Kobo:Kobo Patch Generatorからの変更(FW3.3.0) 手順は簡単になったはず
元々はロシアの人のKobo Patch Generatorだが、ここのところずっと、FWの更新に即座に対応してパッチをあげるのはmobilereadのスレッドの人たち。FW3.1.xのパッチもそうだった。
で、FW3.3.0になって、Adobeのレンダリング・エンジンに関する部分がnickelから分離されたらしく、libnickel.so.1.0.0だけでなく、librmsdk.so.1.0.0にもパッチをあてる必要が出てきた。それで、やり方に変更が生じた。一応メモ。
とはいっても、これまでのkpg.confが2つに分かれただけで、パッチの内容は変わらない。
(分離されたのは、kepubではなくepub関連部分。だから、kepubの和書が読めればいいのなら、これまで通りkpg.exeを使っても問題ないはず。ただし、Koboストア以外のepubの本、もしくはKoboストアのAdobe DRMの洋書を読む場合は、パッチはあてたほうがいい。)
まあ、でも、やり方はlibnickel.so.1.0.0を自分で取り出す作業が省かれたので、楽になったはず。
http://www.mobileread.com/forums/showthread.php?t=238175 の最初のポスト参照
1. 上記リンクから、patch_kobo_34.zip をダウンロード・解凍
2. "patch_kobo_330"というフォルダができているはず。そのなかの"3.3.0_source"にパッチあり。
3.3.0_source/libnickel.so.1.0.0.patch
3.3.0_source/librmsdk.so.1.0.0.patch
この2つを編集。(kpg.confと中身は同じ。librmsdk.so.1.0.0.patchは変更しなくていい)
3. 同じ 3.3.0_source フォルダに、ファームウェア(kobo-update-3.3.0.zip)をコピーする。解凍しないこと。
4. Windowsは、3.3.0.batを実行(ダブルクリック)。Linux/Macの場合は、3.3.0.shを実行。
5. "3.3.0_target"フォルダに、KoboRoot.tgz ができている。
あとは、いつものアップデートの手順で、KoboRoot.tgzを、Koboの.koboフォルダにコピー・再起動。
パッチの余白や行間の部分は和書には関係ないので(和書は余白も行間も変えられない)、和書が読めればいい人は無視してかまわない。洋書を読む人は有効にすると快適。
和書でも設定したほうがいいのは(libnickel.so.1.0.0.patch)、
・Custom reading footer style
→ フッタ(下部余白部分)の無効・もしくは縮小
・Freedom to advanced fonts control
→ フォント詳細設定の有効化。フォントの太さを変えられる
・Brightness fine control
→ ライトの増減を1%単位にする
・Search in Library by default
→ 検索場所のデフォルトをストアから端末内ライブラリにする(好みで)
・Wi-Fi insomnia
→ Wi-Fiの自動切断を無効に。telnetを使う人向けか。telnetでログイン中にWi-Fiが切断されると煩わしいから。
こんなところか。
パッチを全部なくして、元のlibnickel.so.1.0.0、librmsdk.so.1.0.0に戻したいときは、patchの項目を全部 `no`にして、KoboRoot.tgzを作りなおせばよいとのこと。
kpg.exeはもう使わないから、Kobo Patch Generatorとは呼べないか。
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