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2015年5月23日 (土)

ドイツ語多読本:Philip Waechter: Endlich wieder zelten!

長期休暇をキャンプで過ごす様子が生き生きと描かれた絵本。
日本ではバカンスのような長期休暇はないので、その様子を垣間見ることができておもしろい。

Philip Waechter: Endlich wieder zelten!

805語

キャンプ地にある砂浜でジャンプ。夏休みでこれからテント暮らしだ、という喜びがあふれている表紙。

本の中は一般の絵本のように絵に文章がついているのは当然として、その他に、コミック的に吹き出しがあったり、コマ割りで話が進んいくページもあったり、さらにはキャンプに持っていくものやキャンプ地にあるものを一つ一つ図示した、Bildwörterbuch的なページもあったりと、本の形式としてもにぎやかで、楽しい。

あすから夏休みだ、キャンプだ、うきうきと学校から家に向かう町の様子から、キャンプに持っていく物を一つ一つ数え上げていくページへ。これが冒頭部分、キャンプに持っていくものを眺めているだけでも、なにやらもう楽しくなる。

こんなものまで持っていくつもりなの?的な会話があり、こんなたくさんの荷物がなぜか毎年車の中に入ってしまうんだよなあ、なんて驚きつつも出発。そして、忘れ物をして一度引き返すという毎年恒例の展開・・・。そして、長い長い車でのドライブ・・・。そしてようやくキャンプ地に到着。

そして、テントってどうやって張るんだっけと、よくありそうなエピソードがありつつ、いいロケーションにテント設置終了。そして、他に来ている子供たちを探しに他のテントへ・・・。

あとはキャンプ地の様子、キャンプに来ているいろんな人たちの様子、自転車を借りて買い物に出かけたり、サーフィンに挑戦してみたり、雨が続いて最後にはテントが風邪で飛ばされたり、テントで怪談話やら、家族で夜空を眺めたりとか・・・。

そんないろいろなエピソードが、端正で軽妙、そしてカラフルなPhilip Waechterの絵で語られて、キャンプの楽しさが直に伝わってくる絵本。

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