ドイツ語多読本: krima&isa: Wo steckt Osterei? / Conni und der Osterhase
今年はきょうが復活祭、イースターの日らしいので、それにちなんだ絵本2冊。
クリスマスやハロウィンなら誰でも知っているだろうが、復活祭は日本ではまだマイナーかもしれない。が、最近はハロウィンに続いて、次の商機に仕立て上げようする動きもあるとかないとか。
でも、ヨーロッパではメジャーだろうし、イースター(ドイツ語ではOster)のウサギやらタマゴやらの話は、児童書では定番。
krima&isa: Wo steckt das Osterei?
188語
きれいに色を塗ったイースターエッグ(googleの画像検索参照)をOsterhase(イースターのウサギ)が隠すことになっていて、子供たちがそれを探すという行事が行われる。
表紙の真ん中がイースターのウサギ(Osterhase)。そしてタマゴを生むのはニワトリと決まっている。
他のニワトリはタマゴを生んでいるのに、Henriette(水色に白の水玉)だけはまだ。それを待っているOsterhase。
やっとタマゴを産んで、あとは絵を描くだけだと喜んでいると、タマゴが消えている・・・。
それで探しに行くHennriette。ブタのところへ行ったり、馬小屋に行ったり・・・。でも見つからない。
ガチョウのところにタマゴ発見。やっと見つかったタマゴにOsterhaseが色を塗り、最後は庭に隠れて、子供がタマゴを探すのを眺める動物たち。
そういうストーリーだが、文章に表れていない(絵だけで語られる)ドラマを見逃してはいけない。ネズミの動きに注目。Henrietteが見つけたタマゴは自分のタマゴじゃない・・・・。
もう1冊はSachbuch的な絵本。
つまり、架空のストーリーを楽しむフィクションではなく、「復活祭に何をするの?」的な、子供に現実の世界がどうなっているかを教える絵本。
Liane Schneider / Eva Wenzel-Bürger: Conni und der Osterhase
1017語
現実世界を説明する絵本なので、こちらではイースターエッグを作るのはウサギではなく、表紙の女の子Conni自身。こうしてイースターエッグの作り方からわかるし、復活祭に実際に何が行われるかが語られていく、そういう絵本。説明がしっかりしているので語数は多め。
キリスト教の知識や欧米の風習を知らない日本人にはありがたいはずなので、長めの文章でも平気な人はどうぞ。
ついでなので、
LesemausのConniシリーズはpixiという小型絵本(手の平サイズの10センチ)にもなっているので安く手に入るものもある。8冊で1000円程度。
Pixi-Bundle 8er Serie 190. Neue Abenteuer mit Conni
とか
Pixi-Bundle 8er Serie 220: Neues von Conni
残念ながら復活祭の絵本はどちらにも入っていない。
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