Kindle Oasis 本格的なレビューやテストは発売開始後だろうが・・・
ついに発表されたKindle Oasis、やはり驚きは値段。Voyageより上げてくるわけか・・・。
評価機をもらっているところは、まだ予約中の段階なので、アマゾンに遠慮しなければならないのかどうかはわからないが、詳細な性能評価は出ていない感じがする。発売されて一般の手に届き始めれば、ちゃんとしたレビューやテストも出るだろう。それまでのんびり待とう。
Voyageの時も思ったが、他に安いモデルもあるので、Oasisは買える人だけ買ってくれればいい、ということなのだろう。
Oasisのデザインを見た第一印象はピンと来なかったが、PWやVoyageと並べた写真を見て、少し安心した。物理ボタンのせいなのか、あえてボタン側を広く取ったのかはわからないが、横幅は広くなっているものの、縦がかなり短くなって、けっこう小ぶりな印象。そこはいいかな。PWの大きさ(だから重くもなる)は前々から無意味だと思っていたし、Voyageで改善されてよかったと思ったし。
lesen.netの情報がちょっと興味深かったので、紹介。
"Kindle Oasis angefasst: Der neue Klassenbeste [+Video]"
気になったところだけ。
・Oasisは頑丈そうには見えないが、ディスプレイ部分はガラスだし、ケース内側が「電気メッキ」(薄い金属で覆う処理)で強化されていて、ねじれに強い。(上のリンクの"Galvanisiertes Kindle Oasis Gehäuse"の画像参照)
・10個に増えたフロントライトのLED。これまでのようにディスプレイの下辺ではなく、横に配置したので、照射距離が短くなり、照明のムラが減った。(10個に増えたのは縦長のサイドに配置したためだろう)
・本体とカバーのバッテリーの写真
写真左の小さいほうがOasis本体のバッテリー: 3.7V 250mAh
右がカバーのバッテリー: 3.8V 1290mAh
と見える。これについてlesen.netのコメントはない。
が、やはり本体のバッテリーは貧弱。1日30分で2週間持つと言われたりしているが、Voyageは3.8Vで1320mAhらしいので、本体のみでは不安が残りそうな気配。
使わない時はカバーをつけてチャージ、という使い方が想定されているんだろう。
あと、Oasis公式発表前にプレス向け発表がベルリンやハンブルクであって、そこにアマゾンの開発ラボの関係者("Manager"と書いてある)が2人来ていて、ディスプレイや防水について聞いてみたらしく、彼らが言うには、
・「Liquavistaにはクオリティにまだ大きな難点がある」とのこと。
・また、防水には需要がなく、それよりも小さく、軽いデバイスを作ることに集中した、と。
・そして、Kobo aura H2Oのような6.8インチのディスプレイは?という問いに対しては、完璧な電子書籍リーダーのフォーマットは以前から6インチだと考えていて、パネルとフレーム(ケース)の比率の最適化を目指した、と。
というわけで、期待していた人には残念だろうだが、大画面化や防水に望みはなかったようだ。
--
まあ、たぶん買わない。軽さと持ちやすさの代わりに、カバーに縛りつけられるのは御免だ。
Voyageも高いと思ったが、あの時は300ppiのE Ink Carta初お目見えで好奇心に負けたが、今回はそこまでのものはないかな。
| 固定リンク
« Kindle Oasis リーク情報をまとめると | トップページ | ドイツ語多読本: Brigitte Luciani / Eve Tharlet: Millie und das Einschlafmonster »
「Kindle」カテゴリの記事
- Kindle Paperwhite 第11世代を jailbreak して昔のUIを復活させる(2022.04.29)
- Kindle: jailbreakする気なら、5.14.3にアップデートしないこと(2022.04.26)
- Kobo LIbra 2 か Kindle Paperwhiteか? あまり表に出ていない情報も(2021.11.07)
- BooxもカラーE Ink端末発売(2020.04.24)
- ヨーロッパでもカラーE Inkの電子書籍端末販売(2020.04.17)
コメント