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2014年7月

2014年7月31日 (木)

Kindle Paperwhite:FWダウングレード方法(その2) こっちのほうが簡単

(追記:PW1(2012)はダウングレード可能)
(追記:5.6.1は今のところこの方法ではダウングレード不可。jailbreakするつもりの人は5.6.1にアップデートしないのが賢明)
(さらに追記:5.6.5もこの方法ではダウングレードできない。ユーザーに勝手を許さない、それがアマゾン)
(もうひとつ追記:5.7.2以降もいまのところダウングレードできない)

以前紹介した方法(「Kindle Paperwhite:FWダウングレード方法」)とは違うやり方。ダウングレード用のプログラムもいらないので、たぶん手軽。

参照したのは、
http://allesebook.de/firmware-software-updates/anleitung-kindle-paperwhite-jailbreak-mit-firmware-5-4-5-49768/(ドイツ語)
5.4.5はjailbreakできないので、ダウングレードの必要がある、というので、その方法を説明した記事。


手順はこんな感じ。
(追記:WiFiはオフ、「機内モード」オンにしてから)

1.古いヴァージョンのFWをダウンロード(update_kindle_5.4.3.2.bin)。やり方はKindle Paperwhite:FWダウングレード方法参照
2.Kindle PaperwhiteをUSBケーブルでPCにつないで、ダウンロードしたupdate_kindle_xxxx.binをKindleにコピー
3.そのままKindle PaperwhiteをPCにつないだ状態で、電源ボタンを押し続ける
4.一度電源が切れて、再起動ではなく、自動的に「ソフトウェアのアップデート」のプロセスが始まる。電源ボタンから手を離す(自動的にKindleの電源がonにならなかったら、電源ボタンをもう一度押せ、とのこと)
5.そこまで来たら、USBケーブルを抜いて、KindleをPCからはずす
あとは「ソフトウェアのアップデート」(実際はダウングレード)が終わるのを待つだけ

これで、5.4.5から5.4.3.2にダウングレードできた。

ダウングレードして得になることといえば、Collections Managerが使えるようになるくらい。
ただ、コレクションの完全な階層化が可能なのは5.4.0までのヴァージョンだし、どうしても5.4.3.2でなければならないという人もいなさそう。

それに、完全なコレクションの階層化ができるとはいえ、5.4.0はKindle Paperwhite新モデル発売当時の、辞書の切り替えができないヴァージョン。そこに戻す気にはなれない。まあ、辞書の切り替えは不要、クラウド・コレクション邪魔くさい、コレクションの中にコレクションを作って本を整理したいという人なら、5.4.0もいいのかもしれない。

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2014年7月29日 (火)

ドイツ語多読本:Baek Hee Na / Kim Hyang Soo: Wolkenbrot

絵ではなく、写真を使った絵本。人形でセットを作って写真にしたもの。独特の味わいがある。

Baek Hee Na / Kim Hyang Soo: Wolkenbrot

385語

表紙に写っているネコ、顔の部分は紙に書かれた絵で、着ているものは布の人形。部屋や家、街並み、空などのセットの中に人形を配置して、写真にしている。人形は平板だが、セットは立体的で、奥にあるものはぼやけて写っていたりして、おもしろい効果を生み出している。部屋の中でネコたちが中に浮いている場面などはとくにおもしろい。

ある朝、目を覚ますと窓の外は雨。妹を起こして、黄色いカッパを着て外に出てみると、枝に白い雲が引っかかっている。

お母さんのところへ持って行くと、パンに焼いてくれる。焼きあがるのを待っている間にも、パパは大急ぎで仕事に出かける。

焼きあがったパンをオーブンから取り出すと、パンはふわふわ宙に浮く。食べると自分の体も宙に浮く。朝食の抜きのパパはお腹が空いているはず、と兄と妹は黄色いカッパに黒い雨傘で、窓から飛び出して空を飛んでいく。

