ドイツ語多読本: Rolf Krenzer / Constanza Droop: Meine erste Weihnachtsgeschichte
クリスマスの物語、それも本家本元、キリスト誕生の話。つまりは、聖書の中から子供向け絵本にしたもの。
Rolf Krenzer / Constanza Droop: Meine erste Weihnachtsgeschichte
294語
おそらく対象年齢は2歳からの絵本だが、内容は意外と詳しい。だから文章も少しむずかしいかも。
人口調査のため故郷に戻ったマリアとヨセフがベツレヘムの馬小屋で赤ん坊を生む。天使が羊飼いたちのところへ行き、救世主が生まれたと告げる。さらには東方の三博士(この絵本では「星占い師」)が星を見て、王が生まれたと思って、エルサレムのヘロデ王に新たに生まれた王のことをたずねるが、逆に新しい王はベツレヘムから来るはずだと教える。その後、輝く星の下に馬小屋を見つけ、赤ん坊に捧げものをする。表紙はその場面。
と、こんな内容。
キリスト教系の幼稚園や学校に行った人なら別かもしれないが、クリスマスで騒いでも聖書は知らない日本人なら、読んでおいても別に損はないはず。
このあと、たしかヘロデ王は赤ん坊は皆殺しにしろなんて命令を出すことになるんじゃなかったかな。子供向けの絵本にそんな話は持ち込まないだろうけど。
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