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2014年8月25日 (月)

Kobo: Aura H2O E-Ink Carta採用でこうなる?

旧製品の6.8インチKobo Aura HDは、タッチはたぶん赤外線方式だったはずだし、旧世代のE-Ink Pearl。
新型H2OはE-Ink Cartaであるらしいことは判明しているが、防水仕様で水滴がついたりすることも想定しているはずなので、静電容量方式? (追記:赤外線方式のようだ。「Aura H2Oリリース正式アナウンス」参照)

スペック表には"multi-touchscreen"とあるので、2本指の操作なども可能になるはず。Kobo Auraでは、ピンチ操作でフォントのサイズを変更したり、ライトの調節をしたりできるので、そんな操作もできるようになるのだろう。(Kobo Gloなどでは不可能。パッチを当てれば可能になるらしい)

でも一番気になるのはE-Ink Cartaへの変更でスクリーンがどう変わるか。

実物を見るまでは本当のところはわからないが、推測はできるかもしれない。

というのも、Tolino VisionとKobo Auraのディスプレイの類似性が指摘されており、開発元が同じではないかとも言われているからだ。そうだとすると、E-Ink CartaのTolino VisionからAura H2Oのディスプレイも予想できるかもしれない。(予想は外れたかも。「Aura H2Oリリース正式アナウンス」参照)

今年4月のallesebook.deの記事
Wie viel Kobo Aura steckt im Tolino Vision?
「Tolino Visinoの中にどれだけKobo Auraが隠れている?」みたいな意味

ディスプレイの拡大写真を見るだけでもそっくりなのがわかる。
Tolinovisiongrid
Tolino Visionは今年の春発売、Kobo Auraは去年の秋発売で旧世代のE-Ink Pearl。
Kobo Auraで特徴的だったディスプレイをを拡大した時に見えるグリッドがそのままTolino Visionにもある。グリッドの大きさも同じ。

Carta採用のTolino Visionのほうがスクリーンが白い。反射率が高いのでフォントはより黒く見えるはず。

これについては別のサイトの比較写真も。
Schwarzwert_koboaura_tolinovision
papierlos-lesen.deより
Kが黒。数値が高いほど黒い。

黒が一番くっきりしているのはKindle Paperwhite。その次がTolino Vision(両方Carta採用)。
Kobo Aura(E-Ink Pearl)が一番ダメで、とくにライトを明るくするほど、文字の色が薄くなり、灰色っぽくなっていく。このあたりはCarta採用で白黒のコントラストはKobo Auraよりましになりそう。

もちろん、ディスプレイのサイズも違うし、H2OがAuraと同じ方式のディスプレイになるのかはわからない。

が、なぜか縦が通常より10ピクセル少ない、謎の解像度になっているのは、Kobo Auraと同じだし、AuraのディスプレイをCarta化したものになりそうな気がする。(ちなみに、Kobo Auraでスナップショットを撮ってみると、画像サイズそのものは通常通りだが、下部に10ピクセル分くらいの黒い線が入る)
あと、すでにあがっているらしいFW3.7.0がAura/Aura H2O共通だということも、同じ方式のディスプレイになるという根拠になる?

とすると、ページめくりで細かな粒子がページ全体を一瞬走るという、Auraでお馴染みのページめくりの感覚になるだろう。(追記:Aura式のディスプレイではないかも。「Aura H2Oリリース正式アナウンス」参照)
ページめくりの拡大写真
Koboaurarefreshwaveform

個人的には、全画面リフレッシュが章単位でも、文字のかすれやにじみが目立たないAuraのページめくりは、12ページだか14ページで必ずリフレッシュするKindle Paperwhiteよりも好み。それにPaperwhiteはページに写真があると必ず全画面リフレッシュするし、辞書のポップアップ・ウィンドウを消すときもけっこうリフレッシュが起こる。Auraではそんなことはない。

日本より先に海外で発売されるだろうから、待っていればそのうち情報は入ってくるはずだが、まあ、想像して遊んでみた。

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