渋滞の満員のバスの中にパパを発見。パンを食べるとパパも宙に舞い上がり・・・。

表紙の写真は、パパにパンを届け終え、カッパを脱ぎ、傘を脇に置いて、一休みに屋根の上でパンを食べる兄と妹の場面。
部屋の中から街の様子、雨空を飛ぶ猫の姿など、写真を見ているだけでも楽しい。


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2014年7月27日 (日)

ドイツ語多読本:Marc Elsberg: Zero - Sie wissen, was du tust

グーグル・グラスみたいなスマートグラスやスマートウォッチが社会に浸透した、ありうるかもしれない未来のITサスペンス。

今のグーグル・グラスは見た目でそれとわかるが、小説の中では普通のメガネと見た目では区別できないくらいに進化している。グラスで撮影した映像をリアルタイムでネットに流したり、顔認識アプリケーションで、メガネ越しに見た人の名前や住所などいろいろな情報を視界に表示できたりする。また、スマートウォッチで心拍数やら血糖値やらを測定できるだけでなく、リアルタイムにネット上のプログラムに伝えて管理するなんてこともできる。そういう社会が舞台。

Marc Elsberg: ZERO - Sie wissen, was du tust

100,000語

出だしは、ドローンを飛ばして休暇中のアメリカ大統領を盗撮、その映像をリアルタイムでネットに流す、そんなショッキングな場面から始まる。パニックにおちいる大統領、あわてふためくセキュリティ・チームの様子がそのまま全世界に・・・。犯行声明を出したのがZeroを名乗るインターネット・アクティビスト。

主人公はロンドンのオンライン新聞Dailyで働くことになったジャーナリスト、Cynthia、40代女性、高校生の娘が一人いる。Dailyは世間を騒がせているZeroを追うことになるが、Cynthiaに仕事道具として上述のスマートグラスが支給される。そして電車の中で使ってみて驚く。顔を見ただけで、その人の個人情報が信じられないくらいわかってしまうからだ。Cynthiaはそこに危うさを感じるが、新聞社の若い同僚や自分の娘もそれをごくあたり前のように受け入れている。

そこで登場するのがFreemee。GoogleやFacebook、amazon、カード会社など、いろいろなところが個人の情報を収集、分析、利用しているが、自分の情報は自分で管理すべきじゃないかという主張のもと、その情報管理のためのプラットホームを提供するというのがFreemee。それで、ActAppsなんていうアプリがその情報を元に生活全般のアドバイスをする。体調や健康管理から、成績や業績を上げる、友だちや教師、家族とうまくつきあう、気になる異性に近づくにはどうしたらいいか、などなど。スマートフォンなどを通じてリアルタイムでアドバイスが届けられる。適切なアドバイスを得るにはそれだけ情報もたくさん出す必要もある。

さらに、提供する情報に応じてポイントがつき、ランクも上がるという仕組み。ポイントで買い物もできたりする。アドバイスに従わないと、ポイントがつかなかったりランクが落ちたりする。Cynthiaは、個人情報を売って金をもらっているようなものだと思うが、その一方で、自分の娘の素行が良くなったのはFreemeeのおかげだったりもする。

そして、スマートグラスを娘に貸したことから事件が起こる。娘は男の友だち二人と出かけ、スマートグラスを一人に貸す。その友だちが指名手配中の容疑者を顔認識アプリで発見、無理に追いかけて殺されてしまう。もう一人の友だちはそこの不信を抱き、Freemeeのことを調べ始める。そして、ある仮説に行き着くのだが、Cynthiaに話す前に事故で死んでしまう・・・。

ネット上でZeroの情報提供を一般視聴者にも求め、公開捜査のようなものを始めるDaily、アメリカの方では大統領が狙われたわけだから、FBIのような機関も動き出す。そして、Freemeeの幹部たちの気になる動き。CynthiaはZero探しの中で身の危険を感じるような事件に巻き込まれたり、最後には殺人事件の容疑者にされて、監視カメラが張りめぐらされたロンドンの街を、スマートグラスやスマートフォンで誰に映像を撮られているのかもわからないまま、逃げまわる。それがリアルタイムでネットで実況される・・・。

