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2016年11月12日 (土)

電子書籍リーダーのブルーライトカットは流れなのか? Tolino Vision 4 HD

ドイツの電子書籍リーダー、Tolinoの新モデル発表。もちろん日本で買えるわけでもないので、参考までに。

Tolinoの最上位モデルが新しくなった。Tolino Vision 4 HD。

allesebook.de: Tolino Vision 4 HD im ausführlichen Test
lesen.net: Tolino Vision 4 HD im Test [+Video]

6インチでフラット、300ppiのE Ink Cartaは前モデルと変わらないし、筐体も同じ。防水も前モデルと同じHZOのナノコーティング。背面タップでページめくりという独自のシステムもそのまま。

変わったのは、ストレージが8Gになったこと、それからSmartLightと命名された色温度の調節機能の追加。Kobo aura Oneと違ってセンサーはない。色温度の設定を自動にすると、朝は青く、夜になると黄色っぽい色合いになっていくらしい。もちろん手動でも変更可能。色はaura Oneほど赤っぽくならず、見やすい黄色だそうだ。

値段は180ユーロあたり?という推測。Kindle Voyageあたりの価格帯か。最上位モデルなのでそんなものか。上のリンクの記事では、筐体に変化がなく、作りが安っぽいのでその点の評価だけは低い。


ストレージ8Gと色温度調節とくれば、Kobo aura Oneを意識したモデル。
というか、製造は台湾のNetronixで、koboを作っているところと同じ。つまり技術的には同じものを使っていると思われる。
でも、リフレッシュ頻度では圧倒的にKoboの負け。6ページ毎リフレッシュ必須とか何年前のスペックだよ、Kobo。Tolinoにはリフレッシュさせないという選択肢まであるというのに。koboはゴーストその他表示の劣化がひどいから、マンガでは1ページ毎にリフレッシュさせてるのかもしれないし。


上の2つの記事では、色温度の調節、ブルーライトカットはこれから他社も採用するだろうと言っているが、どうなんだろう。Kindleも真似する? それとも製造が同じNetronixなのでたまたま? BoyueBookeenIcarusなどの新モデルを見ても、ブルーライトカット機能を追加したのはKoboとTolinoだけ。
フラット・デザインはどこもKoboの後追いをしたけど、これはどうなんだろうな。電子書籍リーダーはたぶん新機軸を打ち出しにくいだろうから、今後他社も採用していくのかも・・・?

Koboは6インチ捨ててるのがなんとも・・・。
aura Edition2なんてgloHDよりスペックが劣るモデル、もし来年日本で発売されても誰が買うんだか。そもそもgloHD自体がKindle Paperwhiteより劣っているし、さらにマンガ・モデルの登場で、gloHDを選ぶ人はさらに減ったはず。そしてそのgloHDすらたぶん販売終了になるだろう。

7.8インチのaura Oneにしたって、アマゾンがかたくなに大きなディスプレイのモデルを作らないから売れているだけだろう(海外では在庫切れで買えないと少し話題になっている模様)。
でも、もしアマゾンが大画面のモデルを作ったら、たぶんaura Oneも一発でおしまい。そのあたり楽天Koboには危機感を持って欲しいところだが、どうなんだろうなあ。ただ、アマゾンも一般向けとは言いがたいOasisなんてモデルを出して、あとは売れ線のPaperwhiteにちまちま手を加えて、新モデルもどきを再生産してるだけだから・・・。


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