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2015年9月27日 (日)

Kobo: FW3.18.0 アップデート & パッチ、スクリーンセーバー

Koboアップデート、3.18.0。
楽天がアップデートを日本に提供しないのはいつものことだろうから、アップデートするなら自分で。

◎ダウンロード
http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=3176037&postcount=1470

◎変更点
◯Koboのリリースノート
http://api.kobobooks.com/1.0/ReleaseNotes/45
「ブックストアの改善」とあるので、ストアをブラウズするときに何か変わったのだろう。(端末から本を買わないのであまり興味ないし、日本のストアがどうなのかも不明)
1から3までは、ストアの本の表示なんかが変わったのでを見てくれ、ってことか。
4. プレビューが端末の「ライブラリ」に追加しなくても可能に。
5. 本の「詳細情報」にレビューのタグが追加。

◯いつものベータ版の変更点リストのポスト(上記を除く)、その他。
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=265598
・同期してFWのアップデートが見つかった場合、通常の同期(たぶん本なんかの)はアップデートの後に行われる
・ゴースト問題の改善
・スリープ時の読書進行の%表示が正常に
・以前は、保存されているストアのサーチはWiFiをオフにすると表示されなかった(今は直ったと?)
・以前は、本のダウンロードの進行がヘッダーで止まることがあった(?)

バックグラウンドで同期が行われているときにWiFiをオフにすると、黙って同期をキャンセルするようになった(3.17.3では同期を中断するかどうか、ポップアップで問い合わせていた)。

新しいバグ
フルスクリーン(ヘッダー、フッターの表示:オフ)にすると毎ページリフレッシュ(glo)。辞書のポップアップやフォントの設定などでも、いちいちリフレッシュする。6インチauraではこの問題は起こらない。

-----

こんな感じか。
さっと触った感じだと、たしかにゴースト(残像)は減った。とくにひどかった辞書ウィンドウの残像もなくなり、快適になった。個人的には好印象。

フルスクリーンのバグは嫌な人には嫌だろう。
「ヘッダー、フッターの表示:オフ」に変更した直後は毎ページリフレッシュするが、一度本を閉じて開く直すと、リフレッシュはなくなる。が、辞書を使ったり、スリープしたりすると、毎ページリフレッシュが復活する。本を開きなおせば、リフレッシュしなくなるが、ちょっとこれでは使えないだろう。

ただし、auraは問題ない。koboの中では唯一、kindleと同じようにRegal Waveform技術を採用しているためか。H2O/glo HDもgloと同類なので(Regal Waveform技術を使っていない点ではKindleに劣るポンコツ仲間、いまどき6ページでリフレッシュなんて・・・)、フルスクリーンでのリフレッシュ問題は発生しそう。

本を読むのはauraで、gloは実験機みたいなものなので、今回のバグは個人的には影響ない。フルスクリーンを使わない人、そもそも知らない人には関係のないバグだが、何かバグを修正すると、新たなバグが発生するのはいつものKobo。


◎いつものパッチ
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=265607
説明省略。

データベース・スクリプト・ランチャー
cfwの本棚作成を含めて、スクリプト自体はFWのバージョンに依存しないから問題ない。が、ランチャーは再インストールの必要あり。/etc/init.d/on-animator.shがFWのアップデートで上書きされてしまうため。このたった一つのファイルのせいで・・・。なんとかできないかな、これ。


◎スクリーンセーバー
ここのところファームウェアをアップデートしてもスクリーンセーバーはそのまま使えていたが、今回はダメだった。ひさしぶりにスクリーンセーバーをアップデート。

http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=255238

最新版には従来のスクリーンセーバーの方式(logreadモード)の他に、scanlineモードが追加されている。scanlineモードだと、スリープ時と電源オフ時とで画像を別にできるようになる。

