ドイツ語多読本:Manfred Mai / Dorota Wünsch: Lena und die Dachbondenbande (Tulipan ABCのB)
レベル分けがあるTulipan ABCシリーズのB(7歳以上)から。
屋根裏の物置なんて場所も子供の想像を刺激する。児童書定番のシチュエーション。
Manfred Mai / Dorota Wünsch: Lena und die Dachbondenbande
1465語
スタンドやギター、カバンにダンボール、屋根裏にありそうな物だが、顔がついている。さて、どんな話かというと・・・。
4月なのに雪。Lenaは部屋で絵を書いているが、兄がやってきてどこかへ行けと言う。おかあさんやおとうさんは仕事中。仕方がないので屋根裏に行ってみようと決心。
そこには昔おばあちゃんが使っていたソファ。腰を下ろすとホコリが舞って雪のよう。すると、「寒い、寒い」と声がする。「寒くて弦が切れてしまった」とギターの声。それからスタンドもそれに声を合わせる。Lenaはタンスから着るものを出そうとするが、タンスは「開けたら冷気が入るからいやだ」なんて言う・・・。
そんな屋根裏部屋の物たちのとやり取りが楽しいストーリーだが、それ屋根裏部屋でできるの?的な方へ話は進む。そりに乗って雪を滑り降りたり、カバンに雪を食べさせたら、春になったり・・・。
まあ、夢オチなんだろうけど、Lenaは夢から覚めた、なんて無粋な説明はないわけで。
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