そんな、IT技術の進歩によって、ひょっとしたら現実になるかもしれないサスペンス・ストーリー。

ActAppsみたいなものが技術的に可能なものかどうかはわからないが、あれば興味を持つ人は多いかもしれない。「◯◯で成功するには」的な本が世の中にあふれているし、さらにアドバイスが一般論ではなく、自分個人のデータに基づくとなれば、気になる人も多くなりそう。それとランク付けやポイントなども、いいエサになるかもしれない。ただ、それが個人情報、プライベートをさらすという交換条件で行われるとなると、二の足を踏む人も多そう。それとも、それに抵抗を感じない、あるいは感じても実利を選ぶのが世の趨勢になっていくのだろうか。

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2014年7月25日 (金)

ドイツ語多読本:Jon Blake / Axel Scheffler: He Duda (Minimax)

ソフトカバーの絵本で値段も安めのBelz & GelbergのMinimaxから

"He, du da!"というと、「おい、そこのきみ」みたいな呼びかけ。
そんな変な名前をつけられているのは、このウサギ、自分が何者かわからないから。誰も名前を知らず、名前で呼べないので、そんな名前になったのだろう。

Jon Blake / Axel Scheffler: He Duda

350語

「え、ぼくのこと?」みたいな、ポカンとした表情のウサギ。自分が何者かわからない。
もちろんどう見てもウサギなのだが、自分はサルだろうか、コアラだろうか、ハリネズミだろうか?なんて、そうとうのボケ役ぶり。

だから、自分が住む場所は洞窟だろうか、木の上の巣だろうか、クモの巣だろうか、とか、食べ物は魚だろうか、ジャガイモだろうか、虫だろうか、などと考えたりする(それぞれ洞窟、クモの巣などなど絵がつくので、とてもわかりやすい絵本になっている)。

で、とりあえず木に鳥が住んでいるの見て、木に住むことにし、リスがどんぐりを食べているの見て、自分もどんぐりを食べる、といういい加減ぶり。

ある日、木の下で他のウサギたちが大騒ぎ。イタチが来るぞ、お前も木から降りて逃げろ、と言うのだけれども、He Dudaは「イタチ」って何?な状態。

で、のんきに「きみは何を食べるの?」なんてイタチに聞いてみたり。答えはもちろん「おまえのようなウサギだ!!」 襲われる瞬間にようやく、「ぼくはウサギだったのか」と気づくHe Duda・・・・。

うまい具合にイタチを撃退できたHe Dudaを見て、他のウサギたちは口々に「おまえはヒーローだ」と言う。それでHe Duda、「え、ヒーロー? ぼくウサギじゃなかったの?」 そんなオチ。

ユーモラスな絵柄と、He Dudaのボケっぷりが愉快な楽しい絵本。

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2014年7月23日 (水)

Kindle Paperwhite 新モデル(2013): アップデート5.4.5 Jailbreakは生き残るが...

◎Kindle Paperwhiteアップデート、5.4.5。

https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html?nodeId=201307450

・前回読んでいたぺージへの同期
・PDF表示画面の改善

以上がアップデート内容。
PDFについては、大きなページを見る時、拡大した時に、表示部分を小さなウィンドウで示す、みたいなことらしい。
これはKoboがすでにやっていたもの。その上、小さなウィンドウは邪魔なのでパッチで消している、というのが、うちのKoboの現状。なので、別に嬉しくもない。

あと、アメリカやドイツのアマゾンでは、紙の本を注文したら、届くまでの間その本のサンプルをすぐに読み始められる、とかいう機能も追加されているらしい。誰でも読めるサンプルとは別物なんだろうか。よくわからないが、日本のユーザーには関係ないんだろうし、よく調べていない。


◎Jailbreakは生き残るので、アップデートしても大丈夫。
http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=2169819&postcount=1

