ドイツ語多読本: Marie-Astrid Bailly-Maître / Antoine Guilloppé: Schattenspiele im Abendrot
空の暗くなっていくオレンジに赤、太陽の白と草原の緑。そこから浮き立つ影の漆黒のシルエット。影絵の話。
Marie-Astrid Bailly-Maître / Antoine Guilloppé: Schattenspiele im Abendrot
359語
夕暮れ時、草原に一本だけ立つリンゴの木を目指すネズミ。なぜかオオカミと会う約束。
緑の草原を上空から見下ろすツバメはネズミのほかに、オオカミの姿も見える。夕暮れ時なので影は長く伸びる。
ツバメはネズミに警告するが、意に介さないネズミ、木の下でオオカミに会う。そこで何をするかというと、夕焼けの光を利用して影絵を作る・・・。
緑の草原に大きく羽を広げたフクロウの姿に、尖った耳のウサギ。
地平線に沈む太陽を背に、ニワトリとイルカのシルエット。
ネズミとオオカミが協力すると、大きなユニコーンの姿が浮かび上がる・・・。
そんな光と影のマジックのおもしろさに魅了されたネズミとオオカミだが、読む方も影絵のおもしろさを堪能できる。真っ黒なシルエットしか見えないと純粋に形に集中できるから、形のおもしろさが浮き立つ。
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