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2014年12月29日 (月)

ドイツ語多読本:Bernd Perplies: Magierdämmerung 2. Gegen die Zeit

Magierdämmeung三部作、第2巻。

第1巻(「Magierdämmeung 1. Für die Krone」参照)を読んだのが1年半以上も前で、ちょっと内容も忘れているところもあるが、とにかく第2巻を読んでみた。

19世紀末、潜水艦ノーチラス号でアトランティス大陸にある魔術の泉の封印を解き、力を得たWellingtonが、ロンドンの魔術結社の主席魔術師を暗殺、権力を奪取、結社の新しい方向性に賛同しない魔術師たち(つまり主人公たち)を拘束・・・。そんな所で終わった第1巻の続き。


日本では売っていないので、ebook.deのepub版。Kindleでは読めないが、KoboならOK。

Bernd Perplies: Magierdämmerung 2. Gegen die Zeit
Magierdaemmerung2_2

115000語

紙の本 → アマゾン:Magierdämmerung 02. Gegen die Zeit

この巻では、Wellingtonの結社本部襲撃で捕まったJonathonやHolmsらの脱出工作と、難を逃れたRandolfとGrigoriらによる彼らの救出の試みがメインに描かれる。Wellingtonのほうは、第1巻で暗殺したDunholmが持っていた指輪を探して、今の持ち主Jonathonに刺客の魔術師ハンターを送る・・・。

第1巻から第3巻につながる流れで、おそらく重要なポイントがその指輪。その意味があきらかになる。そして、Kendraの祖父GilesがスコットランドからDunholmに会いに来た理由もようやく判明する・・・。

ストーリー的には第1巻より起伏も少なく、ちょっと中だるみぎみだが、前巻に続き"Wahrsicht"という独特の魔術の扱い方や、魔術師につきものの使い魔、カラスのNevermoreや幽霊猫のWatsonの活躍などのファンタジー要素も楽しく、また、潜水服と合体したハイブリッド人間Hyde-Whiteや、同じく機械と生体が合体してしまったノーチラス号といった技術と魔術のからみあいもおもしろい。そして、異変を察知したバチカンが反Wellington勢力と手を結ぶべく、飛行船(表紙のイラスト参照)でエージェントをロンドンに送るといった新展開もあり、第3巻が楽しみ。

どうやら決戦の地はアトランティス。全員そこに向かうようだ。


多読的には、児童書やヤングアダルト向けの本ばかりではもう飽きてきたという人向け。息の長い文も多く、少しむずかしめの本にチャレンジしてみたい人にはいいかもしれない。

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