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2017年5月 3日 (水)

Kobo: 2017年新モデルKobo Aura H2O Edition 2リリース/遅ればせながらaura Edition2日本発売も

噂の通り、Kobo aura H2O Edition2リリース。さらに海外ではすでに発売済みの(というかすでに値下げすらされている)6インチのaura Edition2の日本発売決定。

◎楽天のプレスリリース
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2017/0502_01.html

◎Kobo本社のプレスリリース
http://news.kobo.com/press/releases/releases-20170501-6110890

さらに、Kobo Aura H2O fact sheet
http://news.kobo.com/press/facts/kobo-aura-h20-edition-2-fact-sheet(PDF)


◎発売予告ページ
・H2O Edition2
http://books.rakuten.co.jp/event/e-book/ereaders/koboaurah2o2/

・aura Edition2
http://books.rakuten.co.jp/event/e-book/ereaders/koboaura2/

発売日:
5月23日午前10時00分から


◎H2O Edition2スペック
・値段:19,800円
 →旧H2Oと同じ

・6.8インチ(1440x1080、265 ppi)、E Ink Cartaディスプレイ
 →旧H2Oと変わりなし

・防水はHZOの内部コーティング方式でIPX8(水深2メートルで最大60分間の耐久性)
 →防水は旧H2Oより強化されているが、旧H2Oにあった防塵の保証は消えている

・ライトはaura Oneと同じ「ComfortLight PRO」でブルーライトカット機能追加、また時間帯でライトの設定ができる

・ストレージは8Gに倍増
 →旧H2OにあったmicroSDスロットは廃止
 また、fact sheetによれば、eMMCなので内部ストレージの換装も無理。

・サイズ、重量
 129 x 172 x 8.8mm、207g
 →旧H2O(129 x 179 x 9.7mm、233g)より若干小型化、軽量化と薄型化

・バッテリー
 1500mAH(Kobo Aura H2O fact sheetによる)
 →旧H2Oと同じ。aura Oneは1200mAh

・CPU
 Freescale i.MX6solo(Kobo Aura H2O fact sheetによる)
 →H2Oから改善。gloHDやaura Oneと同じになった。

・あとたぶんタッチ方式はこれまで通り赤外線方式。フラットではないから、おそらく旧H2Oから変えているとは思えない。


こんなところを押さえておけばいいか。
楽天の製品ページでは、H2O Edition2が「スタンダード・モデル」、aura Edition2が「エントリー・モデル」とされているので、新H2Oがミドルレンジの製品という位置づけ。なので、値段据え置きで、スペックの向上はなし、という選択か。

個人的には微妙。
スタンダードモデルなら、いっそ防水はやめて、LEDの数が倍増するブルーライトカットなんかもつけず、値段を下げてもらったほうがよほどいい。

値段を据え置くなら、aura Oneのようにもっと薄型化、軽量化されていて、6インチに近い感覚で使えるものだったら、迷わず買ったかもしれない。Koboの6インチモデルは買う気にならないから、その代わりに。

まあ、防水やブルーライトカットのほうが派手に宣伝できるし、軽量化、薄型化なんて地味な改良なんかアピールのポイントにならないからなあ。



◎aura Edition2スペック
・値段:13,824円
 →gloHDと同じ

・6インチ(768 x 1024、212ppi)、E Ink Cartaディスプレイ
 →gloHD(1072 x 1448、300ppi)からスペックダウン

・ストレージ4G
 →glohHDと変わらず

・サイズ、重量
 155.3 x 111.0 x 9.0 mm、180g(だが、海外では159 x 113 x 8.5 mmとなっている。どっちが正しい?)
 →gloHD(157 x 115 x 9.2mm、180g)とほぼ同じ?

・バッテリー、CPUはgloHDと同じか


はっきり言ってaura Edition2については言うべきことはない。
解像度1072 x 1448、300ppiだったgloHDを、768 x 1024、212ppiにスペック・ダウンした製品だと思っておけばいい。解像度・ピクセル密度は一昔前の2012年、2013年あたりのkobo gloやauraのレベルに落ちている。

それでいて、定価はgloHDと同じという代物。当然、同じ6インチのKindle Paperwhite(300ppi)とも比べ物にならないスペック。

aura Edition2は海外ではすでに発売されているが、日本でもやっとgloHDの在庫がなくなって、スペックダウンした劣化版を堂々と発売できるようになったわけか。楽天ではなくkobo本社のプレスリリースでは、日本では今年1月発売予定だった。

kindleもそうだが、欲しいと思えるような端末はなかなか出ないなあ。

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