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2014年4月

2014年4月29日 (火)

Kobo:Kobo Patch Generatorからの変更(FW3.3.0) 手順は簡単になったはず

元々はロシアの人のKobo Patch Generatorだが、ここのところずっと、FWの更新に即座に対応してパッチをあげるのはmobilereadのスレッドの人たち。FW3.1.xのパッチもそうだった。

で、FW3.3.0になって、Adobeのレンダリング・エンジンに関する部分がnickelから分離されたらしく、libnickel.so.1.0.0だけでなく、librmsdk.so.1.0.0にもパッチをあてる必要が出てきた。それで、やり方に変更が生じた。一応メモ。

とはいっても、これまでのkpg.confが2つに分かれただけで、パッチの内容は変わらない。

(分離されたのは、kepubではなくepub関連部分。だから、kepubの和書が読めればいいのなら、これまで通りkpg.exeを使っても問題ないはず。ただし、Koboストア以外のepubの本、もしくはKoboストアのAdobe DRMの洋書を読む場合は、パッチはあてたほうがいい。)

まあ、でも、やり方はlibnickel.so.1.0.0を自分で取り出す作業が省かれたので、楽になったはず。

http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=238175 の最初のポスト参照

1. 上記リンクから、patch_kobo_34.zip をダウンロード・解凍
2. "patch_kobo_330"というフォルダができているはず。そのなかの"3.3.0_source"にパッチあり。
 3.3.0_source/libnickel.so.1.0.0.patch
 3.3.0_source/librmsdk.so.1.0.0.patch
 この2つを編集。(kpg.confと中身は同じ。librmsdk.so.1.0.0.patchは変更しなくていい)
3. 同じ 3.3.0_source フォルダに、ファームウェア(kobo-update-3.3.0.zip)をコピーする。解凍しないこと
4. Windowsは、3.3.0.batを実行(ダブルクリック)。Linux/Macの場合は、3.3.0.shを実行。
5. "3.3.0_target"フォルダに、KoboRoot.tgz ができている。

あとは、いつものアップデートの手順で、KoboRoot.tgzを、Koboの.koboフォルダにコピー・再起動。


パッチの余白や行間の部分は和書には関係ないので(和書は余白も行間も変えられない)、和書が読めればいい人は無視してかまわない。洋書を読む人は有効にすると快適。

和書でも設定したほうがいいのは(libnickel.so.1.0.0.patch)、
・Custom reading footer style
 → フッタ(下部余白部分)の無効・もしくは縮小
・Freedom to advanced fonts control
 → フォント詳細設定の有効化。フォントの太さを変えられる
・Brightness fine control
 → ライトの増減を1%単位にする
・Search in Library by default
 → 検索場所のデフォルトをストアから端末内ライブラリにする(好みで)
・Wi-Fi insomnia
 → Wi-Fiの自動切断を無効に。telnetを使う人向けか。telnetでログイン中にWi-Fiが切断されると煩わしいから。
こんなところか。

パッチを全部なくして、元のlibnickel.so.1.0.0、librmsdk.so.1.0.0に戻したいときは、patchの項目を全部 `no`にして、KoboRoot.tgzを作りなおせばよいとのこと。

kpg.exeはもう使わないから、Kobo Patch Generatorとは呼べないか。


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2014年4月27日 (日)

Kobo:パッチなしで手っ取り早くフォントを見やすくする方法(FW3.3.0)

Kobo Patch Generatorのパッチなしでフォントの太さを変更する方法。
FW3.3.0用。

それ以前のFWでできるかどうかは不明。また、日本の現行FW3.1.0では「ドキュメントデフォルト/モリサワリュウミン」のフォントの太さの調節はパッチをあててもできない(他のフォントはOK)。


◎やり方
Koboの ".kobo/Kobo/Kobo eReader.conf" を編集するだけでよい。

".kobo/Kobo/Kobo eReader.conf”をエディタで開く。(改行コードLFのエディタで)