ここの"IMPORTANT notice to FW >= 5.4.5 users:"ってところを参照。
注意点が書いてある。
jailbreak済みのKindle Paperwhiteを5.4.5にアップデートしても大丈夫だが、jailbreakしていないまっさらのKindleを5.4.5に上げてしまうと、現状ではjailbreakできなくなる、ということ。

なので、これからjailbreakしようと思っている人は、5.4.5にアップデートする前にjailbreakしておかなければならない。


実際にやってみたので一応報告。

再インストールが必要だったもの:
・Mobileread Kindlet Kit(MKK)
・ScreenSavers Hack
・Fonts Hack
やり方は「Kindle Paperwhite 新モデル(2013): Jailbreakの手順をまとめ」参照

KUALのextensionsは何もしなくてもOK。(バッテリー残量の数値化、フロントライトの完全offなど)

あと、Collections Managerは動かなくなる(誰かが対応してくれるのを待つしかなさそう)。(追記;対応済み)

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2014年7月22日 (火)

ドイツ語多読本:Nadja: Blauer Hund (Minimax)

ソフトカバーの絵本で値段も安めのBelz & GelbergのMinimaxから

現実にはありえない青い色の犬が印象的な絵本。

Nadja: Blauer Hund

1004語

野良犬と仲よくなったのに、知らない犬と遊んではいけないとお母さんに言われるてしまう。でも、ある事件をきっかけにして、最後は犬を買うこと許される。そんな児童書によくあるストーリーだが、やはり目を引くのは犬の色。

家や森、人間などは油絵的なタッチで描かれていて、自然な絵だが、犬の青だけが異様で、非現実感が漂う。

実際、焚き火のために集めた枝に息を吹き込むと火がつく、というような場面は、犬がこの世のものと別のものと思わせるところがあるし、黒豹の姿をとった悪霊と一晩中戦ったりもする。

でも、なぜ青いのか、などの説明はいっさいない。それだけに印象に残る。
現実にいるごく普通の犬をだったら、これほど深く印象に残らなかったのは確か。

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2014年7月20日 (日)

ドイツ語多読本:Kazuo Iwamura: Der rote Apfel

品切れで手に入らないようだ。ドイツのアマゾンにもない。日本語オリジナルも品切れ中のようだ。

Kazuo Iwamura: Der rote Apfel

156語

白黒の絵にリンゴだけ赤いのが印象的だが、一番好きなのは坂を転がる場面。

丘の上でリンゴを投げ上げたら、落としてしまう女の子。下に転がっていくリンゴを追いかける。
リンゴが脇を転がっていくのを見たウサギ、それからリスもリンゴを追いかけていく。

途中、地面の盛り上がったところでリンゴがジャンプ。リスやウサギも女の子も次々そこで前のめりにころんで、でんぐり返しの姿勢で、ころころリンゴみたいに転がっていく・・・。
転がるリンゴに妙に引き込まれて、自分も転がってみたくなるような、そんな気分になるシーン。

最後は下にいたクマの背中に、玉突き衝突して止まる。
それで、みんな横に並んで一口ずつリンゴを食べる。リンゴを食べる表情、それを横で見ている表情がとてもいい。

日本語版(画像なし)
いわむらかずお:りんごがひとつ

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2014年7月18日 (金)

ドイツ語多読本:Lida Dijkstra / Marije Tolman: Guck mal, wie niedlich!(Minimax)

ソフトカバーの絵本で値段も安めのBelz & GelbergのMinimaxから

「見て見て、かわいい!!」みたいなタイトル。
でも、かわいいと言われるのにうんざりしている子供だっているだろう。

Lida Dijkstra / Marije Tolman: Guck mal, wie niedlich!

