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2016年1月 3日 (日)

Kobo: いつもの便利なパッチの編集にGUI

Koboの便利なパッチだが、GUIでパッチファイルの編集をするものがでてきた。
(できたパッチファイルで実際にパッチをあてる作業はこれまで通り)

Kobo Patch GUI
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=269302

ただし、パッチをあてるかどうか、yes/noを選択するだけのもの。
フォントサイズや余白の拡大/縮小幅などのカスタマイズはできないし、'#'の削除・追加でパッチを設定する箇所も変更できない。それらはこれまで通りエディタで編集するしかない。

その上、試してみたところ、そのままではちょっと不具合があるようなベータ版。Macでは動作未確認とのこと。

◎インストール
1. Python 2.7.x か 3.4.xをまずインストール
 さらにWindowsの場合、Pythonにパスを通しておく(「windows python パス」でgooleで検索を)
2. 上のリンクから、KoboPatchGUIのv0.1-beta2.zipをダウンロード・解凍
3. KoboPatchGUI.pywをクリックすれば起動する

◎使い方
パッチを読み込んで、必要なものにチェックを入れて保存するだけ。起動するとたとえば、
Patchgui_open
最近はあまり見られない古風な外見だが、windows版は違うだろう。

それで、libnickel.so.1.0.0.patch を読み込むと、
Patchgui_ng_2
チェックを入れれば、そのパッチを有効にする、という仕組み。それだけの単純なもの。
( )が下についているものがあるが、( )はグループを示していて、同グループのパッチはその中から一つしか選んではいけない、重複はダメという意味。

マウス・ポインターをそれぞれの項目にもっていくと、ツールチップが表示される(パッチファイルの中身を表示しているだけだが)。これを読んで、パッチを有効にするかどうか判断。
Patchgui_tooltip

チェックを入れ終わったら、"Apply Changes"で、libnickel.so.1.0.0.patchの出来上がり、というわけだが・・・

問題は、このウィンドウにすべてのパッチが表示されてはいないということ。漏れがある。
どうも、グループ分けのためにlibnickel.so.1.0.0.patchに追加した行がうまく処理されてないような感じ? 試しにこの行を消すと、パッチがすべて表示される(そのかわり、重複をさけるためのグループ表示は消える)。
Patchgui_all
こっちにしないと、フォントの詳細設定有効化(フォントを太くする)パッチが出てこない・・・。

--

せっかくなので、繰り返しだが、フルスクリーンで余白/行間/フォントのウェイト調節ができるようになるまでの作業でも。フルスクリーン・バグのパッチにちょっと変更もあったし。

手順は、
1. Kobo本体でフルスクリーンを有効(ヘッダーとフッターの表示:オフ)にする
2. パッチファイルをこのGUIツールとエディタで編集
3. ファームウェアにパッチをあてる
4. できたアップデートファイル(KoboRoot.tgz)でKoboを更新
5. ランチャーで行間・余白設定を有効にする

1. Kobo本体でフルスクリーンを有効(ヘッダーとフッターの表示:オフ)にする
1) PCにつないだKoboの、.kobo/Kobo/Kobo eReader.conf をエディタで開いて、

[FeatureSettings]   
FullScreenReading=true
の2行を追加
ただしWindowsについてくるエディタはダメ。改行コードをLF(Unix方式)にできるエディタを使うこと。

2) Koboを再起動して、上部メニューの「設定」 > 「読書設定」と進むと、「ヘッダー、フッターを表示:」という項目が追加されている。
Kobo_headeroff
これはAuraの画像。Gloとは違うので注意。
「オン」のチェックをはずすと、フルスクリーンになる。

2. パッチファイルをGUIツールとエディタで編集
1) Kobo Patch GUIを準備する(上記参照)
2) パッチをダウンロードして、解凍(FW3.19.5613で説明)
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=268407

3) 上で指摘した問題へのとりあえずの対処
解凍してできたフォルダpatch_kobo_3195613/3.19.5613_source/内のlibnickel.so.1.0.0.patchから、"# patch_group = `...`"の行をすべて削除する。全部で12行ある。エディタで検索して消すなり、好きな方法で。sed -i -e '/patch_group/d' libnickel.so.1.0.0.patch とか。

4) KoboPatchGUI.pyw を起動して、libnickel.so.1.0.0.patchを開く。
必須なのは、
`Freedom to advanced fonts control`
`Fix three KePub fullScreenReading bugs`

でも、このくらいは有効にしたほうがいいかも。参考までに。
Patchgui_rec
`Custom left & right margins`=余白の拡大/縮小幅を小さくする
`Custom font sizes`=フォントサイズ変更幅が小刻みになる
`Brightness fine control`=ライトの変更を10%から1%刻みに
`Search in Library by default`=検索場所のデフォルトをストアから端末に
`Freedom to advanced fonts control`=フォント詳細設定有効化
`Fix three KePub fullScreenReading bugs`=フルスクリーンでのバグフィックス
`Dictionary frame size`=「Kobo: 辞書ウィンドウ・カスタマイズ」の追加をした場合のみ現れる。

