ドイツ語多読本:Emma Chichester Clark: Schluss mit Kuss
「キスはやめて!!」 サルの男の子の話。
日本ではあいさつがわりにキスする文化はないので、日本ではない感じ絵本?
Emma Chichester Clark: Schluss mit Kuss
305語
キスしようとしてくる、いとこの女の子とアリクイ(?)から木の上に逃げて、「キスはやめろ」の看板を掲げるサルの男の子。そんな表紙。
なぜキスなんかするんだ?と森を見回すと、どこもかしかもキスをする動物たち。でも僕はキスされるのが大嫌いなのだ・・・。
でも、家に帰ってもキスだらけ。こんにちはのキス、さよならのキス、おはようのキス、お休みのキス・・・。いとこのMimiはキス魔だし。それで家族・親戚の前でキスはやめようと演説するが、何の役にも立たない。ちょっとだけラッキーなのはもう自分が赤ん坊ではないこと。赤ん坊がどれだけキスされるか・・・。
そこに赤ん坊が生まれる。弟の誕生。案の定みんなキスの嵐。そして、赤ちゃんが泣き止まないのはキスを嫌がってるからだろ、という僕。
じゃあ、赤ちゃんの面倒を見てちょうだい、とおばあちゃん。
ところが何しても泣き止まない。どうしたんだよ、と途方にくれてつぶやくと、赤ちゃんが目を開ける。
目があった瞬間、おかしなことが起こる。僕はまちがって弟にキスをしてしまう・・・。
とまあ、そんなかわいらしいサルの男の子の話。最後まで、「まちがいで」キスしてしまった、その場を誰にも見られなくてラッキーだった、なんて意地の張り方が男の子。
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