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2016年9月17日 (土)

Kobo: aura OneでのManga、Comicsレビュー動画

Kobo aura Oneでのマンガと海外コミックの動画(英語)。

Kobo Aura One Comics and Manga Review (Video)

試しているのは英訳のマンガ(「進撃の巨人」)(koboストアのもの)、海外のコミック(同じくkoboストア)とよそのcbzかcbrの海外コミックの3冊。

レビューの内容を簡略に。
・画面が大きく、表示もシャープで見やすいが、マンガ・コミックに関してはソフトウェアの最適化が必要だろう。ページめくりが極端に遅く、ピンチ操作でのズームがほとんどできないものもあれば、速くページがめくれて、スムーズにズームできるものもあって、本によってパフォーマンスの差がある。

・マンガとコミックではランドスケープ・モード(横置き表示)ができるが、スクロールとピンチ操作でのズームが快適ではないので微妙。

・ページをめくってもズームレベルが変わらないところはよい。

・今回試したcbz/cbr形式のコミックはOKだった。大画面なので読みやすい。が、スクロールとピンチ操作でのズームは使い物にならない。

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こんな感じか。
個人的な感想を言うと、マンガやコミックは画像のデータ・サイズによってページめくりのスピードは変わるだろう。だから、本によってパフォーマンスが変わるのは当然と言えば当然。レビューにはそのあたりの考慮がない。

また、海外のコミックはもともとの判型が大きそうだし、おそらくカラーだから、ファイルサイズも大きくなりそう。だから、マンガよりページめくりが遅くなるだろうと思う。

海外のレビューはスクロールやピンチ操作でのズームにこだわるが、それはたぶん海外のコミックは判型が大きいせいなのか、文字がとても小さくなってしまうからかもしれない。マンガより文字が細かいので、ズームの必要が出てくるのかも。

ズームしたければ、拡大したい箇所をダブルタップしたほうが実用的だろうと思うが、なぜか海外のレビューはピンチ操作でズームにこだわる。戻す時もダブルタップするだけなのに。

上のレビューで触れられていない点を指摘しておくと、
Koboはマンガの場合、文字本と違って、毎ページリフレッシュするようになっている。aura Oneでそれが変わっているかどうか注目して見ていたが、変化はなかった。毎ページリフレッシュする(ストア購入のマンガ、コミックの場合)。

Kindleとの比較が気になる人に言っておくと、Kindleは毎ページリフレッシュしないから、Koboのほうがページめくりが遅いのはもうこの時点で決まっている。比べてみるまでもない。リフレッシュ、つまり全画面を白黒反転させてフラッシュしてから描画するわけだから、時間がかかるのは当然。たいていのレビューはリフレッシュを無視して、一律にページめくりの速さを論じがち。

とはいっても、リフレッシュが多いこと自体が欠点。文字本での6ページ毎のリフレッシュもそうだが、これはkoboの昔からの弱点で、改善の兆しはない。

動画の最後、3冊目のcbz/cbr(どちらかは不明、サイズは88MBと言っているようだ)のコミックは1ページ毎にリフレッシュしていないから、ページめくりはスムーズに見える。海外ではcbz/cbrで売られているコミックがあるようだが、日本ではcbz/cbrは自炊本だろう。


ついでなので、Kindle PW3(2015)との比較動画も。

Kindle vs Kobo Aura One Comparison Review (Video)

文字の本のページめくりは、動画を見た感じでは、若干遅い程度か? 我慢できるレベルな気はする。

ただ、タッチの反応が悪いのが気になる。タップしてもページがめくれないことがたびたび。
このaura One、最新ファームウェアにアップデートしてあるのかなあ。

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コメント

いつもブログ参考にさせてもらっています。

ページリフレッシュの件ですが、kepubの特徴のようですね。
最新FW適用のaura oneにて、epub、kepub、cbz、それぞれ画像ファイルを元に作成したものを動かしてみましたが、kepubのみ毎ページリフレッシュされます。
あと、タッチ反応の悪さはページめくりでは少し気になる程度ですが、PC接続時の確認ボタンが5回中1回程度しか反応されず、そこはかなり不満です。

不満点も多い機種ですが、それでも画面が大きい分、読みやすさは圧倒的なので、自分は、読み捨てるような書籍はkindleで、大判サイズで腰を落ち着けて読みたい書籍はaura oneで、という使い分けをしていますよ。

投稿: tsuto | 2016年9月24日 (土) 09時23分

kepub特有ですか。
epubはAdobeのレンダリングエンジンを使うのでその違いでしょうか。和書は全部kepubで、Adobeのほうを使うことありませんが、洋書はAdobe DRMのepubも売っていますので。

ちなみにkepubのほうはACCESS社のNetfront BookReader とかいうやつです。いま確認してみたら、現FW4.0.xxでもv1.0のまま2012年から変わっていないようです(「設定」 > 「Kobo Glo(aura One?) について」参照)。Kobo Touchの時代からバージョンアップなし・・・。今後も期待できないかもしれませんね。


投稿: soranoji | 2016年9月24日 (土) 18時31分

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