ドイツ語多読本: Laurie Cohen / Marjorie Béal: Kleiner Floh, ganz groß
いらないものをそぎ落として、できるだけ簡素な色・形でどれだけ語れるか、そんな感じの絵本。
Laurie Cohen / Marjorie Béal: Kleiner Floh, ganz groß
117語
自分はちょっと小さすぎなんじゃない?と思ったノミの話。
それで、豆の上によじ登ってみる。それからリンゴのてっぺん。そして、花の上、ツタを上って、木の上と、どんどん高く高く、上を目指すノミ、まだまだ登る・・・。家の上、電柱、そして高層ビル、最後は雲の上・・。
そして、上を見上げているクマを見つけて、「どうだい大きいだろう?」と。
クマは答える、「小さいよ。大きいんじゃなくて、高いところにいるだけだ」と。
ノミは怒って・・・。
高い所に登ると自分が大きくなったような気になるというのは、わかる気がするような、しないような・・・。
実際の小さな子供が「大きい」と「高い」の区別ができないものなのかどうかはわからないけれども。
ともあれ、多読用絵本としてはシンプルで明瞭なイラストに、簡単な文章がついている絵本なので、読みやすいだろうと思う。
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