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2014年11月 7日 (金)

Kindle Voyage:ディスプレイの二色グラーデーション問題の行方は?

Kindle Voyage、何日か使ってみた。

Kindle Paperwhite(2013)と並べて見ればはっきりわかるが、Paperwhiteの文字がぼやけて見えるほど、Voyageの文字はくっきりしていて、そして、黒い。コントラストがはっきりしている。(ただ、日本語フォントはやはりもっと少し太めにして欲しいし、欧文フォントも入れ替えたいなあ)

どれだけストレスなしに読書できるかが読書専用端末で一番の重要ポイントのはず。文字が見にくかったり、ぼやけたりしているのは、使っているうちに慣れていったとしても、やはり読書の妨げ、ストレスになる。この意味で、Kindle Voyageは最もストレスなく本が読めそうな端末。

値段は高かったが、表示のクオリティが高いので、後悔はないかな。
去年はPaperwhiteのマイナー・チェンジみたいなものだったし、辞書機能の退化で本当にがっかりしたが(その後FWのアップデートで辞書機能は部分的に復活)、今年は進化を実感。

が、ディスプレイ、上のほうが黄色く、下が青い。ハズレを引いてしまったようだ。残念。
暗い場所でライトを明るくしないかぎり目立たないので、気にしないことにした。

これは接着剤が乾いていないからだ、なんていう話もあるが、日に当てたら消えたという人もいれば、消えないという人もいるみたいで、この接着剤説、どこまで信じていいものやら。それで本当に問題が解決するなら、ありがたいけど・・・。

このライトのグラデーション問題のせいか、Kindle Voyage発売当初のユーザー評価がよくない、という記事がアメリカ、ドイツで出ている。アマゾンのユーザー評価がPaperwhiteにはるかに及ばない3,7とか3,8だと。値段が高いぶんだけ、求められるクオリティも高くなるから、評価も厳しくなるのだろうが、ディスプレイがツートン・カラーになってしまっては、やはり気になるのも事実。

◆the-ebook-reader.com
Kindle Voyage Getting Lots of Complaints About Uneven Lighting
http://blog.the-ebook-reader.com/2014/11/06/kindle-voyage-getting-lots-of-complaints-about-uneven-lighting/

◆allesebook.de
Kindle Voyage hat auch in Deutschland keinen leichten Start
http://allesebook.de/e-book-reader/kindle-voyage-hat-auch-in-deutschland-keinen-leichten-start-57447/

おもしろいのは2の記事の違い。
the-ebook-reader.comは、アマゾンはいつライトの問題は欠陥ではなく仕様だ、と製品ページに免責の説明を出すのだろうか、かつて初代Paperwhiteの時そうしたように・・・なんて言っている。

対して、allesebook.de。
アマゾンはじきに手を打つはず。今後生産されるものはディスプレイは直っているだろう。ひょっとしたら現在アマゾンに出ている入荷予定日分(12/6、ドイツの話)からは直っているかもしれない。もうすでに予約で入手済みの人も問題なく交換してもらえるはずだ、と。
(allesebook.deは、http://allesebook.de/e-book-reader/kindle-voyage-sein-geld-wert-hands-on-fragen-und-antworten-57265/の記事で、Voyageのツートン・カラーを強調するような画像を出してしまったので、あまり不安を煽らないように配慮したのか?)

ディスプレイ問題、どういう結末を迎えるのか今のところは判断がつかないが、気になる人は少し様子を見るというのも賢明かもしれない。


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