[Reading] というセクションを探す。そこに以下のように追加。
たとえば、「ドキュメントデフォルト」のフォントだったら、

readingFontWeight\default=0.52

数値を変えれば、太さが変わる。0.52だと、ボールドフォント並みの太さになるので注意。まあ、わかりやすく確認するため。

同じように「鮮明さ」の調節もできる。

readingFontSharpness\default=-0.02

(追記:これだと「太さ」「鮮明さ」のデフォルト設定になって、すべてのフォントに適応されるのかもしれない。それだと不都合な場合は、フォント毎に設定したほうがいいのかも。)


以前のFWでは、
readingFontWeight\default=@Variant(\0\0\0\x87>.\x14{)
こんなふうに書いていたが、3.3.0ではわかりやすい数値になって、編集しやすくなった。

KoKinMinchoなら、
[Reading]
readingFontSharpness\KoKinMincho=-0.02
readingFontWeight\KoKinMincho=0.16

とか、こんな感じで。

もちろんパッチをあてていないので、「フォント詳細設定」の画面(Kobo:フォントを見やすくする3つの方法(まとめ)の画像参照)で、フォントを見くらべながらの調整はできない。PCにつないでファイルを編集して、Kobo起動して確認するという作業をいちいちする必要がある。が、パッチあてるのが面倒な人はこれで十分かも。


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2014年4月25日 (金)

Kobo: FW3.3.0 Kobo Patch Generator、nickel-hacksなど

Kobo Patch Generatorのパッチはさっそく3.3.0に対応したようなので、Kobo AuraもFW3.3.0にアップデートした。

◎Kobo Patch Generator 3.3.0用
(変更があったので、「Kobo Patch Generatorからの変更(FW3.3.0) 手順は簡単になったはず」参照。下に書かれているものはもうダウンロードできない。新しい記事参照)

http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=238175
やり方はいつもと同じ:
・上記リンクから、kpg_conf_330.zip をダウンロード・解凍。kpg.confを自分の好みに編集。
・上記ページのリンクから、mz_koboreaderpatch_12.exe(7zの自己解凍型書庫)をダウンロード・解凍。その中の kpg.exe のみ利用する。
・FW3.3.0(obo-update-3.3.0.zip)をダウンロード・解凍。その中のKoboRoot.tgzをさらに解凍して、中の usr/local/Kobo/libnickel.so.1.0.0 のみ取り出す。
・最後に、kpg.conf、kpg.exe、libnickel.so.1.0.0 の3ファイルを同じフォルダに置いて、kpg.exe を実行。
・できあがったKoboRoot.tgzを、PCにつないだKoboの、".kobo"フォルダにコピー。ケーブルを抜いて、再起動。

これでフォントやら下部余白やらの調整ができるようになる。前に書いた「Kobo:フォントを見やすくする3つの方法(まとめ)」のページの画像なんかを参照。

前記事(「Kobo: FW3.3.0アップデート」)に書いたように、新機能のヘッダ・フッタ表示のoffは和書ではあまり具合がよくないので、けっきょくKPGでヘッダを処理したほうが見やすい画面になるという結論。洋書ならいいんだけど。

◎nickel-hacks(以前の記事「Kobo: nickel-hacks-20140206 フォントや検索のカスタマイズ」参照)
試したみたかぎりでは、
◯ enable-advanced-font-settings-20140206 はOK

あとは動かないようだ。
☓custom-doforce-localsearch-20140206
 変化なし
☓cument-default-font-20140206 
 ホームから本が開けなくなる
☓fine-control-zoom-slider-20140207
 画像ビューアが起動しない。Koboが再起動したりと変な挙動

