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2014年5月10日 (土)

Kobo: FW3.3.0追加パッチ(欧文フォントをリストから消す)、ちょっとFW3.3.0の感想

旧KPGの追加パッチがあがっていたので(FW3.3.0用)

フォント選択のリストからシステムフォント(欧文フォント)を消す
http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=2825838&postcount=84

にあがっているCodeを libnickel.so.1.0.0.patch に追記、
 patch_enable = `yes` 
にして、KoboRoot.tgzを作り直す。やり方は「Kobo Patch Generatorからの変更(FW3.3.0)」参照。
(このパッチ、最新版に含まれたので、追記の必要はなくなった。)

実際にやってみたが、Dyslexie と OpenDyslexic だけはなぜか消えなかった。
自分で追加したフォントは欧文フォント・和文フォントともにリストに残る。
欧文フォントが邪魔くさい人向け。付属の欧文フォントを使う人には不要なパッチ。

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FW3.3.0をちょっと触ってみた感じ。
プチフリーズがあるとか言われているが、それは自炊本? pdfとかcbrの話? そういう情報も出して欲しいところ。kepubの文章を読むかぎり、そんなことはないと思うが。
なので、個人的にはとくに問題なし。

以下、基本kepubの話。自炊本はわからない。

ちょっと気になるのは、
・電源onして起動直後、本を開くのにちょっと時間がかかる。とくにGloは待たされる。ただ、1冊本を開けば、あとはどの本でもスムーズに開ける。読まないときはスリープにしておけってことか。
電源入れて起動した直後は、タップの後、少し待つ余裕が必要。

・本を開いた状態からホームボタンをタップした時も、少し待たされる場合がある(Glo)。これは本によるようだ。

・screenshotが撮れない。読書には不要だが。

・3.2.0から追加された、ページをまたいでのテクスト選択は、3.3.0でも和書ではまだ使い物にならない。

・タッチの反応は、3.2.0がちょっと敏感すぎる感じがしたが、そのせいもあってか、しっかりタップしたほうがいいかな。

タッチの反応が鈍めになったこと関係あるのかどうかわからないが、逆に、
・ピンチ操作によるフォントの大きさ変更が少しましになった。以前はほとんど使い物にならなかったので、少し進歩。これはAuraのみ。(人差し指と親指を同時にスクリーンにあて、指の間隔を大きくしたり小さくしたりすると、円の中に変更後の大きさのフォントが見える。)

・同じように、テクスト選択(辞書、コメント、ハイライト)のハンドルの操作が少ししやすくなった気がする。

・ヘッダ/フッタの表示offで、洋書はかなり見やすくなるが、和書はだめ。
というか、Kobo日本発売以来、和書の行間・余白の調節はできないまま放置、っていうのは、日本語関連の開発、やる気ないでしょ、楽天。(kindleは3段階とはいえ、行間・余白の調節が可能)

・フォントの詳細設定(要パッチ)、「フォントの鮮明さ」の項目は消えたまま。3.2.0と変わらず。ただし、Kobo eReader.confの書き換えで「鮮明さ」の調整はできる。

・パッチなしでも、てっとりばやくフォントの太さ・鮮明さの調節が可能に(「Kobo:パッチなしで手っ取り早くフォントを見やすくする方法(FW3.3.0)」参照)。

とりあえず、こんな感じ。

ひさしぶりにGloを使ってみたが、やはりGloはページをめくっていると、フォントのぼやけ・かすれが気になってくる。その点、Auraはほとんど気にならないので、やはり優秀。

FWがアップデートされても、和書関連の改善がほとんど見られないのはいつものこと。それは諦めているが、洋書に関してはいいことがあったりするので、とりあえずアップデートすることにしている。

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