ドイツ語多読本:Jochen Mariss / Dorothee Böhlke: Paula und die Wortschätzchen
本好きの女の子の話だが、主役はどっちかというと、そのおばあちゃんのほう。
タイトルにある"Wortschätzchen"だが、Wortschatzはふつう「語彙」の意味。
"Wort"=言葉と"Schatz"=宝物、さらに親しみを込めて呼ぶ時に使う"chen"(赤ずきんちゃん=Rotkäppchenなんかの"chen")をつけて、主人公のPaulaは本を"Wortschätzchen"と呼ぶ。そんな本好きなPaulaが、本の苦手なおばあちゃんの家に行くことになった話。
アマゾンにないので、リンクは紀伊国屋。
Jochen Mariss / Dorothee Böhlke: Paula und die Wortschätzchen
2227語
Paulaには本好きなおばあちゃんと本嫌いなおばあちゃんがいて、本嫌いなおばあちゃんのところに行かなければならなくなって、つけた条件が一つ。寝る前に本を読んでくれること。最初おぼあちゃんは嫌がっているようだったが、一ページだけならということで話が落ち着く。
で、ベットに入り、本を読んでもらうと、文の途中だろうがお構いなしに、一ページで本を閉じてしまうおばあちゃん。それもとても読むのが下手くそ。
それでも毎晩本を読んでもらっているうちに、ひょっとして今のはページをめくった音・・・?みたいなことも起こって、最初はいやいやながら本を読み聞かせていたおばあちゃん、どんどん本にはまっていって・・・。
という、主人公のPaulaより、おばあちゃんの中で大きくドラマが展開する、そんな物語。
6歳以上対象、30ページくらいで2000語以上。絵本としては文字が多めと思ったほうがいい。
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