◎パスロック(passlock-131026)(「Kobo: CFWなしでもパスワードロック機能は欲しいとき」)も動かない。

◎カスタム・スクリーンセーバー(「Kobo: カスタム・スクリーンセーバーにしてみる(FW3.1.1/3.2.0)」は試していない。


/etc/init.d/rcSが3.2.0からまた変わっているようで、もしenable-advanced-font-settings-20140206をCFWなしで使いたいなら(というか、3.3.0用CFWは今のところないはず)、rcSはFW3.3.0から取り出して変更する必要あり。

個人的にはもうCFWは使わないんだけど、rcSが変わったので、3.2.0用のCFWそのまま適用すると、koboが起動しなくなるかもしれないので注意。


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2014年4月23日 (水)

Kobo: FW3.3.0アップデート(少し追記)

ファームウェアのアップデート、3.3.0

ダウンロードは
http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=2815294&postcount=849
スレッドのトップにはまだ記載されていない。(その後、記載された。http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=185660

3.3.0の更新内容
http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=2815222&postcount=17参照
英語の読み取りが間違っていなければ、

・本を読み終わると、とくにタップしなくても本棚のリスト表示が現れる(本当か?)
・Kobo Touchでの「〇〇%既読」の表示が直った
・しおりを挟むのにとくにタップの必要がなくなった。変なページに飛ばなくなった。
・ライトが1%でもつくようになった(?)
・コレクションの並べ替え、config fileにオプションの記載がないときは、名前でソート。
・新しくコメントをつけるとき、最初の文字はすでにShiftが押されている(大文字に)。
・スリープ・電源off時のフラッシュ(反転、リフレッシュ?)はなくなり、代わりにブラックスクリーンになった。

こんな感じ? 正確には原文見てください。

最近ほんとんど使っていないGloのほうで試してみた。
デバイス情報をみると、
3.3.0 (8eb9c1f8b2, 2014/04/17)
となっている。

まだちゃんと使っていないので、すでに指摘されている新(隠し)機能だけ。
http://www.lesen.net/forum/ebook-reader/kobo/14971-firmware-3-3-0/?s=ac6b07a5bb28469778c424be0d75e0f4dfe049da#post218123
からの情報(ドイツ語)

◎ヘッダとフッタの表示をオフにできるようになった
やり方は、".kobo/Kobo/Kobo eReader.conf" に以下の追記を

[FeatureSettings]
FullScreenReading=true

すると、「設定」→「読書設定」に、「ページレイアウト」の項目が追加されて、
「ヘッダー、フッターを表示」が現れる。チェックをはずすと表示されなくなる。

和書の場合はフッタの"〜%既読"の文字が消え、ほんの少しだけ余白が小さくなる。

和書の場合は、余白や行間がいまだに調整できないというダメっぷりを放置したままなので、たいしてありがたさは感じられないかもしれない。

が、洋書の場合は効果絶大。これまでずっとkepubの無意味にでかいヘッダとフッタ部分の調節ができなかったから、Kobo Patch Generatorのパッチに頼っていたわけで。それにKPGでもヘッダは変えられなかった。
Kindleの余白・行間の調整は3段階しかないし、それに比べたらもともとKoboはずっと柔軟に設定できる。今回の隠し機能でようやく、あのじゃまくさいヘッダもなんとかできるようになって、ほんとうにすっきり(洋書)。

(あらためて見てみたら、洋書はかなりいいんだけど、和書はどうもいまいち。ヘッダ・フッタの表示をオフにすると、左右の余白が大きくなるような。それから、Kobo Patch Generatorの3.3.0対応パッチがあがっていたので較べてみたら、フッタはKPGを使ったようが小さくできる。
和書はやはり、洋書の見た目・レイアウト調整がすぐれているだけに、残念な気持ちになる。)


はやく和書も余白・行間の調節ができるようにしてほしいもの。だれもあの無意味にでかい上下余白が気にならないのかねえ。
メインターゲットはスマホやらタブレットやらのアプリ・ユーザーで、専用端末に力を入れるつもりはないんだろうけど。

もう少しいじってみて気がついたことがあったら、またいずれ。


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2014年4月21日 (月)

