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2017年2月18日 (土)

Kobo: 体験版アプリ(ゲーム類)を復活させる

koboの「体験版アプリ」には今ではウェブブラウザしかなくなっているが、以前はちょっとしたゲームがついていた。それを復活させる方法。

実はナンプレなどのゲーム類はファームウェアには残っていて、アクセスできないだけ。で、データベースを書き換えるとアクセスできるようになる。
たぶん使うこともないだろうが、復活させるにはデータベースを編集する必要があるので、データベース用ランチャーには含めておこうかと。

やり方は以下のページ参照:
・easy way to display games & tools on Kobo Glo HD
https://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=264352

・KoboStuff
http://geek1011.github.io/KoboStuff/

復活できるのは順に、ナンプレ、ソリティア、ワード・スクランブル、脱出ゲーム、スケッチブック。
Kobo_sudokuKobo_solitaireKobo_scramble

Kobo_unblockitKobo_sketch
(起動は確認した。プレイまではしていないので動作確認は各自で。元々体験版アプリだし)
ソリティアがカラーになっているのはframebufferから直接撮っているので。E Inkのパネルがモノクロなだけ。

チェスは復活できない模様。


◎手動でやるには
上記リンクの通り。
データベース用のエディタはどれでもいいが、とりあえずsqlitebrowserで説明する。
1. kobo端末のデータベース(.koboフォルダ内のKoboReader.sqlite)をPCの適当な場所にコピー。バックアップも取っておく。
2. sqlitebrowserを起動したら、
 メニューの「File」 > 「Open Database」でKoboReader.sqliteを読み込む(もしくはドラッグ・ドロップ)。
3. 「Execute SQL」タブをクリックして、入力欄に上記リンクページのSQL文をコピペする。
KoboStuffを使う場合は、たとえばソリティアを復活させたいなら、"・Solitaire"の下にある"INSERT ..."から始まる1行をまるごと、
easy way to display games & tools on Kobo Glo HDなら、「Quote:」から、solitaireを含む行を探して"Delete ..."から始まる4行をまるごと、
入力欄にコピー。
4. 「Execute SQL」(▶印ボタン?)を押す。
5. 「Write Changes」を押す。
これで編集終了。
6. できあがったKoboReader.sqliteを端末の.koboフォルダに戻して、端末を再起動。

これで、ホーム画面に「ソリティア」のタイルが出現しているはず。

補足:
easy way to display games & tools on Kobo Glo HD は、日付の書式にたぶん間違いがあるので直したほうがいい。
 strftime("%Y-%m-%dT%H:%m:%S") となっているが、
 strftime("%Y-%m-%dT%H:%M:%S") が正しいはず。
KoboStuffのほうは日付を固定しているみたいだが、いいのか?

注意点:
メニューの「設定」から「体験版アプリ」とたどっていっても、そこにはアプリは現れない。上の操作はアプリをホーム画面に出現させるものなので。

だから、いろいろ本やコレクションを開いているうちに、ホーム画面からアプリはいずれ消えてしまう。そうなったら、またデータベースを手動で編集する必要がある。

と、面倒なので、いつものようにランチャー用にスクリプトをでっち上げる。

◎ランチャー
ホーム画面からアプリのタイルが消えても、ランチャーならすぐにまたホーム画面に呼び出せる。
Kobo_launcher_apps

ダウンロード: launcher_apps_salvage.zip

追加分のスクリプトしか含んでいないので、ランチャー本体がインストール済みであることが条件(ランチャー本体は、FW3.xはv0.4を、FW4.xはv0.5を、さらにFW4.2.82xxはv0.5パッチ、で)。

インストール:
launcher_apps_salvage.zipを解凍したら、KoboRoot.tgzを.koboフォルダにコピー、USB接続解除、再起動。これでおしまい。
applications.inを上書きするので、書き換えて使っている人はバックアップを取ってからインストールするなり、インストール後にまた編集するなり(編集したら端末の再起動を)。

データベースのバックアップを取ってから実行を。


データベースに不整合があったりすると、ランチャーのスクリプトはうまく働かないことがある。
面倒なことに、同期を取ったり、クラウドから本をダウンロードした直後は、データベースに不整合が生じることがたびたび。で、端末を再起動してデータベースを再チェックすると問題がなくなっているという、よくわからない仕組み。
そんな理不尽なkoboなので、最近ではもうあきらめて同期を取ったら再起動するようにしているが、ほんと手がかかる・・・。

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