369語

ウサギのTobiは「かわいい」と言われるのにうんざり。それで表紙にあるようなサングラスをかけ、わざとガニ股で歩いてみたりする。でもその程度では「かわいい」の呪縛からは逃れられない。

そこで、耳にイアリング、腕にタトゥーを入れる。それはやり過ぎだというので誰も何も言わなくなる。Tobiは、なるほどこの路線か、とばかりにクールなヘルメットに、長いコートをはためかせ、ワイルドなバイクを乗り回す・・・。

それで、かわいい女の子に「ヘイ、ベイビー」なんて声をかけると、「あっち行って、気持ち悪い」と言われ、ショック。それでも恋するTobi、「ワイルドなオレ」もどこへやら、サングラスやらバイクやらは投げ捨てて、女の子を追いかける・・・。

で、ある時、花束を持って女の子の前に現れると、女の子は思うのだった、「この男の子、かわいいかも」と。

こんなちょっと皮肉な展開もありつつ、なぜか花束を持ったTobiがシマウマの背中、女の子がキリンの背中に乗っていたりと、ちょっと妙で、不思議なところもあるイラストも、ただ「かわいい」だけではなかったりする1冊。


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2014年7月16日 (水)

ドイツ語多読本:Géraldine Elschner / Jonas Lauströer: Der alte Schäfer

出版社のサイトで全ページ見られる絵本。

http://www.minedition.com/de/book_detail.php?id=200
表紙をクリック

アマゾンの表紙はちょっと違っているが・・・
Géraldine Elschner / Jonas Lauströer: Der alte Schäfer

723語

羊の群れの中で、ソファに座っている男性、それになぜか台座に据えられた羊の人形?
いったいどういう状況?

と、気になる。で、読んでみると、

Antonが老人ホームにおじいちゃんを訪ねに行くと、いつも窓際で不機嫌なおじいさんがいる。前は羊飼いをしていたという話を聞いて、ぼくも羊が好きだし、羊の人形を持っているから、今度持ってくるよ、ってことになる。

で、羊の人形を見ると、不機嫌なおじいさんがいつもと違って、生き生きし始める。それで老人ホームの園長さんに話をしてみたら、本物の羊を老人ホームで飼うことになり・・・。

と、前にも紹介したことがあるアニマル・セラピー的な話。これも実話を元にした話だそうで、表紙のインパクトにつられて、どんな話と思いきや、とても現実的な話だった。

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2014年7月14日 (月)

ドイツ語多読本:Jackie Niebisch: Die kleinen Wilden

絵本ではなく、イラスト付きの児童書。原始人の子供のユーモラスな話。

Jackie Niebisch: Die kleinen Wilden

4500語

オレたちは採集民じゃなくて狩人なのだと、大人たちの禁止も無視して、マンモス狩りに挑む、ちび原始人。

最初は普通の罠を仕掛けたり、槍を投げてみたりと、ごく普通なのだが、次第におかしなやり方になっていくのが、おもしろいところ。で、毎回失敗。住処の洞穴に戻ると、大人たちに叱られて、罰として洞穴の外で寝なさい、というパターンで笑わせてくれる。

表紙の絵になっているエピソードは、峡谷をはさんで対面するマンモスと原始人の話。ここで原始人が持ち出すのは、マンモスに悪口を言えば、マンモスは悲しくなり、飛び降り自殺するという、ひいじいさんの言葉。やってみると、マンモスは実際に泣き始める・・・。いつものように作戦は失敗するが、そのわけは?

まあ、こんな感じの滑稽なエピソードが何編か収録されている。

4500語程度、少し長めの本を読んでみたい人向け。


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2014年7月12日 (土)

Kobo:FW3.5.0 アップデート、いつもの便利なパッチ

Kobo FWアップデート、3.5.0

ダウンロードは、
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=185660
から

アップデート内容は
http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=2870005&postcount=8参照

新機能の追加はなく、バグの修正メインらしい

・いろいろなバグの修正、安定性の改善
・コメント機能の改善
・Adobe RMSDKを更新(和書はkepubなので関係ない)
 Adobe DRMの新しいヴァージョンに対応
 epubで長いパラグラフがあると変な改ページが入るバグを修正
・ライトの設定が、スリープからの復帰、電源On時、USBケーブルを抜いた時に、自動的に復元す(Kindleははじめからそうなっているので、いちいちライト・ボタンを押さなければならないKoboは地味に面倒だった)
・検索場所(「ストア」か「ライブラリ」か)のボタン変更
・ウェブブラウザのスクロールが快適に。フラッシュが軽減
(あと、Kobo Glo, Aura und Aura HD erhalten Firmware 3.5.0 mit Fehlerbehebungenによると、)
・同期が速くなった

