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2015年3月19日 (木)

ドイツ語多読本:Dolf Verroen / Wolf Erlbruch: Der Bär auf dem Spielpaltz (Minimax)

ソフトカバーの絵本で値段も安めのBelz & GelbergのMinimaxから。

Wolf Erlbruchという人の絵は、人や動物の形も独特で、色使いも原色なしのくすんだ感じで、好みがわかれるかもしれない。が、大人が子供向きじゃないと判断しても、たぶんそれは子供自身の感覚とは別だろう。

Wolf Erlbruchで、googleの画像検索


ともあれ、子供の遊び場にやってきたクマの話。

Dolf Verroen / Wolf Erlbruch: Der Bär auf dem Spielpaltz

665語

児童公園みたいなところにやってきたクマ。遊んでいる子供たちに混ざりたい。が、子供たちに拒否される。
体が大きく、力も強いクマのこと、力づくでブランコや滑り台、ジャングルジムなど次々に独り占めにしていく。

もちろん子供たちには不満が噴出。クマがシーソーに乗ったところで、一計を案じる・・・。

で、反省したクマは子供たちといっしょに遊べることになる。が、大人たちがやってくる。当然ながら、「クマだ、あぶない、銃を持ってこい」みたいな話になるのだが、子供たちは、クマはずっと自分たちを見てくれていたんだ、と大人たちを説得。そういうことなら、と大人たちも納得。

そんな話。
ラスト、そんな簡単に納得するのか大人?とも思うが、そこはやはり、現実にはありえないことでも、空想の中では動物と子供のユートピアがあってかまわない。

遊具で無邪気に遊ぶクマの生き生きとした姿を見ると、クマの傍若無人ぶりも何やらかわいらしく見え、それを眺めるムスッとした子供たちの表情との対比が印象的。


翻訳もあるようだ。
ぼくといっしょにあそんでよ

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