ドイツ語多読本: Helme Heine: Der Rennwagen (Minimax)
Mullewappという農場の動物たちを主役にしたシリーズの1冊。
Helme Heine: Der Rennwagen
491語
表紙に描かれているのがこの本の主役、ブタとニワトリとネズミのトリオ。
ブタがかぶっているナベ、ニワトリのローラースケート靴、それからネズミが乗っている荷車、ぜんぶゴミ捨て場で拾った戦利品。わかりにくいかもしれないが、ニワトリが荷車の欠けた車輪の代わりになっている。
農場ではニワトリがみんなを起こす係。みんなが驚く起こし方をしようと、三匹が画策。ニワトリを凧みたいに飛ばして空の上から鳴いてやろう。だが、失敗。ニワトリの首に凧の糸を結んだものだから、鳴けないという間抜けな結果に・・・。出だしで一つ笑いを取ってから、愉快な三匹のストーリーが始まる。
遠出をした帰りに、近道をしようとゴミ捨て場を通る。
まずブタがナベを発見。それで他の2匹も負けじとお宝探し。ニワトリはローラースケートを見つける。でも一番すごかったのは、ネズミが見つけた荷車。僕が見つけたんだからと、独り占めして荷車で坂を下るネズミ。ところが勢いで荷車はひっくり返ってしまう。ネズミの救出に向かう他の二匹・・・。
最後は、やはり俺たちは三匹で最強だぜ、というある意味、王道の展開。
水彩の絵もすっきり、動物もやさしく、にこやかな表情で、見ていて安心できるのがこの人の絵本の美点。
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