ドイツ語多読本:やさしめの絵本 Erwin Moser: Boris der Katerシリーズ Bd.2 Der Elefant / Bd.3 Die Schatzkammer

Erwin MoserのBoris der Katerシリーズ(Bd.1Bd.4)の続き

季節が夏の話、9話。


Erwin Moser: Boris der Kater - Der Elefant

862語

いつものように1ページに絵がひとつ、文章が2、3行で、1話6ページ、100語程度と、話も短くとてもわかりやすいので、多読向き。

第1話のハンモックの話がちょっと意表をついて、おもしろかった。


続いて第3巻。季節は秋、8話。

Erwin Moser: Boris der Kater - Die Schatzkammer

832語

絵を見るとはだいたいわかるし、話は単純で、ストーリーを追いやすいので、このくらいの本がたくさんあると、多読にはいいんだが。

今年の秋、来年2015年の春に続刊あり。


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2014年4月19日 (土)

Kobo: カスタム・スクリーンセーバーにしてみる(FW3.1.1/3.2.0)

CFWを使って海外の人がスクリーンセーバーの変更なんかしている様子。
http://minutodroid.blogspot.com.br/2014/04/
これはポルトガル語か?
あと、スクリーン・ロックも。

3.2.0では、うまくいかないらしく、mobilereadにアドバイスを求めたみたい。
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=237666
にあげられた、screen-refreschとやらを仕込んで、3.2.0でもいけるようになったらしい。

興味は、ちょっと解像度が違うKobo Aura(3.2.0)でもいけるのかどうか。

試しにインストールする前に、telnetでpng2rawで画像を表示させてみると、
 png2raw: warning: width is mismatch: 1024 != 758
 ioctl status=-1
 png2raw: error: ioctl fb_update failed
というエラーだが、スクリプトの通りに
 echo 0 > /sys/class/graphics/fb0/rotate
 screen-refresh
してみると、画像が表示された。

これならだいじょうぶだろうと、インストール。

Screensaver_kobo_glo_320_v01.zipを解凍して、KoboRoot.tgzをPCにつないだKoboの.koboフォルダにコピー、再起動。

あとは、PCにつないだKoboのルートに、".papelcustom"フォルダ作成。さらにその下に、
"suspend"と"poweroff"フォルダを作成。
".papelcustom/suspend" にはスリープ時の画像を
".papelcustom/poweroff" には電源off時の画像を入れる。
画像は758x1024のpng。

あと、".papelcustom/suspend/"もしくは".papelcustom/poweroff/"にrandom.txtというファイルを置いてやると、画像の表示の順番がランダムになるようだ。
それから、同じようにdisable.txtを置くと、カスタム・スクリーンセーバーがoffになる。

スクリーンセーバーに本の表紙を使っていると、表紙が一瞬表示されてからカスタムの画像に切り替わるので、本の表紙はオフにしておいたほうがいいかもしれない。

http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=237888
によると、近々FWのアップデート(3.3?)があるらしいので、すぐ使えなくなるかもしれないが。


Kobo_ss


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2014年4月17日 (木)

ドイツ語多読本:Frauke Scheunemann:Winston - Ein Kater in geheimer Mission

"Deutscher Katzen-Krimi-Preis"(2013)の受賞作。
「ネコ・ミステリー賞」なんて、ちょっと不思議な賞。ネコ・ミステリーってジャンルあるのか?
まあ、猫好きな人が多いってことなんだろう。
http://katerpaul.wordpress.com/deutscher-katzen-krimi-preis/

残念ながら日本の書店ではebook版は買えない。ebook.deなどのドイツの書店からepub版を。ドイツ・アマゾンのkindle版は日本から買えないので。

Frauke Scheunemann: Winston - Ein Kater in geheimer Mission
Winston01

48000語

紙の本はこちら(アマゾン)
Winston - Ein Kater in geheimer Mission

11歳以上対象の児童書。文章はやさしく、するする読める。とはいっても、5万語近くあるので、ちょっと本格的に長めの本に挑戦してみたい人向き。

表紙の黒猫が主人公のWinston Churchill。偉そうな名前のブリティッシュ・ショートヘアのオス猫。
物理学教授の家に住む家猫で、ほとんど外に出たことがない。ちょっと気位が高く、猫缶なんか食べない。
話は猫のWinstonの視点から語られていく。

