Kindle:ベーシック(無印)2016年新モデル、リリース
Kindleのエントリー・モデルの新型リリース。
現在予約受付中。発売は7月20日。
日本のアマゾンの製品ページ:
https://www.amazon.co.jp/dp/B0186FESEE
プレス・リリース:
http://www.amazon.co.jp/gp/press/pr/20160623/
アマゾンのプレス・リリース(英語):
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=176060&p=irol-newsArticle&ID=2179315
Kindleの廉価版が刷新された。主なところでは
◯RAMが2倍(ストレージではない)
・ワークメモリが増えるので処理速度が上がるかもしれない。
◯デザイン変更
・軽く、薄くなり、丸みを帯びたデザインで持ちやすくなった。
30gも軽くなると差ははっきり感じられそう。厚さはPWと同じ。
◯Bluetoothによるオーディオ・サポート
・これは視覚障害者向けのVoiceView(音声による操作メニューのサポート、テキスト読み上げ)のためのもの。すでにPW3(2015)でオーディオ・アダプタ追加購入で実現されたていたものだが、それをBluetoothにしたもの。
PW3などと同じように、言語設定を英語にすればおそらく日本でも使えると思うが、ただし英語限定。
なので、日本のアマゾンの製品ページやプレス・リリースにBluetoothについては言及がない。
あと、アマゾンのプレス・リリースによると
◯メモやハイライトをメールでエクスポートできるようになった。
・PDFやスプレッドシートのフォーマットで受け取れるらしい(今後のアップデート待ち)。
◯中国語のWordWise hint とある(英語のプレス・リリース)
・中国語を読む人にはいい機能追加なのかもしれない。
刷新されたところはこんな感じか。
でも廉価版Kindleの位置づけは変わらず、ディスプレイは旧態依然のE Ink Pearl、解像度600x800、167ppiと何も変化はなし。
あとは、実機が出た後のレビュー待ち。
視覚障害者向けのBluetoothによるVoiceViewを目玉とするなら、ディスプレイの質にこだわる必要はないから、安い無印で音声サポートというのは合理的なのかもしれない。でも、それは英語圏の話。
日本語による音声サポートはないし(たぶん今後もなさそう)、今のところ日本ではBluetoothも役に立たない。英語本の読み上げ機能が欲しい人には安く端末が手に入れられるとは言える。そのうち他のモデルにもBluetoothは追加されるかもしれないが・・・。
日本にKindleが来る前、つまりPWより前のモデルでは、audibleやテキスト読み上げ、mp3再生などオーディオはサポートされていたから、Bluetoothでそれらも復活するのか、それともVoiceView止まりなのか・・・? まあ、個人的にはドイツ語の本の読み上げ、もしくはaudibleなら興味はあるが、どちらも無理だろうし。
無印のデザインも刷新されたとなると、いよいよPWの古臭さが目立つ。2012年から変わらないデザインで、あの大きさ、重さ、厚さは不合理。もっとコンパクトに軽く持ちやすくできるはずなのに・・・。
| 固定リンク
「Kindle」カテゴリの記事
- Kindle Paperwhite 第11世代を jailbreak して昔のUIを復活させる(2022.04.29)
- Kindle: jailbreakする気なら、5.14.3にアップデートしないこと(2022.04.26)
- Kobo LIbra 2 か Kindle Paperwhiteか? あまり表に出ていない情報も(2021.11.07)
- BooxもカラーE Ink端末発売(2020.04.24)
- ヨーロッパでもカラーE Inkの電子書籍端末販売(2020.04.17)
コメント