ドイツ語多読本: Satoe Tone: Die fabelhafte Riesen-Karotte
規格外に大きな物を見ると、なぜか心が高揚する。ただ大きいだけなのに。
Satoe Tone: Die fabelhafte Riesen-Karotte
194語
赤い土に生えた巨木が葉を茂らせている、と思いきや、巨大ニンジン。
その下に、記念写真みたいにこちらを向いている、、体型も様々な6匹のウサギ、なぜか頬が赤い。
話は単純。
巨大ニンジンを見つけた6匹のウサギ、世界一大きなニンジンだ。
さて、これをどうしようか? そうだ、飛行船にしよう・・・。
それからどうしよう? そうだ、家にしよう・・・。
と、いろんな想像が膨らむ、そういうストーリーで、文章はパターンの繰り返しなので、リズムよく読めるはず。
表紙を見てもわかるが、ニンジンの赤と葉っぱの緑が印象的で、ページ毎に入れ替わる背景の色にも映えて、目も楽しい。またそれぞれの場面のウサギの仕草もユーモラス。
それにしても、ニンジンを帆船にする発想はなかったのでちょっと驚いた。まあ、ウサギにニンジンだから、最後は食べてしまうんだけど・・・。
日本語版
刀根 里衣: おおきなおおきなにんじん
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