Kindle : Oasis(第9世代)、プロセッサなどのスペック、jailbreakなど・・・
Kindle Oasis、そろそろレビューも出なくなったし、mobilereadあたりのfirst impressionスレッドも落ち着いてきた。allesebook.deのテストを待っているが、なかなか出てこない。とりあえず、確認できたことを。
◎スペック
基本スペックはアマゾンの商品ページを参照。
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XCWJJMN
以下はそれ以外の情報。
○プロセッサ
すでに配布されているFW5.9.2の中身から判明しているが、jailbreakも進んでいるらしく、端末から直接情報も得られている。
・FWから得た情報は、mobilereadの"New Oasis 9th Gen Model numbers and other packaging info"スレッドを参照。"imx7d"はi.MX7dualだろう。
また、同スレッドに、端末に残されていたログファイルも挙げられている。そこには"Freescale i.MX7 Dual"とある。
・端末から直接得た情報
ここにcat /proc/cpuinfo の結果。
"Hardware : Freescale i.MX7 Dual" とはっきりと見える。
というわけで、プロセッサはまちがいなくデュアルコアのFreescale I.MX7 Dual。(昔のプレスリリース)。
電子書籍端末で現在一般に使われているi.MX6 Soloをはじめて採用したのが2013年の第6世代Kindle Paperwhite。それ以来のプロセッサのアップデート。
動作速度がアップしたという声が多いようで、やはりプロセッサ変更のせいか。
○バッテリー
こちらはプロセッサのようにはっきりとは言えないが、1000mAhという情報がある。
・golem.deのレビュー: "Neuer Kindle Oasis im Hands on"
・Wikipediaの"Amazon Kindle"の記事でも1000mAhとされている("Power"のリスト参照)。
VoyageやPaperwhiteの1320mAhより小さい。OasisはLEDの数も12個に増えているし、電力は食うはず。だが、幅3分の1の狭い範囲にすべてを詰め込む、あの独特の形状からして、大きなバッテリーは積めない気がする。バッテリーの小ささはOasisの宿命かもしれない。
○ディスプレイ
ディスプレイはやはり個体差があるので、一概に言えないが、mobilereadの"Got my new Oasis today, first impressions"スレッドをざっと見た感じだと、不満は少ないようだ。とくにLEDの光源がコーン状にディスプレイに見えたりする現象は皆無のようだ。全体的に画面は他のモデルより黄色みが強いらしい。
ただ、Voyageなどのほうが文字が黒く見えるという報告もある。
また、LEDの光源から離れるほどディスプレイが黄色っぽくなるのは、kindleではもうお馴染み。交換したという人もちらほらいるので、気になるならアマゾンに聞いてみたほうがいいかもしれない。
たとえば、このポストの画像やここのVoyageとの比較画像やpapierlos-lesen.deのレビューの画像を見ても、光源からは離れた側(ボタンがある方から離れた側)が黄色く見える。が、暗い場所でライトを強めにすると目立つかもしれないが、普通に明るい場所で使っている分には気にならないか、目立たない気はする。かつてのVoyageほどはひどくないようだ。
◎jailbreak
新Oasisのjailbreakはできているようだが、まだ実験段階のようで公開はされていない。PMで個別に応対している模様。
一応注意しておくと、ファームウェアのアップデートはしてはいけない、という警告が出されている。アップデートして5.9.2にしてしまうと、jailbreakできなくなる。
mobilereadの"PSA regarding possible jailbreak for 7" oasis - DO NOT UPDATE "参照。
具体的な手順などは
https://github.com/knc1/KOA2_Jailbreakに書いてある。
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今のところOasisを買うつもりはないが、3年使っているVoyageのバッテリーに不安を感じ始めたので、今後はどうしたものかなあ。いまさらでかい、重い、厚いの三重苦のPaperwhiteに戻るのは嫌だし・・・。個人的にはOasisで評価できるのはプロセッサの変更ぐらい。防水も7インチも調光センサーもいらないし、フラットならボタンもなくてかまわない、と思っているぐらいだから。
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