Kindle Oasis リーク情報をまとめると
日本で名前が漏れ、中国でアマゾンの商品ページ画像らしきものが漏れ、カナダでモデル・スペック比較表が漏れたKindle Oasis。正式発表は秒読み段階で、ひょっとしたら明日にでもあるのかもしれない・・・
前に出ていた情報(Wall Street JournalとPW3のファームウェア5.7.3.1)は間違いではなかったようだ。以前の情報のポイントは、
・バッテリー・カバー付き
・ページ・ボタン付きでフィードバックの振動はなし(なので感圧センサーではなく、物理ボタンか)
・加速度センサー付き(何でこんなものがあるのかと思っていたが、左右持ち変えで表示を180度自動回転させるために必要だったわけか)
このあたりはこれまでの情報のとおりだった。CPUが新しくなるのかどうかはよくわからない。
カバーがつくなら防水はないだろうし、Woodyなる下位モデルらしきものと基板が同じだから6インチでカラーもないだろう、と勝手に思っていたが、その通りだった。
◯画像
the-digital-ereader.comの記事
"Kindle Oasis Leaks in China, Has an Asymmetrical Design"
あたりを参照。
オリジナルの流出サイトのweb.archiveもあった。
http://web.archive.org/web/20160411144734/https://subject.tmall.com/subject/subject.htm?id=3404656
◯その画像に見える中国語の英訳
https://www.reddit.com/r/kindle/comments/4eat8m/possible_new_images_of_kindle_oasis_from_amazon_cn/d1yhkui
◯アマゾン・カナダのスペック比較表
web.archive.orgに保存されているもの
https://web.archive.org/web/20160412004405/https://www.amazon.ca/dp/B00QJDU3KY/
簡単にまとめると
基本スペックは
◯6インチE Ink Cartaの300ppi
◯WiFi版とWiFi+3G版の2種類
◯カバー込みの製品
・バッテリー付きのカバーで、磁石でKindle本体と着脱。カバーは革、色は3種類(snooker black, parchment brown, Bordeaux red)。
・カバーをはずすと、自動的にライトがつく。
・カバーの開閉で自動的にスリープ/復帰。
◯バッテリー
・カバーをつけると、スリープなら数カ月(カバーがなかったら?)
・本体内蔵バッテリーとカバーのバッテリーの二重体制。充電時に両方のバッテリーがチャージされ、充電していないときには、カバーのバッテリーが本体内蔵バッテリーをチャージする。
◯重さ
・カバーなしでWiFi版131g、WiFi+3G版133g。(カバーつけたら?)
◯厚さ
・一番薄い箇所で3.4mm、一番厚い箇所で8.5 mm
・エルゴノミックな流線型のグリップで、重心が手のひら側に。
◯フロントライトのLEDが10個(PWが4個、Voyageが6個)
・光源が増えるので照明ムラが減る(予想)
◯ページめくりボタン(たぶん物理ボタン)
・左右持ち手を変えても、画面が自動的に180度回転する。
こんな感じか。
あと、
◯値段:不明
◯ストレージ:不明(変わらず4Gか。増えていたらちゃんとアピールするだろうから)
--
これまでのモデルが持ちにくいとか、ページをめくりにくいと感じていた人にはいいかもしれない。逆に言えば、それ以外の人にはあまりアピールするものはないと思う。
やはり気になるのは、カバーを外した時のバッテリーの持ち。それとカバーをつけた時の重さ。カバーつければ、Voyageより重くなるのは眼に見えているが・・・。
個人的な印象を一言で言うと、シンプルでなくなった。面倒臭くなったと言ってもいい。
・カバー込みにしたこと。着脱の手間、カバーだけなくす危険性、カバーだけ壊す危険性・・・。カバーはつけたい人だけのオプションでかまわない。読んでいる時、カバーは邪魔なんだけど・・・。
・デザインもシンプルでなくなった。
シンメトリーでなくなっただけだが、何だろう、あの違和感は?
そして、エルゴノミックなデザインのグリップだと言うなら言ってもいいが、カバー装着のためなのか、本体の厚さに差を作っていること。これも何か危なっかしい。破損の可能性を大きくしていない? 持ちやすくなるのと引き換え? 実際に持ちやすいかどうかは実物を触ってみないことには・・・。
・ボタンを片側にして、左右持ち替えても、加速度センサーで画面を自動回転させる新機能?
なら、両側にボタンを配して、画面を自動回転させる手間もいらないVoyageのほうがシンプルじゃないの? 無駄に面倒にしてないか、Oasis?
(物理ボタンはベゼルの幅が必要で、片側にするしかなかったとか? よくわからないが)
個人的にはいい予感はしていなかったが、まあその通りの結果かな。
OasisがFW5.7.3.1に発見されたコードネームWhiskyで、VoyageとPWのハイブリッドだろうから、OasisはVoyageとPWの発展的解消モデルなのかもしれない(単なる憶測)。VoyageとPW3の性能差からすれば、あの価格差は納得できるものではないだろうから。
そう考えると、Oasisの値段がどうなるか注目。感圧センサーから物理ボタンへの切り替え、フィードバックの振動削除、調光センサー削除でコストが下がるものなのかどうかわからないが・・・。ああ、でも高いか、カバーなんかつけちゃうしな。やはり高級路線のつもりか。
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コメント
>最新版ソフトウェア5.7.4のダウンロード
来てますね、また情報がありましたらお願いします。
投稿: Kindle2013 | 2016年4月14日 (木) 06時15分
更新内容は不明ですね。
jailbreakは生き残りそうだというコメントも出ていたので、試しにPW2(2013)を5.7.4に上げてみました。問題なさそうです。ただしUpdate-***.binはすべてインストールしなおしてください。
投稿: soranoji | 2016年4月14日 (木) 17時14分
>試しにPW2(2013)を5.7.4に
検証ありがとうございます。当方も週末に上げてみます。
( ^ω^)おっおっおっ
Oasis買う気が失せました。
投稿: Kindle2013 | 2016年4月15日 (金) 05時33分