で、3.18.0は従来の方式(logreadモード)が動かなくなったので、scanlineモードにするしかない。

なので、あらためてインストール・設定方法。
1. KoboRoot-ScreenSaver-20150908.zip をダウンロード・解凍
2. KoboRoot-ScreenSaver-20150908.tgz を KoboRoot.tgzにリネームして、koboの.koboフォルダにコピー、再起動。ここまでは、これまで通り。
3. スクリーンセーバー画像は
 .addons/screensaver/ に置く。
 電源オフ時の画像は、.addons/screensaver/off/ に入れる。
3. 従来のlogreadモードではこれで終了なのだが、scanlineモードはさらに手間がいる。
.addons/screensaver/screensaver.cfg をエディタで開いて(改行コードUnix式のやつで)、

 # two methods available: logread or scanline
 method=scanline <-- ここをscanlineに変更
  
あと、こんな3行を探して、
gloは以下のように変更
 offset=115   
 standby=1cb90b08b52d8b27e414c83274cf978a
 poweroff=f52cf8b61e3330169460da341b6df166
 
auraは
 offset=125
 standby=1cb90b08b52d8b27e414c83274cf978a
 poweroff=f52cf8b61e3330169460da341b6df166

あとは、koboを再起動。
offset/stanby/poweroff=... の3行は自分で調べるものだが、3.18.0で言語設定が日本語、gloとauraならこれでいけるはず。
H2Oやglo HDの人は自分で調べて。あと、3.18.0以外でscanlineモードにしたい人も(上のやつはFWが違うとおそらく使えない)。

調べ方は、
http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=3165835&postcount=106

スリープ時と電源オフ時のスクリーンセーバーを区別するために、それぞれのスクリーンをあらかじめスキャンしておく必要がある。それでちょっと手間がかかる。

1. .addons/screensaver/screensaver.cfg で
 debug=1
に変更。さらに、
 offset=
のところに100から150あたりの数字を入れて、スリープにする。すると、スクリーンの下の方に線が見えるようになるので、その線が「スリープモード」の文字にかかるようにoffsetの数値を調整。offsetはスクリーン下からの距離。また、数値を変えたら再起動しないと反映されない。
http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=3167696&postcount=112 によい例、悪い例の画像がある。

2. 次にスリープ時と電源オフ時のスクリーンをスキャンする。
「設定」 > 「スリープモード/電源オフ」と進み、
 自動スリープモードまでの時間: 5分
 自動電源オフまでの時間: 5分
に設定。

3. koboを再起動。さらに、
 本を開くなどの操作をして放置 > 最後の操作時刻をメモしておく
 5分後スリープ状態になる
 さらに5分後電源オフになる
これでスクリーンのスキャンが終了。

4. 少し間を置いたらkoboを起動して、結果をチェック。
.addons/screensaver/scanline.txt に、

[ Thu Sep 24 23:00:25 JST 2015 ] 0abdd32d652986e86e23077c748aa038
[ Thu Sep 24 23:00:26 JST 2015 ] 1cb90b08b52d8b27e414c83274cf978a
[ Thu Sep 24 23:00:26 JST 2015 ] 1cb90b08b52d8b27e414c83274cf978a
--------
[ Thu Sep 24 23:04:31 JST 2015 ] 1cb90b08b52d8b27e414c83274cf978a
[ Thu Sep 24 23:04:32 JST 2015 ] f52cf8b61e3330169460da341b6df166
[ Thu Sep 24 23:04:32 JST 2015 ] f52cf8b61e3330169460da341b6df166
--------
のような行がいくつもあるはず。さっきメモしておいた時刻を参考に、スリープになった時刻(メモした時刻の5分後あたり)と電源オフになった時刻(さらに5分後あたり)を探す。それらしいのが見つかったら、

5. .addons/screensaver/screensaver.cfg をまたエディタで開き、stanby/poweroffのところに(上の例では)

 standby=1cb90b08b52d8b27e414c83274cf978a
 poweroff=f52cf8b61e3330169460da341b6df166

のようにコピペ(それぞれの一番下のやつがいいらしい)。
さらに、
 debug=0
に戻す。

あとは、スクリーンセーバーが機能しているか確認。

ちょっと手間。で、FWのアップデートのたびにスキャンし直しらしい・・・。


 
 
 

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