、"applications.ini"に記述を追加すること。"applications.ini"を見ればやり方は一目瞭然のはず。
変更したらかならず再起動。

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2018年3月 6日 (火)

Kobo: データベース用ランチャー更新、2018.01.23版(FW4.6.9995以降に対応)

行間・余白の有効化やコレクション作成などデータベース変更ランチャーのアップデート。

FW4.6.9995以降、gloHDでランチャー終了時に画面が回転してしまい、操作を受けつけなくなる問題に対処。

Lancher_v06_2

◎対応FW
FW4.6.9995以降。それ以外では使わないこと。

◎更新内容
本家KoboLauncher最新版のpbchess_2018.01.23_kobo.zipにアップデート。
・バージョン表記を本家ランチャーに合わせて、ビルド(リリース?)月日にした。
・本家ランチャーは2017年10年にH2O Edition2に対応済み。aura Oneはとっくの昔に対応しているので、理屈の上では動作するはず。が、実機を持っていないので、実際の確認はできていない。
・FW4.6.9995以降の画面回転問題の修正。

*画面回転問題について
・見分け方:
ランチャーの終了ボタンを押すと、画面が乱れてタッチに反応しなくなり、(nickelの)ホーム画面に戻れなくなる。これは画面が90度なのか180度なのか回転してしまうため。
だが、画面が乱れるだけでシステムは生きているので、慌てないこと。電源スイッチ長押しで電源を切ることができる。ただ乱れたままの画面は変わらず、「電源オフ」時の画面にはならない。が、電源は切れている(フロントライトが消える)。その後、あらためて電源スイッチを押すと、正常に起動する。(スイッチを短く押すと、スリープになるだけなので注意)

画面回転はgloHDでは発生するが、Mark4のgloとMark5の初代auraでは発生しない。
したがって、とりあえず、Mark6(gloHD、aura One、aura edition2、H2O edition2)は画面回転問題が発生するものと想定して、ランチャーを設定している。が、実機を持っていないので、正確なところは不明。
gloHD以降のモデルで画面回転問題に遭遇したら、コメントでも残してくれれば、対応可能かも。


◎インストールの注意点
・KoboLauncher_for_db_scripts_20180123.zipを解凍、その中の画像ファイル000_db_scripts.pngを先にkobo端末にコピー(PCにつないだkoboのドライブのトップに置く)。
・それで一度USB接続を解除してケーブルを抜くこと。koboは「コンテンツを処理しています・・・」の画面になる。
・処理終了後、ホーム画面に画像のサムネイルが出現するのを確認すること。
この画像
000_db_scripts
これが出ないうちはインストール作業を先に進めてはいけない。サムネイルが見えたら、念のためもう一度再起動しておくのが確実。
・この後、再びUSB接続したkobo端末の .koboフォルダにKoboRoot.tgzをコピーする。

かならずこの手順を守ること。KoboRoot.tgzを先に端末にコピーしたり、面倒だからと画像と同時にコピーしたりすると、サムネイルが見えただけでランチャーが勝手に起動するなど端末の動作に異常が出る。
また、あわせてfmonでkoreaderを動かしたい場合も、ランチャーのインストール・動作確認が完全に終わってからにすること。その後に端末を念のため再起動、それからkoreaderのサムネイル用画像のコピーから順に手順通りに。


◎新規インストールではなく、アップデートしたい場合
・KoboRoot.tgzでアップデートするだけ。サムネイル用の画像はインストールし直す必要はない。
・ただし、koboCFW.confやapplications.iniは上書きされてデフォルトに戻るので、変更している場合はバックアップを取っておくこと。また、バックアップを戻したり、設定ファイルやスクリプトその他を書き換えたら、端末をかならず再起動。


◎FWをアップデートしたら
/etc/init.d/on-animator.shがFWアップデートで上書きされてしまうので、このファイルをインストールし直す必要がある。ランチャー全体をインストールし直してもいいが、同梱のreinstall_on-animatorフォルダにon-animator.shのみ入ったKoboRoot.tgzがある。

ダウンロード: KoboLauncher_for_db_scripts_20180123.zip


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