ドイツ語多読本: Brigitte Luciani / Eve Tharlet: Millie und das Einschlafmonster
夜ベッドの中で眠る前に感じる気配はお化け・・・?
Brigitte Luciani / Eve Tharlet: Millie und das Einschlafmonster
368語
子供だけで一夜を過ごすことになったアナグマのMillie。3匹のお兄さん、お姉さん(キツネが一匹まじっている)とたっぷり遊んだら眠くなって、一人ベッドへ。
その後、兄さん姉さんたちがのんびりゲームをしていると、Millieの叫び声。大急ぎでMillieのところへ行くと、怪物が出たと言う。
怪物なんかいないよ、と笑う兄弟に対して、怪物がいなくたって怖くなったら怖いんだし、不安は怪物よりたちが悪い、だって、怪物とは戦えるけど不安とは戦えないんだから、なんて賢いことを言う兄弟が印象的。
でも、何やら物音が聞こえた気がすると、もう風やら水滴やらいろんな音が気になりだして、全員怖くなっていく・・・。
そして、みんなで知恵を出しあい、協力して怪物を遠ざけ、Milllieが安心して寝られるようにしてやろうという、子供たちの健気な努力の物語。
戦うにはまず相手を知らなければ、というので怪物のことをMillieにたずねる。その時の虚を突かれたみたいなMillieの表情が印象的。
ちっちゃな子供のことだから、よくわからないままに適当なことを言っているんだろうが、兄弟たちは真に受けて、そこから怪物対策を考えていく。そんなところは子供らしくも微笑ましい。
| 固定リンク
« Kindle Oasis 本格的なレビューやテストは発売開始後だろうが・・・ | トップページ | ドイツ語多読本: Laurie Cohen / Barbara Ortelli: Der weiße Schmetterling »
コメント