ちょっと使ってみた感じでは、ページめくりの速度が落ちた気もしないでもない。安定性重視のせい?
文章のkepubを読むかぎりでは、問題ないだろう。

あと、Kobo Auraでも、kepubのフォントのにじみ、かすれが目立つようになった気がする(Gloは元からページをめくるとフォントが汚くなっていたので、もっぱら使うのはAuraだった)。これはよくないなあ。なにか調整方法がないかな。フォントのSharpnesの調節なんかでうまくいけばいいけど、どうだろう。

cbzやらその他の形式についてはよくわからない。

上のドイツ語のサイト(Kobo Glo, Aura und Aura HD erhalten Firmware 3.5.0 mit Fehlerbehebungen)は、SonyとKoboがソフトウェアでの協力関係を深めたので、ハードウェアでも協力するかも、なんて憶測を披露。次のKoboは防水のKobo Aura H2Oじゃないかという噂があって、Sonyは過去に防水のタブレットを発売しているから、だそうだ。まあ、あくまで憶測。
防水には興味ないな。ホコリには強くなりそうだけど。


それで、フォントやら余白やらの調整パッチがさっそく上がっている。
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=238175
から、patch_kobo_35.zip をダウンロード・解凍。(自分のFWのヴァージョンのものを使うこと)

やり方は、「Kobo Patch Generatorからの変更」参照。必要に応じて、
欧文フォントをリストから消す
画面リフレッシュ間隔の変更、WiFiでのFW自動アップデートのブロック
左右余白、上下余白のカスタマイズ
PDFビューア改善(拡大率と位置の保存)、ピンチ・ズーム無効化
なども参照。

これらのパッチもpatch_kobo_35.zipに含まれているが、なくなったパッチもある。
(epubの長いパラグラフのバグはなくなったので、librmsdk.so.1.0.0.patchはもうない)
なくなったのは、
・「検索」のデフォルトをストアではなく、端末のライブラリにするパッチ

PDFのパッチはデフォルトでnoになっているので、必要な人は libadobe.so.patch でyesに。

あと、libnickel.so.1.0.0.patchでフッタのカスタマイズがやりやすくなった。


# Example for Glo/Aura:
replace_string = DE44AD, `min-height: 70px;`, `min-height: 24px;`
replace_string = DE44C0, `max-height: 70px;`, `max-height: 24px;`
replace_string = DE44DD, `footerMargin: 40;`, `footerMargin: 5;`
replace_string = DE44F7, `font-size: 16px;`, `font-size: 14px;`
 ...

みたいになっているので、末尾の〇〇px、数値を変更するだけでよい。

といっても、FW3.3.0以降の「ヘッダ・フッタ非表示の設定 + 上下・左右の余白調節パッチ」で、無駄な余白を消してしまうのがすっきりしていて、今となってはずっと快適。(依然として、洋書では右端のフォントが切れてしまう本もある。そういうときは仕方がないので、ヘッダ・フッタを表示するが)

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2014年7月11日 (金)

ドイツ語多読本:Ulf Stark / Eva Eriksson: Als Papa mir das Weltall zeigte

けっこう前に買ったもので、いい絵本だと思うが、入手はむずかしいか。アマゾンのマーケットプレイスでばかに高い値段がついている。

Ulf Stark / Eva Eriksson: Als Papa mir das Weltall zeigte

888語

パパが"Weltall"を見せてやると言って、「ぼく」を家の外に連れだす。
外は寒いので厚着をして、夕暮れの町を手をつないで歩いていく、その風景。

そして、犬の散歩なんかに使われている小高い丘の上に到着。パパは言う、「見えるか?」
「ぼく」は地面のカタツムリやら、風に揺れる草やアザミ、水たまりに映るパパの顔を見て、「見えるよ」と答える。これが全部"Weltall"か、きれいだな。

