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2014年8月17日 (日)

ドイツ語多読本:Paul Maar / Norman Junge: Eine gemütliche Wohnung (Minimax)

ソフトカバーの絵本で値段も安めのBelz & GelbergのMinimaxから


Paul Maar / Norman Junge: Eine gemütliche Wohnung

763語

冷蔵庫が壊れたので電気屋に修理を頼もうと電話しても、なかなか来てくれない。
で、4度目の電話でやっと修理に来てくれる電気屋を発見。

で修理が終わって、コンセントをさしてみると、冷蔵庫が触れないほど熱くなる。かわりに隣の電気オーブンが冷え始める。電気屋さんが言うには「配線間違えたかな。きょうはもう遅いので明日また来ます」仕方がないので冷蔵庫の中のものを電気オーブンに移してその場はしのぐ。

次の日、冷蔵庫は元に戻る。が、今度は電気オーブンのスイッチを入れると、大音響で音楽が鳴り始め、ラジオから音が出なくなる。それでまた次の日に修理・・・・。

こんな感じで、何かを修理するたびに何かがおかしくなる、というか機能が入れ替わっていくのだった。電話の受話器を取ると、部屋の電気が消え、誰かが玄関の呼び鈴を押すと、洗濯機のスイッチが入る・・・などなど、なんかもう、びっくり箱状態。

ところが、こんな電気屋はいやだ、とはならないのが、この絵本のいいところ。
毎日会っている内に仲よくなり、晩にいっしょにゲームをしたり、電気屋さんが冷蔵庫(エレベーターになっている)で帰ってから、家族のみんなは掃除機で音楽を楽しむ、そんな日々もまたよし・・・。

ふつうなら、冷蔵庫を修理するのにどうしてオーブンを触るんだよ、電気屋、と突っ込みたくなるところ。

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