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2015年10月13日 (火)

ドイツ語多読本:Axel Scheffler / Julia Donaldson: Das Grüffelokind

前に紹介した"Der Grüffelo"の続編。
Grüffeloの子供の話だが、前作で顔なじみの動物がすべて登場するし、話も第1作目を読んでいたほうが楽しめるはず。

Axel Scheffler / Julia Donaldson: Das Grüffelokind

577語

左下の石にネズミの絵が・・・。前作で登場したネズミ。
話とは関係ないが、子どもGrüffeloが手に持っているのはひょっとしてStockmann?(「ドイツ語多読本:Axel Scheffler: Stockmann」参照)

パパGrüffeloが子どもGrüffeloに言って聞かせるには、木の生えた暗いところに言ってはダメだぞ、と。
そこには大きな悪いネズミかいるから。(前作を踏まえての話)

それはどんなやつ?とたずねられて、昔のことだから思い出せるかなと言いながらも、そのネズミの恐ろしい姿(体のパーツ)を語って聞かせるパパGrüffelo。
あの尻尾に当たったらおしまいだし、目は火のようにぎらぎら、ヒゲには鳥がとまれるほどだ・・・。

そして夜眠れない子どもGrüffeloは雪の中、外に出ていく。雪の上には何やらうねったような跡。ひょっとして、あの悪いネズミの尻尾??

跡をたどって行くと、そこにいたのは・・・?
ヘビ。これは目とヒゲがパパが言っていたネズミとは違う。

次は、雪の上に爪のような跡。追っていくと火のようにギラギラした目が・・・。ネズミか? いやフクロウだった・・・。

こんな感じで、前作に登場したヘビ、フクロウ、キツネに会う子どもGrüffelo。

そして当然、最後はネズミなのだが、大きくもなければ悪そうでもない。むしろ夜のおやつにぴったり。
ピンチのネズミ、また機転をきかせて・・・。

雪の上に残された跡を追う、なんて冒険心をくすぐるモチーフに、その跡を残したのは何者かという謎解き要素も絡めながらのストーリー。最後は、パパGrüffeloが言っていた大きな悪いネズミも登場(?)、お父さんは嘘つきにならずに済むという・・・。


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