事件の発端は、Winstonもお気に入りの家政婦さんが結婚退職、代わりにその妹のAnnaが家の世話をすることになったこと。ある日、夜も遅くにAnnaが娘のKiraを連れて教授の家にやって来る。いっしょに暮らしているボーイフレンドとゴタゴタがあって飛び出したが、行く宛もなく教授の家にやって来たとのこと。どうもそのボーイフレンドに脅されているらしいのだが、警察には連絡したくないらしい・・・。

そこに事件の匂いを嗅ぎとった娘のKiraとWinstonが調査に乗り出す、というストーリー。児童書なので、やはり子供のKiraとネコが主役になる。

で、さらにひねりが加えられているのは、落雷の衝撃で、なんとネコのWinstonと人間のKiraの体が入れ替わってしまうこと。

結果、家猫でほとんど外に出たこともないWinstonがKiraとして学校へ行くことになってしまったり・・・。

そんな、いったいどうなる??的展開とともに、児童書の定番とも言える、転校してどうやって友達を作るか、クラスのいじめっ子グループにどう対応するかなんて問題も描きつつ、ネコのWinston的には、裏庭で会った美人のメス猫とどう仲よくなるか、なんて問題も持ちがあったりという展開。

もちろん、体の入れ替わりで面倒なことも起きるが、逆に人とネコが入れ替わることで、かえってうまく事が運んだりもするわけで、そのあたりが読ませどころ。

続編も出ているので、人気作なのかもしれない。
Winston - Agent auf leisen Pfoten

(リンクはアマゾンの紙の本)

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2014年4月15日 (火)

Kindle Paperwhite 新モデル(2013): アップデート(5.4.3.1)後もJailbreak生き延びる

Kindle Paperwhiteアップデート。更新内容は不明。
ヴァージョン番号から見て、機能追加はなく、バグかセキュリティ関連のフィックスか。

新モデル(2013) ー 5.4.3.1 
旧モデル(2012) ー 5.4.4.1 

Jailbreakは生き残った。jailbreakしている人はアップデートしてだいじょうぶ。
ただし、
・MKK
・Font Hack
・Screensaver Hack
は、再インストールの必要あり。
KUALのextensionsはそのままでOK。
あと、ブログでは紹介していないが、USBNetworkも使える(一応再インストールした)。

旧モデルはjailbreakしていないので不明だが、いけそうな雰囲気。


あと、jailbreak、Font Hackなど、最近アップデートがあったので、Jailbreakまとめページを修正した。
Font Hackは、フォントのoverride(フォント入れ替えに使っている機能)でクラッシュするバグを直したそうだ。


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2014年4月13日 (日)

ドイツ語多読本:Axel Scheffler: Pip und Posy シリーズ もうひとつ

多読向きのPip und Posyシリーズ、1回目2回目に続き、もう一回。


Axel Scheffler: Pip und Posy. Die kleine Pfütze

125語

Pfützeは「水たまり」みたいな意味だが、表紙を見ればわかるが、お漏らしの跡。

雨の日、Posyの家に遊びに行って、いっしょに遊ぶPip。遊ぶのに夢中で、おしっこを漏らしてしまう。
いつもの、"Oh weh!"な事態。誰にでもあることよ、ってかいがいしく世話するPosyがほほえましい。
そして最後は”Hurra!"で締めくくるのが、このシリーズのパターン。

2歳くらいが対象だが、とてもわかりやすい絵本なので、多読用に最適。

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2014年4月11日 (金)

