ドイツ語多読本:Ole Könnecke: Anton und das Weihnachtsgeschenk
Ole KönneckeのAntonシリーズ(前の記事はこことここ)。季節外れだがクリスマスの話。
そのせいか、コミカルな面は影を潜め、ちょっと趣が違っているAntonの話。
Anton und das Weihnachtsgeschenk
897語
宙を舞うサンタクロースのソリ、その後部だけ右上に見える表紙、Antonは箱を手にソリを見上げておいける・・・。
箱を落としたよ、とソリを追いかけて、森を、空を、川を、雪原を駆けていくAnton、その旅。
AntonシリーズはAntonをはじめ人物の行動がメインで、背景は真っ白なままだが、この本だけは森や山や空など、背景も描かれ色もついている。コミックっぽい絵柄が特徴のAntonシリーズだが、意外に雰囲気のある風景が描かれていて、叙情的な雰囲気もある。
Antonシリーズの他の本より、ページ数も多いし、ページあたりの語数も多いので、特別なクリスマス仕様なのかも。
最後までサンタクロース自身は現れず、Antonが何をもらったのかも語られない、というところもいいかも。
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