ところが、パパは言う、「ばかだな、下じゃないよ、上を見るんだ」と。("Weltall"とは宇宙のことで、夜空の星を見ろ、というわけだが、「ぼく」も実は間違っていない。"Weltall"は世界のありとあらゆるものだから、カタツムリやらアザミやらだって、"Weltall"の一部)

それでパパは、はりきって星座を教えたり、実はもう存在しない星の光が見えているんだ、なんて話をするものの、「ぼく」にはちょっとむずかしい。それにパパは犬の糞を踏んづけてしまったりで、「一生の思い出になるいいものを見せたかった」という思惑はちょっとはずれて、パパはちょっとがっかり。

でも、パパの思惑通りの形ではなかったにせよ、きっとこれも「ぼく」にとっては楽しい思い出として残るはず、そう思わせるストーリー。

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2014年7月 9日 (水)

ドイツ語多読本:Feridun Oral: Ein Apfel für alle

こんこんと雪が降りしきる日は、空は雲で覆われ、目の前は舞い落ちる白い雪、地面も雪で真っ白だから、空と地面の区別もつかなかい。そんな感じの天候のなか、野を歩くウサギ。

出版社のサイトで全ページ見られる。
http://www.minedition.com/de/book_detail.php?id=163
表紙をクリック

Feridun Oral: Ein Apfel für Alle

663語

寒い冬の火、ウサギが巣から出てくる。お腹が空いていて、暗くなる前になにか食べ物を見つけなくては・・・。

と、枯れ木に真っ赤なリンゴがぶら下がっているのを発見。
ところが高くて届かない。ネズミなら木を登って、リンゴをとってくれるかも、とネズミを呼びに行く。
でも、ネズミは高いところには登れないという・・・。

そこにキツネが通りかかるも、3匹がかりでもやはりリンゴには届かない。最後はクマが登場して・・・とまあ、そんな話。


薄暗い灰褐色の空に、枯れた木に林檎の赤が鮮やかで印象的。
ウサギの顔のアップの絵などは、毛並みなどリアルに描きこまれて動物そのものだが、全身像は妙に人間ぽい。表紙のウサギもそうだが、2本足で立って方向を指さしたり、両手を上げて呼んだりと、仕草が完全に人間のものになっているせい。それで親しみが持てたりするのかもしれない。

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2014年7月 7日 (月)

ドイツ語多読本:Anne Louchard: So oder So? Wie schlafen Giraffen?

キリンは寝る時、長い首をどうしているんだろう? ああかな、こうかな、と想像をふくらませる・・・

Anne Louchard: So oder so - Wie schläft die Giraffe

157語

表紙の写真では頭は見えないが、これはキリン。

こんな長い首のキリンは寝る時、首をどうしているのか? 
それで、ああじゃないか、こうじゃないかといろいろな案が絵で描かれる。滑稽だったり、突飛だったり、奇想天外だったりする、その思いつきのおかしさ。

そして、そのたびに「それはありえない」といちいちツッコミが入る。その言葉のヴァリエーションもまた楽しい。

「そんなの簡単にわかるでしょ」とラストに出てきた答え。うーん、たしかに気持ちよさそうではあるが、読んでいる人自身がツッコミを入れるのを待っている気がする・・・。

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2014年7月 5日 (土)

ドイツ語多読本:Rian Visser: Theodor trödelt

日本ではどうなのかわからないが、ドイツではハリネズミはメジャーな動物なのか、よく絵本にも登場する。

Rian Visser: Theodor trödelt

549語

表紙で一目瞭然だが、急ぐお母さんに、チョウチョを指さして急ぐ素振りのない子供ハリネズミ。

大人は忙しい。いつだって「急いで」と子供をせかす。大人のテンポについてこない子供は注意散漫、のろまでぐずだ、とばかりに大人はイライラしたりするけれども、誰にでもそれぞれ、そう行動する理屈があり、リズムやテンポ、時間の流れ方がある。