ドイツ語多読本:Ole Könnecke: Anton und das Weihnachtsgeschenk

Ole KönneckeのAntonシリーズ(前の記事はここここ)。季節外れだがクリスマスの話。

そのせいか、コミカルな面は影を潜め、ちょっと趣が違っているAntonの話。


Anton und das Weihnachtsgeschenk

897語

宙を舞うサンタクロースのソリ、その後部だけ右上に見える表紙、Antonは箱を手にソリを見上げておいける・・・。
箱を落としたよ、とソリを追いかけて、森を、空を、川を、雪原を駆けていくAnton、その旅。

AntonシリーズはAntonをはじめ人物の行動がメインで、背景は真っ白なままだが、この本だけは森や山や空など、背景も描かれ色もついている。コミックっぽい絵柄が特徴のAntonシリーズだが、意外に雰囲気のある風景が描かれていて、叙情的な雰囲気もある。

Antonシリーズの他の本より、ページ数も多いし、ページあたりの語数も多いので、特別なクリスマス仕様なのかも。

最後までサンタクロース自身は現れず、Antonが何をもらったのかも語られない、というところもいいかも。

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2014年4月 9日 (水)

ドイツ語多読本:Tracey Corderoy / Steven Lenton: SchuFti VerduFti und MOPSFINGER Sam (Langenscheidt PiNGPONG 3+)

Langenscheidt PiNGPONGの3+(前の記事はこことかここ)、3歳以上の絵本

Tracey Corderoy / Steven Lenton: SchuFti VerduFti und MOPSFINGER SAM

584語

表紙の二人組の泥棒、どこに忍び込んでも失敗ばかり。それで一計をめぐらす。お隣さんをパーティに招待して、その間に盗みを働こう、と。パーティの準備でケーキやらドーナッツやらを作って、さあその当日。ところが、その目論見も招待客にばれてしまって・・・。

表紙だけではわからないが、本の中は基調となる色がページごとに変わってとてもカラフル。登場するいろいろな種類の犬は愛嬌があるし、ケーキ類も彩り鮮やかに楽しく、街並みもかわいらしい。表紙から予想したよりもずっと楽しい絵柄。

文章は韻を踏もうとしてか、ちょっと変わった単語が使われていたり、語順が変わっていたりして、少しむずかしめな感じだが、絵でなんとなく話しの筋はわかるかな。

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2014年4月 7日 (月)

ドイツ語多読本:Axel Scheffler: Pip und Posy シリーズ 続き

絵と文がわかりやすく、多読向きの絵本、Pip und Posyシリーズ、続き。
前の記事はここ


Axel Scheffler: Pip und Posy. Der tolle Roller

146語

キックボードに乗ってご機嫌のPip。すいすい走っていると、公園で会ったPosyに会う。キックボードを見せると、私も乗りたいとPosyに取られてしまう。それでPipはご機嫌斜め。すると・・・。
いつものパターンで、"Oh weh!"なことがあり、最後は”Hurra!"で終わる安心展開。


Pip und Posy. Das Gruselmonster

205語

秋の雨の日、Posyは家でケーキを焼くことに。オーブンに入れて焼きあがるのを待っていると、窓に大きくて毛むくじゃらの手が見える。そして、ドアをノックする音・・・。怪物だ!! もちろんそれは着ぐるみを着たPipで・・・。


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2014年4月 5日 (土)

Kobo Patch Generatorの本家版 version12

Koboのフォント関連その他のカスタマイズKobo Patch Generator、本家のロシアの人のアップデート mz_koboreaderpatch_12。
いまさらだが、FW3.2.0に対応だそうだ。

追加されたパッチがあるようだ。
`Set Wikipedia language`ってやつ。
でもおそらくこれはロシア語対策。英語やドイツ語、日本語の本ではこのパッチなしでも、それぞれの言語のWikipediaに飛ぶので。Koboが対応していない言語の場合に役に立つパッチなのだろう。

