ドイツ語多読本:Axel Scheffler / Julia Donaldson: Das Grüffelokind
前に紹介した"Der Grüffelo"の続編。
Grüffeloの子供の話だが、前作で顔なじみの動物がすべて登場するし、話も第1作目を読んでいたほうが楽しめるはず。
Axel Scheffler / Julia Donaldson: Das Grüffelokind
577語
左下の石にネズミの絵が・・・。前作で登場したネズミ。
話とは関係ないが、子どもGrüffeloが手に持っているのはひょっとしてStockmann?(「ドイツ語多読本:Axel Scheffler: Stockmann」参照)
パパGrüffeloが子どもGrüffeloに言って聞かせるには、木の生えた暗いところに言ってはダメだぞ、と。
そこには大きな悪いネズミかいるから。(前作を踏まえての話)
それはどんなやつ?とたずねられて、昔のことだから思い出せるかなと言いながらも、そのネズミの恐ろしい姿(体のパーツ)を語って聞かせるパパGrüffelo。
あの尻尾に当たったらおしまいだし、目は火のようにぎらぎら、ヒゲには鳥がとまれるほどだ・・・。
そして夜眠れない子どもGrüffeloは雪の中、外に出ていく。雪の上には何やらうねったような跡。ひょっとして、あの悪いネズミの尻尾??
跡をたどって行くと、そこにいたのは・・・?
ヘビ。これは目とヒゲがパパが言っていたネズミとは違う。
次は、雪の上に爪のような跡。追っていくと火のようにギラギラした目が・・・。ネズミか? いやフクロウだった・・・。
こんな感じで、前作に登場したヘビ、フクロウ、キツネに会う子どもGrüffelo。
そして当然、最後はネズミなのだが、大きくもなければ悪そうでもない。むしろ夜のおやつにぴったり。
ピンチのネズミ、また機転をきかせて・・・。
雪の上に残された跡を追う、なんて冒険心をくすぐるモチーフに、その跡を残したのは何者かという謎解き要素も絡めながらのストーリー。最後は、パパGrüffeloが言っていた大きな悪いネズミも登場(?)、お父さんは嘘つきにならずに済むという・・・。
| 固定リンク
« ドイツ語多読本:Axel Scheffler: Der gestiefelte Kater (minimax) | トップページ | ドイツのTolino新モデル2機種発表、KindleとKoboはどうなるだろうか? »
コメント