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2017年10月13日 (金)

Kobo: FW4.6.9995アップデート

パフォーマンスに問題があって引っ込められた4.6.9960の修正版がさっそく出たようだ。FW4.6.9995。

一応パフォーマンスはアップしたようだが、冊数の少ない実験機のgloで試してみただけ。


◎ダウンロード
https://wiki.mobileread.com/wiki/Kobo_Firmware_Releases
自分のモデルがMark3、4,5,6のどれなのか確認してからダウンロードを。
インストールはFWのzipファイルを解凍したら、その中身を全部、.koboフォルダにコピー、USB接続を解除、再起動、でおしまい。

更新:
リリースノート
バグフィックスに少し追加があるだけで前回の4.6.9960と同じ。念のためもう一度書いておく。修正したところ、追加されたところは太字にした。

○本の管理機能追加
・ライブラリ画面で、複数の本を選択して一度に削除、既読・未読設定、コレクションに追加ができるようになった。
・「…」マークをタップするとメニューが表れ、そこに「本をまとめて管理」がある(下記の画像参照)

○ライブラリ画面の変更
・旧「表示」、旧「並べ替え」のドロップダウンの個所をすっきりした表示に。
・それぞれの本のリスト表示にも「…」マーク追加。これまでは長押しで出していたメニューが出現。
・下部のページ数の横に「移動する」が追加された(これまでもページ番号をタップすれば移動できたが)。
・コレクションの並べ替えで「冊数」を選ぶと、冊数が多い順に並ぶようになった(リリースノートにはないが追加)。
(以上、下記画像も参照)

○本を開いている時
・下部メニューに変更。「目次」と「読書設定」に飛ぶアイコンが2つ追加された。(下記画像参照)
・フォントを自分で選んでいない場合は、出版社のフォントが使われる(たぶんあれば)。
・リフレッシュ間隔の変更。1ページ毎から10ページ毎までに拡大。さらに章単位にもできる(下記画像参照)。
(補足しておくと、マンガは従来通り、毎ページリフレッシュするので、そのつもりで)

○解決された問題
・Archived books could remain synced to your Kobo eReader.
 (??? archived booksが何を指しているのかわからない)
・本の詳細情報で刊行日が表示されていなかった問題
 (和書は表示されないのか?)
・epubでハイライトを保存した後にリフレッシュが二度起きていた問題
・更新したOverDriveの本が貸出期間終了になることがあった問題
・OverDriveの検索結果がソートされない問題

その他の4.5から4.6への変更点については前回のFW4.6.9960の記事を参照。


◎スクリーンショット(再録):
Kobo_469960_01Kobo_469960_02
赤丸が変更個所。右の画像のフィルター(「すべて」のところ)で、冊数が表示されるようになった。「移動する」をタップすると、指定ページにジャンプ(以前はその脇のページ番号をタップすればできていたもの。わかりにくかったのだろう)。
そして、左の画像の「…」マークから出てくる「本をまとめて管理」。これが今回の新機能。これをタップすると、

Kobo_469960_03Kobo_469960_04
「まとめる」では何のことやらわからないが、これがコレクションに追加。本をフィルターや並べ替えを使って(「すべて」と「追加日」のドロップダウン)、探してチェックマークをつける。そして、「まとめる」をタップすると、右の画像「コレクションに追加」が現れる。同じように複数の本をまとめて「未読/既読」、「削除」もできる。

Kobo_469960_06Kobo_469960_07
「読書設定」画面。左端上下スワイプでライト調節の有効/無効がここで設定できるようになった。そして、ページめくりを「タップとスワイプ」にするか「スワイプのみ」にするか。タップのみはなく、「スワイプのみ」だけなのは、パネルにまちがって触ってページがめくれるのが嫌な人向け、ということか。右はリフレッシュ間隔の設定。増えている。

Kobo_469960_08
本のページでメニューを出したところ。下に目次アイコンと読書設定アイコン(ギアマーク)が追加された。


◎パッチ
Instructions for patching firmware 4.6.9995
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=291203


ランチャー
v0.6で動く。他のバージョンは使えないので注意。
同梱のreinstall_on-animatorフォルダのKoboRoot.tgzで、on-animator.shを戻してやる必要がある。
-- 追記 --
gloは問題ないが、gloHDでは問題発生か。
スクリプトの処理は正常に行われているが、ランチャー終了ボタンを押しても、nickelが正常に復帰しないようだ(ホーム画面に戻らない)。画面が乱れてしまう。

ただし、電源ボタンを押すとフロントライトが消えるので、スリープになったことがわかるし、電源ボタン長押しで電源オフになるので、画面表示に問題が出ただけだろう。システムは動いている。
とりあえずの回避策としては、ランチャーを終了させたら、nickelを起動するのではなく、端末を再起動するように設定変更すればよい。
.kobo/db_scriptsフォルダに"nickel"という中身のないファイルがあるので、これを適当な名前にリネームして端末を再起動。これでランチャーの終了ボタンで端末の再起動に設定変更される。いちいち端末を再起動するのはわずらわしいが、当面はこれで。
-- 追記おしまい --

-- 追記 2 ---
とりあえず修正した。ランチャーv0.6用、FW4.6.9995専用。
glo(Mark4)と初代aura(Mark5)では問題なく、なぜかgloHD(Mark6)はランチャー終了後にnickel(ホーム画面)に戻らない。原因は画面の回転のようだ。そのためホームに戻れず、表示が乱れる。
とりあえずMark6のモデルは全部画面の回転を修正するようにしたが、Mark6はgloHDしか持っていないので、他のモデルは未確認。報告してくれれば対応する。

ダウンロード:KoboRoot.tgz
ランチャーv0.6用、FW4.6.9995専用。それ以外には使わないように。

本家ランチャーはどうやらH2O edition2にもようやく対応したようだ。
http://forum.vlasovsoft.net/viewtopic.php?f=9&p=4637#p4637
ただ、公式のダウンロードページにはまだない。新バージョンでランチャーを作りなおしてみたが、こちらもgloHDでディスプレイの回転問題が出るようだ。
-- 追記 2 おしまい --


◎koreaderも動いている。「koreaderがいつのまにか日本語化されていた」などを参照。
koreaderは10月リリースの最新版を使った。

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