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2014年9月 8日 (月)

ドイツ語多読本:Martin Baltscheit / Marion Goedelt: Keine Kuscheltiere für Johanna (Tulipan ABCのB)

ABCとレベル分けされた、読書入門的なシリーズのTulipan ABC。そのB、7歳以上対象の1冊。

Martin Baltscheit / Marion Goedelt: Keine Kuscheltiere für Johanna

870語

さあ、わたしのぬいぐるみたち、と話しかけるJohanna。明日はわたしの7歳の誕生日、当然プレンゼントがあるはずだけど、もう置き場所がない。誰かここから出ていく子はいないかしら?

そんな出だし。
ベルリンのいとこのところはどうかしら? いやだよ、この前来た時、滝遊びだってんで、クマがトイレに流されたじゃないか。
じゃあ、地下室に居心地のいいダンボールを用意するわ。 あんな暗いところいやにきまってるじゃないか。

そんな感じで収拾がつかない。

じゃあ、アフリカはどう?とJohannna。アフリカへ行ったら、かならず誰かのお気に入りのおもちゃになれるよ。
それでぬいぐるみたち、全員アフリカだ、アフリカへ行くぞ、と大興奮。

で、Johannaはというと、え、全員行っちゃうの?となるわけで、今度は逆に引き止め工作を考えなければならなくなる・・・。


うまい策を思いついたと思ったら、それで自分の首を絞めてしまうという、ひねりの効いたストーリーが愉快な1冊。
Tulipan Bのシリーズの中では語数は少ない。

一瞬なんでアフリカ?と思ったが、アフリカの子供への寄付なんだろう。

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