Kobo: glo HD カスタマイズ(パッチ、スクリーンセーバー、ランチャーなど)
去年の2015年は、koboもkindleもディスプレイを2014年リリースの300ppiのE Ink Cartaにすげ替えただけの機種でお茶を濁して終わっただけに、今年こそは新モデルに期待してみようかなんて考えつつ、gloHDはやはり見送りかと思っていたのだが・・・
迷ったが、この前のタイムセールの半額で購入。
koboを買うのは2013年のaura以来。Voyageの300ppiのCartaに慣れると、眼が贅沢になってしまって。
ディスプレイは予想通りきれいで満足。だが、懸念もあって・・・
◎個人的な注目点
◯gloと同じ赤外線方式のパネルの感度はどうか?
静電容量方式のauraと違って、gloのタッチの感度(ページの切り替えや描画の速度のことではなく、タッチしても無反応だったり、という意味での感度)にはけっこういらいらさせられたので、gloHDはどうかが個人的には一つの注目点。
⇒ gloのような感度の悪さはなく、一安心。プロセッサの処理速度の違いか?
でも、段差にホコリやゴミがたまると、感度が悪くなるのは赤外線方式の弱点。やはり、安定感では静電容量方式だろうし、赤外線方式ではフラットにもできない。
◯Regal Waveform技術を使っていないため、リフレッシュ(全画面の白黒反転)が多い。今どきこんな頻度(6ページ毎)はない。
これもgloHDを見送ろうと思った一つの理由。
もし買ったら、パッチをあててリフレッシュの頻度を変更、表示がどうなるか試してみたいと思っていた。
⇒ パッチで頻度を減らしても、思ったほど文字のにじみ・かすれは少なかった。人によっては50ページや60ページ毎のリフレッシュでもいけるかもしれない。もちろん、そこまでいくと、かすんだ感じも目立ってくるし、ゴースト(前ページの残像)も気になってくる。2、3ページで文字がぼやけ始めるgloでも平気だという人なら、けっこうリフレッシュなしでやっていけるかもしれない。
でも、ゴーストはやはりvoyageやauraより目立つ感じはある。
とりあえず、12〜16ページ毎のリフレッシュにしておくかな。
というわけで、
後悔するかも、と思いながら注文したが、あまり幻滅せずに済んだ。300ppiでCartaの表示がすぐれているのはわかっていたが、動作の軽快さはプロセッサの違いなのか、パネルのチューニングの仕方でも違うのか。でも、静電容量方式のフラットが希望なのは変わりない。
KindleだろうがTolinoだろうが、あるいはBarnes & Noble、InkBook、BooxやBoyueだろうが、上位機種はフラットなモデルだし、最上位機種で構造上フラット不可の赤外線方式のパネルにしているのはkoboぐらい。元祖フラットはkoboだったのに。
こんなにフラットの機種も増えているんだし、koboもそろそろまともな静電容量方式のパネルを手に入れてほしいもの。
去年は5月にgloHDが出たたが、今年はどうかなあ。
新プロセッサのiMX7はどうなんだろう。新プロセッサでちゃんと開発、それで秋・冬リリースでかまわないな。今年はちゃんとしたのを出して欲しいし。
◎パッチ
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=260100
いつも通りで、とくに言うこともないが、辞書のウィンドウのパッチはちょっと数値を変えた。
デフォルトのままでは辞書ウィンドウの下の方でフォントが切れるので、gloHDでもウィンドウの高さを大きくした。
nickel.patchの
#pop-up box diamension-Aura hd のところ
min-height: 540px
min-height: 540px
に変更。
「Kobo: 辞書ウィンドウ・カスタマイズ(FW3.13.1以降)」参照。
◎スクリーンセーバー
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=255238
gloHDのスキャンの結果だけ書いておく。
言語設定が日本語で、FW3.19.5761のgloHDの場合(それ以外には使えない)
.addons/screensaver/screensaver.cfg で
offset=140
standby=38bfebf2d8056f80412a1dd2f821a53f
poweroff=f44b930217bf893cfa3079c419a1764b
自分でスキャンするのが面倒な人はこれを試してみるといいだろう。
詳しいインストール・設定方法は「Kobo: FW3.18.0 アップデート & パッチ、スクリーンセーバー」参照。
◎ランチャー
「Kobo: 行間・余白、フォント調節有効化、ページめくり方向変更を簡単にランチャーで」参照。
gloHDではランチャーの表示が乱れるようだ。スクリプト処理中の「更新中」のアニメーション(黒い画面に■■□□□が点滅するやつ)から、うまくランチャー画面に戻れない感じ。
だが、表示が乱れるだけ。少し待ってから勘でスイッチボタンあたりをタップすると、ランチャーが終了して、本棚作成その他の処理は終わっている。アニメーションとランチャーその他の画面の切り替えがうまくいっていないようだ。
途中にsleepでも入れてやれば大丈夫なようだし、修正はしたので、そのうちアップしておくかな。使っている人がいるのかどうか知らないが。
自分で直せる人は「更新中」のアニメーションを起動しないようにしても、とりあえずはOK。
各スクリプトの
/etc/init.d/update-animator.sh &
の行をコメントにする。
ランチャー用のスクリプトはあちこちに散らばっているので、まとめておくと、
・「Kobo: cfwの本棚作成スクリプトをカスタマイズ & Calibreと連携」
・「Kobo: cfwの本棚作成スクリプトを更新(著者名コレクションの修正その他)」
・「Kobo: ランチャーのcfw本棚作成スクリプトを修正(言語コレクション)」
・「Kobo: ハイフネーション辞書のカスタマイズ、カスタム辞書の復元」
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