それを守ることもまた大切で、世の中のスピードに合わせるばかりでは疲れるだろう、なんて思ったりするのは、この絵本の子供ハリネズミが、お母さんに急かされつつも、いつもしあわせそうだから。そして、急いでいる人よりもずっと世界をよく見、よく聞き、楽しんでいるからだ。


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2014年7月 3日 (木)

ドイツ語多読本:Chisato Tashiro: Fünf freche Mäuse fahren ein Rennen

Fünf freche Mäuseシリーズ("Fünf freche Mäuse bauen ein Haus""Fünf freche Mäuse machen Musik")、もう1冊ついでに。

これも出版社のサイトで全ページ閲覧可能。
http://www.minedition.com/de/book_detail.php?id=218
表紙をクリック

Chihiro Tashiro: Fünf freche Mäuse fahren ein Rennen

1407語

これもDVD付きのものがあるようだ。
Fünf freche Mäuse fahren ein Rennen (Buch mit DVD)


自動車レース大会開催!! 優勝者には巨大チーズ。
これはもう出るしかない。というわけで、さっそくレースカーの設計に取りかかる5匹のネズミ。そして材料集めに組み立ての様子と、男の子の工作ロマンをくすぐる描写。灰色ネズミくんが秘密兵器を搭載しているが、それが何かはレースの時のお楽しみ。その後は、もうレースの様子。

ライバルは、車に乗りながらリモコン操作している赤い車だが、走るのは何と街中、人間の足を避けながらの走行だったり、途中犬に出くわしたりと、ハラハラの展開。次々に脱落していく他の車を横目に、最後は赤い車との一騎打ち・・・。

と、これもまた楽しい1冊。

日本語版
5ひきのすてきなねずみ まちのじどうしゃレース

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2014年7月 1日 (火)

Kindle Paperwhite:Collections Manager 5.4.3.2対応(コレクションを入れ子式・階層化可能に)

Kindleのコレクションを階層化できるCollectionsManager、ようやくKindle Paperwhite 5.4.3.2に対応。完全な形での階層化が可能なのは5.4.0までのヴァージョンだが、まあ一応使えるということで。
(コレクションはすべてトップ画面にフラットにすべて表示されてしまうが、コレクションの中にコレクションを作成することは可能。クラウドのほうにはタッチできない)

日本語化もこれまで通りOK。以前の記事(「Collections Manager コレクションを入れ子式・階層化可能に」)参照。日本語化テクストのダウンロード、スナップショットなどもそちらの記事参照。

Collections Manager Version 2.7.2
ダウンロード及びインストール方法、解説は
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=186305

インストールの条件:
・jailbreak済み
・MMK(Mobileread Kindlet Kit)インストール済み
の2点(「Kindle Paperwhite 新モデル(2013): Jailbreakの手順をまとめ」参照)

インストール方法:
・CollectionsManager_2.7.2.zip をダウンロード・解凍
・CollectionsManager.azw2 をKindleの "documents"フォルダへコピー
・Kindleで”Collections Manager”をタップして、起動

注意点としては、本をコレクションに入れる時、「移動」(Move item up/down)ではなく、「コピー」(copy item up/down)を使うこと。「移動」にすると、本が不可視になる。見えなくなったら、CollectionsManagerで探して、「可視化」(toggle element visibility on Home)(一番左の目玉アイコン)すればよい。

あと、Kindleの表示で、「アイテム一覧」を「コレクション」にしたとき、以前はコレクションに入れていない本も末尾に表示されていたような気がするが(記憶は定かではない)、表示されなくなった。これはちょっと不便?

それから、CollectionsManagerを起動して、「表示オプション」で「上部パネルに未分類のアイテムのみ表示」にチェックを入れても、分類済みの本も表示される。(Kindleを5.4.3.2に上げる以前にコレクションに入れていたものは表示されないようだ。コレクションを全部削除して作り直すべき?)

なにか気がついたらまたいつか。


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