ドイツ語多読本:Nadja: Blauer Hund (Minimax)
ソフトカバーの絵本で値段も安めのBelz & GelbergのMinimaxから
現実にはありえない青い色の犬が印象的な絵本。
Nadja: Blauer Hund
1004語
野良犬と仲よくなったのに、知らない犬と遊んではいけないとお母さんに言われるてしまう。でも、ある事件をきっかけにして、最後は犬を買うこと許される。そんな児童書によくあるストーリーだが、やはり目を引くのは犬の色。
家や森、人間などは油絵的なタッチで描かれていて、自然な絵だが、犬の青だけが異様で、非現実感が漂う。
実際、焚き火のために集めた枝に息を吹き込むと火がつく、というような場面は、犬がこの世のものと別のものと思わせるところがあるし、黒豹の姿をとった悪霊と一晩中戦ったりもする。
でも、なぜ青いのか、などの説明はいっさいない。それだけに印象に残る。
現実にいるごく普通の犬をだったら、これほど深く印象に残らなかったのは確か。
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