あとは好みで
`Custom kepub default margins`=余白の最小値を0にする(0以外にもカスタマイズ可能)
`Custom page refresh options ....`=リフレッシュ間隔を変更(どれか一つ。重複があるとパッチがあたらない)
和書しか読まないなら
`Remove system fonts in Reader list`=フォントのリストから欧文フォントを消す(たぶん全てではない)
などもいいかも。

終わったら、"Apply Changes"をクリック、そして、"Yes"。
これで、libnickel.so.1.0.0.patchの編集はとりあえず終了。

-- 補足:行間のカスタマイズについて。いらないなら読み飛ばす --
`My 15 line spacing values`も有効にしたほうがいい(行間設定が10段階から15段階に増える)が、欧文向けの行間設定になっているので、和書ではエディタでの編集が必要。面倒なら無効で。

# 15 values for replacement, change these to suit:
replace_float = 616228, 1.0, 0.7
replace_float = 6162F0, 1.05, 0.75
...
replace_float = 616248, 3.0, 1.1
となっている各行末の数値を好みに変更。和書だと1.0でも、ルビがあると行間が不ぞろいになるから、0.7というのは・・・。
面倒ならこのパッチはなくてもいいが、デフォルトの最大3.0なんて実質的に使いもしないのを残しておいても仕方がないので、好みにカスタマイズしたほうが快適。
`Custom left & right margins`、`Brightness fine control`、`Custom kepub default margins`なども同じようにカスタマイズ可能。
-- 補足終了 --

4) libnickel.so.1.0.0.patchを1箇所だけエディタで編集。
それは`Fix three KePub fullScreenReading bugs`のセクション。まず、

patch_name = `Fix three KePub fullScreenReading bugs`
patch_enable = `yes`
となっている箇所を探して、さらにその下、

#
# The default patch settings are suitable for horizontal languages only.
# Uncomment the following two replace_string lines for vertical languages only:
#
#replace_string = 0095, `l\0e\0f\0t\0:\0`, `t\0o\0p\0:\0 \0`
#replace_string = 00D5, `r\0i\0g\0h\0t\0:\0 \0`, `b\0o\0t\0t\0o\0m\0:\0`
#
というのがあるので、この"#replace_string = ..."の2行の先頭、#を削除して有効にする。
#
replace_string = 0095, `l\0e\0f\0t\0:\0`, `t\0o\0p\0:\0 \0`
replace_string = 00D5, `r\0i\0g\0h\0t\0:\0 \0`, `b\0o\0t\0t\0o\0m\0:\0`
#
こうする。ここを有効にしないと、和書で行の一番下のフォントが切れる場合がある。

以上で、パッチの編集は終了。
必要なら、他のパッチも同じ要領で。libadobe.so.patchはPDFの余白カット的な機能を有効にするパッチ。

3. ファームウェアにパッチをあてる
1) ファームウェアが必要。ダウンロードは、
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=185660
3.19.5613を探して、Mark3からMark6まであるので、まちがえずに自分のモデルのファームウェアを。

2) ダウンロードしたkobo-update-3.19.5613.zipをそのまま、3.19.5613_sourceフォルダ(libnickel.so.1.0.0.patchと同じフォルダ)に置く。

3) 3.19.5613.sh(Linux/Mac)もしくは 3.19.5613.bat(Windows)を実行。

4) 成功すると、3.19.5613_targetフォルダに、KoboRoot.tgz ができあがる。これがアップデート用のファイル。

4. できたアップデートファイル(KoboRoot.tgz)でKoboを更新
1) できたKoboRoot.tgzをPCにつないだKoboの".kobo"フォルダにコピー。
2) コピーが終わったのを確認したら、USBケーブルを抜く。自動的に再起動。これでおしまい。

5. ランチャーで行間・余白設定を有効にする
1) ランチャー・インストール
Kobo: cfwの本棚作成をランチャーで実行」(v0.2)
Kobo: 行間・余白、フォント調節有効化、ページめくり方向変更を簡単にランチャーで」(v0.1)
参照。
*追記:最新のv0.4を使ってください。「Kobo: データベース用ランチャー更新(H2Oの不具合修正その他)」参照。

2) ランチャーを起動したら
Kobolauncher_menucfw_2

「和書: 行間/余白/フォント調節 有効」をタップ。
処理が終わるとまたランチャー画面に戻る。下の電源スイッチアイコンをタップするとランチャー終了、ホーム画面になる。


結果:
フルスクリーン
Patchgui_full

そのままフォント・メニューを出すと
Patchgui_fontmenu
行間と余白は調節できない。洋書ならできるのに、いつまでも楽天は和書はほったらかし。

ランチャーで「和書: 行間/余白/フォント調節 有効」を実行すると
Patchgui_fontmenu_full
行間と余白が調節できるようになる。
「詳細」からフォントの太さも調節しているので、太めになっている。

あと、フルスクリーンにしないと、余白の調節はできないのでそのつもりで。行間の調節はフルスクリーンでなくても可能。


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