ドイツ語多読本: Tove Jansson: Mumin und der Geburtstagsknopf
"Mumin und das Lieblingsding"に続き、ムーミンの絵本。
子供にとっては一大イベント、児童書の定番とも言える誕生日の話。
Tove Jansson: Mumin und der Geburtstagsknopf
615語
朝起きて、「やった、きょうは誕生日だ」。ムーミンパパからは自作の誕生日の詩をもらい、ムーミンママからはピカピカの金色のボタンをもらう。
素敵なものをもらったら、人に見せて自慢したい、いいなあと言ってもらいたい、というのが人情。
そこでスナフキンのところへ見せに行くが、何やら忙しそうで相手にしてくれない。じゃあ、スノークのお嬢さん(Snorkfräulein:アニメだとフローレン?)なら忙しくないだろうと、彼女のところへ向かう。途中、スニフ(Schnüferl)に会うが、スニフも忙しそうで、顔も上げてくれない。そして、スノークのお嬢さんとミイ。この二人も貝殻集めやらで相手にしてくれない・・・。
当然、ムーミンはショック。誰も自慢のボタンを見てくれないし、誕生日なのにおめでとうも言ってくれない。しょんぼり家に帰って、ムーミンママに愚痴をこぼす・・・。
みんながなぜムーミンの相手をしなかったのか、その理由は?
それが推測できてしまうところが残念だったりも・・・。児童書ではよくある展開、ストレートなストーリーで、その分わかりやすい。が、前の本のような印象的なところはないな、という感じ。語数もかなり少なくなっている。
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