Kobo: データベース用ランチャー更新(FW4.4.9298以降に対応)
行間・余白の有効化やコレクション作成などデータベース変更ランチャーのアップデート。
FW4.4.9298からコレクション作成スクリプトに修正が必要になっていたのと、日本でも最新FW4.5.9587が自動で落ちてくるようなので、ランチャーを更新。本家ランチャーがH2O Edition2に対応するかどうか様子を見ていたが、動きがないようなので、とりあえず。
下のアイコンが変更。一番右が終了ボタン。その隣のカメラはスクリーンショットだが、もちろんランチャーにしか使えない。本家ランチャーならcoolreaderやゲームその他のスクリーンショットを撮れるのかもしれない。
◎対応FW
FW4.4.9298以降(現時点での最新FW4.5.9587で動作確認している)
FW4.4.9298でデータベースに変更があり、それに合わせてコレクション作成スクリプトを修正しているため、それより前のFWではコレクション作成できなくなる。FWのバージョンを確認してからインストールを。
* FWとランチャーの対応は以下の通り。
・FW3.19.xxまで: ランチャー をv0.4(v0.5以降は使えない)。
・FW4.0.xxx 〜 FW4.2.8110まで: v0.5を。
・FW4.2.8283 〜 FW4.3.9084まで: v0.5 + update_for_fw4.2.8432.zip(差分アップデート)で。
・FW4.4.9298以降: v0.6(今回の更新版)
*おそらくH2O Edition2では動作しない。本家ランチャーが未対応のため。KSMもH2O Edition2ではまだ動かない模様。本家ランチャーのフォーラム"Support for Kobo Aura H2O Edition 2"のスレッド参照。
また、Aura Oneも動作未確認(持っていないので)。本家ランチャーはもちろんAura One対応済みなので動く気はする。
gloとgloHDで動作確認。
◎更新内容
・本家KoboLauncher最新版のpbchess_2017.06.13_kobo.zipに更新。
http://pbchess.vlasovsoft.net/en/index.html
・FW4.4.9288でのデータベース変更に合わせて、コレクション作成スクリプトを修正。
「Kobo: FW4.4.9298アップデート」参照
・CFW Pusの不具合を修正
「Kobo: FW4.5.9587アップデート」の記事のコメント欄参照。
◎インストールの注意点
・KoboLauncher_for_db_scripts_v0.6.zipを解凍、その中の画像ファイル000_db_scripts.pngを先にkobo端末にコピー(PCにつないだkoboのドライブのトップに置く)。
・それで一度USB接続を解除してケーブルを抜くこと。koboは「コンテンツを処理しています・・・」の画面になる。
・処理終了後、ホーム画面に画像のサムネイルが出現するのを確認すること。
この画像
これが出ないうちはインストール作業を先に進めてはいけない。サムネイルが見えたら、念のためもう一度再起動しておくのが確実。
・この後、再びUSB接続したkobo端末の .koboフォルダにKoboRoot.tgzをコピーする。
かならずこの手順を守ること。KoboRoot.tgzを先に端末にコピーしたり、面倒だからと画像と同時にコピーしたりすると、サムネイルが見えただけでランチャーが勝手に起動するなど端末の動作に異常が出る。
また、あわせてfmonでkoreaderを動かしたい場合も、ランチャーのインストール・動作確認が完全に終わってからにすること。その後に端末を念のため再起動、それからkoreaderのサムネイル用画像のコピーから順に手順通りに。
◎新規インストールではなく、アップデートしたい場合
・KoboRoot.tgzでアップデートするだけ。サムネイル用の画像はインストールし直す必要はない。
・ただし、koboCFW.confやapplications.iniは上書きされてデフォルトに戻るので、変更している場合はバックアップを取っておくこと。また、バックアップを戻したり、設定ファイルやスクリプトその他を書き換えたら、端末をかならず再起動。
◎FWをアップデートしたら
/etc/init.d/on-animator.shがFWアップデートで上書きされてしまうので、このファイルをインストールし直す必要がある。ランチャー全体をインストールし直してもいいが、同梱のreinstall_on-animatorフォルダにon-animator.shのみ入ったKoboRoot.tgzがある。
ダウンロード: KoboLauncher_for_db_scripts_v0.6
ダメ文字対策したdosfsckもFWのアップデートで上書きされてしまうので、それを元に戻すスクリプトなんかもランチャーにあったほうがいいのか?
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コメント
「ダメ文字対策dosfsckに戻す」だけでは、アップデート直後の起動でダメ文字を含む書籍が消えてしまいます。
なので機能としては満足できるものではないと考えます。
例えばKoboRoot.tgzを.kobo以下以外の場所に置いてもらって....
・その場所にあるKoboRoot.tgzの中からdosfsckを削除
・削除したKoboRoot.tgzを.kobo以下へ移動
といった機能が良いのではないかと思います。
ですが、busyboxのtarは--deleteオプションが使えないのでdosfsckだけを削除するのに工夫が必要です。
Windows 10のUbuntuを使ってゴニョゴニョした方が簡単ですね。
投稿: よっちい | 2017年9月 9日 (土) 18時11分
やはりFWアップデート直後の起動でダメ文字問題が発生しますか。rcSでdosfsckを走らせている以上、そうなるんだろうという気はしていました。
deleteだけでなくappendもできないみたいで、アーカイブでの操作ができないとなると、KoboRoot.tgz全体を展開して作り直すしか思い浮かばないんですが、そんな空き領域もないようですし・・。
投稿: soranoji | 2017年9月10日 (日) 01時22分
いっそGNU tarのバイナリ作りましょうか?
Raspbianのバイナリだとシェアードライブラリが足りないせいで,実行できませんでした.
当該機能に対する需要がアレば,が大前提ですけれども.
投稿: よっちい | 2017年9月12日 (火) 17時45分
ダメ文字問題はOTAの自動アップデートでは防ぎようがなく、FWはUSB接続して手動でアップデートするしかないんだったら、PC上でKoboRoot.tgzを書き換えるスクリプトを動かしたほうが効率がいいでしょうね、結局。
PCで処理するなら、windowsでも7zipのコマンドライン版一つで何とかなるのかもしれません(バッチファイルが書ければ)。いつもmobilereadに上がるフォントその他のFWパッチも、windows版では7za.exeでKoboRoot.tgzを操作していますから。
tarのバイナリはあれば試してみますが、PC用のスクリプトを書いたほうが手っ取り早そうですし・・・。
投稿: soranoji | 2017年9月13日 (水) 01時02分