あと、和書しか読まない人には、本家版にしかない`Remove system fonts in Reader list`はうれしいかもしれない。フォント選択のリストにシステムフォントが出ないようにするやつ。欧文フォントがリストされなくなる。

http://www.mobileread.com/forums/showpost.php?p=2802340&postcount=42
のリンクをたどっていって、一番下あたりからダウンロードできる。mz_koboreaderpatch_12を探す。7zの自己解凍型なので、exeを実行しなくてもツールで解凍できる。

解凍すると、FW2.6.1 / 2.8.1 / 2.10.0 / 3.0.0 / 3.0.1 / 3.2.0 は含まれているが、日本の現行FW3.1.0 や 3.1.1はあっさり無視されているので、そのつもりで。


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2014年4月 4日 (金)

ドイツ語多読本:Emma Dodd: Papa hat dich lieb (Langenscheidt PiNGPONG 1+)

Langenscheidt PiNGPONG シリーズから、1冊やさしい絵本

PiNGPONG 1+の以前の記事はここ


Emma Dodd: Papa hat dich lieb

117語

おとうさん・おかあさんに見守られている安心感が売り物のこのシリーズ。シロクマのパパといっしょ。
単純な絵柄でありつつも、場面ごとに表情が変わって、単純な線と点でも豊かな表現。

文章が短く、すぐ読み終えられるので、多読にもいいはず。

出版社のページで、少し中が見られる → ここから


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2014年4月 2日 (水)

Kindle Paperwhite:フロントライトを完全に消す方法 機能拡張版(要Jailbreak)

Kindleのフロントライトを完全Offにする方法は前にも紹介したが、その機能拡張版。

追加されたのは、
1. Kindle Paperwhite新モデルサポート(前に紹介したやつでもできるんだが)
2. power-on時以外でも、自分で設定した数値以下にすると(メニューのスライダーで)、ライトをOffにできる
3. power-on時に、設定した秒数だけライトをつける(真っ暗なところで読む場合を想定して)
4. 一日の時間帯に応じて、ライトの明るさをそれぞれ設定できる
ということらしい。

こっちのほうがKUALのメニューがすっきりするのと、power-on時以外でも、メニューのスライダーだけで(KUALを起動しなくても)ライトをOffにできるので、こっちにした。
ただ、上記の3. と4. については、興味がないので確認していない。

当然、
・jailbreak済み
・MKKインストール済み(最近のjailbreakにはMKKが含まれているので別途インストール不要)
・KUALインストール済み
であることが条件。(jailbreakのまとめページ参照。最新情報は「Kindle:jailbreak方法(5.7.x - 5.8.1)その1 準備編」以下にある。


インストール
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=236491
から、
1. frontlightmaster.zip をダウンロード
2. それをPCにつないだKindleの extensions フォルダに解凍(frontlightmaster というフォルダができる)
 もしくはPCで解凍して、frontlightmasterフォルダをKindleのextensionsフォルダの中にコピー
3. 必要に応じて、frontmaster/bin/config.sh を編集
 フロントライトをOffにする数値(0以外にも設定できる)、スリープからの復帰時に何秒間ライトをつけるか、時間帯毎のライト設定のスケジュール、ログの設定などができる(改行コードLFのエディタを使う。WindowsやMacの改行コードだとまずいらしいので。)
4. KUALを起動。”Front Light"の項目が追加されているはず

KUALの見た目はこうなる
Frontlightmaster01
上から4番目に「Front Light▽」
ここに設定項目がまとめられて、KUALのトップ画面がすっきり

これをタップすると
Frontlightmaster02

"auto-control"ってのは、時間帯でライトの設定するやつか? 使う予定もないので未確認。
詳しくは、readme.txtと、frontlightmaster/bin/config.sh参照

KUALはなくても使えるが、sshでKindleにログインしてスクリプトを実行する、みたいなことになる。素直にMKKとKUALをインストールしたほうがいい。たいした手間でもないし。

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